見出し画像

伊勢根付職人 梶浦明日香の『手のひらの幸せ』

受賞のご報告

 
この度私たち凛九は
『第1回日本和文化グランプリ 特別賞』を受賞いたしました。




日本和文化グランプリとは?
和文化に携わる国内の企業・団体・個人(国籍居住地問わず)を対象に、日本が誇る優れた作品(プロダクト)を顕彰するアワードイベントです。


錚々たる審査委員の方々と、ノミネートされた素晴らしい作りてと作品の数々。
その中で凛九という職人活動自体をどう評価されるのかドキドキドキドキしながら、応募させて頂きました。
まさか特別賞の栄誉を賜るとは!!
嬉しくて、嬉しくて、みんなで叫んじゃいました。

ご協力頂いた皆様、
凛九をいつも応援してくださる皆様には改めて心より感謝を申し上げます。


これまでの経歴を評価しての受賞。
本当に皆様のおかげの受賞です。





「日本和文化振興プロジェクト」HP




・・・・・


受賞評価。
こちらにもあるように、
本来なら該当しないはずの応募だったんです。

コロナで展示も販売も会場に来てもらうことすら悩ましい中で、
何も身動きがとれない中で、
それでもこの伝統工芸の灯を絶やすものかと動きたかった。
コロナ禍で家の中でもできることといえば、
とにかく知ってもらうこと。
ブログやclubhouse、FBを中心に
あれやこれやと発信してきました。

その中で、知った日本和文化グランプリ。
こちらの錚々たるグランプリの審査員さんたちにも
私たちの活動のことを知ってもらいたい。
前例のないこうした凛九のような活動は、
知ってもらうことでしか未来はないと応募したのでした。

前例がないものは、なかなか評価してもらう場所がないんです。

どうしても活動費がなくて、困って、
産業支援関係、省庁関係のところに相談に行ったり、補助金に応募しても、
前例がないから、該当者ではないからとなかなか相手にされない日々でした。
前例がない挑戦をするってこういうことなんだ。
人は、想像の範囲内のことしか評価できないんだと知った日々。
だからこそ、どうにかして知ってもらわなくちゃ私たちに活動に先はない。

そう考えての、知ってもらうための活動としての応募でした。


今は、アーティストが評価されがちで、個性的な作品を評価する場所は多くあるのですが、
私たちは作家ではなく職人なんです。
新しいもの斬新なものを作ることが目的なのではなく、
身近に使えるもの、使いたくなるものを作ることが職人の仕事。

現代にあった、この技やアイディアがすごいと言われる品物を作ることも大切だけれど
既存のものを受け継いで、ちゃんと作ることもすごく大切。
その、既存のものを大切に受け継ぐよっていうグループが凛九なんです。
その上で、新しい挑戦をする人、職人として製品を作り続ける人それぞれですが、
これまで先人たちが繋いできてくれたものを
ちゃんと作るよ守っていくよっていうものを評価してくれる場所ってなかなかないんです。
だって、製品だもの。
だから、職人ってなかなか評価される場所が少ないんです。


だからね、私たちは作ったものを変えるんじゃなくて、
作った過程や見せ方をグループを作って発信したの。
そんな人たちはいなかったから。
物が新しいのではなく、その魅せ方がこれまでなかったんです。
職人って素敵でしょ?
ってみんなで伝えることが、結果的に自分達個人の仕事を助け、
さらには未来の職人を守ることにも繋がるから。

今回の受賞は、
その活動の挑戦を評価してもらえたことが、
とても嬉しかったんです。
凛九はただ作るだけではないんです。
横の連携で助け合って、補い合って、
みんなをより素敵に発信する。
その思いや過程、行動にこそ、
伝統工芸を未来へつなぐ答えがあるんじゃないかなあ。

これまでと同じ、新しい製品を斬新な製品を作ることだけが挑戦じゃないよね?



変えられるものは、何も製品・作品だけじゃない。
職人という文化を隠すのではなく発信する。
孤独で厳しいイメージの職人を、もっと多様性のあるものにする。

私たちの挑戦が評価してもらえたこの受賞は
すごくすごく大きな一歩になるような気がします。



そして、何より受賞できて嬉しかったのは、
これまでお金のない私たちのために
なんとかしてあげようと動いてくださっていた方々が
「応援してきてよかった。」
「自分の目に狂いはなかった。この活動は必要な活動なんだと自信になった。」
と、喜んでくださったこと。

ずっと、ずっと、ただただ申し訳ないと思っていました。
凛九は迷惑しかかけていないんじゃないかって。
でも、今回の受賞で、こんなふうに喜んでくださった方々を見て
ああ、受賞できてよかった。
私たちが頑張ったら、こんなに喜んでもらえると知ることができ
背中を押してもらえたこと。
そして、メンバーみんなでお祭りのように
わいわい喜べていること。
一緒に喜べる仲間がいるって、こんなに嬉しいことないです。

そんな経験をさせてもらえることが何よりありがたく、嬉しかったんです。



たくさんのおめでとうメッセージ、ありがとうございます。
のんびり、順番にお返事させてくださいね。

 
・・・

追伸・私の電話番号を検索して、あちこちの方にお問い合わせいただく方がいます。
たくさんになると先方にご迷惑ですので、どうか下記のメールにて直接ご連絡をお願いいたします。

asuka.netsuke@gmail.com

コメント一覧

asuka-netsuke
@2020chococorona ありがとうございます。
これからもみんなで頑張っていきます。
asuka-netsuke
@yuri_wafu_8486 いつもお世話になっております。
yuriさんのようにこうして応援していただける方がいるから
次の挑戦ができるんです。
本当にありがとうございます。
Unknown
受賞おめでとうございます。 感動ですよね。 心よりお祝いを申し上げます。
何も出来ませんがこれからも応援させてくださいね。
yuri_wafu_8486
大切な思い、深く伝わりました。少しずつかもしれませんが、いろんな方の心に届いていると思います。前例がないことにチャレンジしていく姿、めちゃくちゃカッコいい!私たちも元気いただいています。改めて本当におめでとうございます!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「凛九」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事