ボンソワールでございます。
azurでございます。
※ 注 ※ 諸事情により、人格を変更して記載しております。
なお【】内は基本人格の呟きでございます。
幾度かブログに書かせていただきましたが
母からリクエストいただき、2016年2月に編んだアームバンド
先日実家で見掛けたところ、かなり古びていました。
4年8ヵ月も前ですから無理もございません。
むしろ、ずっと愛用してくれている証のようなものですから、大変嬉しく、作り甲斐を感じることでございます。
【それにしても、適当という必殺技でガガガーッと編んだな……とひと目でわかるシロモノやな】
ゴムはまだまだ伸びてはおらず、
レース模様も切れたり解けたりはしていませんでしたが
やはり擦れて毛羽立ちが目立ってきたのは致し方のないことでございます。
そこで、まる2日間だけお日にちを割かせていただき、母のアームバンドを新調することにいたしました。
ご注文くださって作品の完成をお待ちくださっている方々には、大変申し訳ないことではございますが
滅多に行わない愚女の親孝行の心根に免じ、温かくご了承いただければ幸いでございます。
【まあ、この前、みんなで外食したときもおごってもろたしねー】
まずはゴム作りから始めます。
レース(アームバンド本体)の糸の色に合わせて、黒・白・茶から選びます。
今回は白にいたしました。
思いきりよく結んだあと、左右に力強く引っ張り、結び目が解けないかを確かめます。
結び方は編物の糸結びでございます。横方への引っ張る力に対して抵抗力が強く、解けにくい結び方でございます。
【私のバカチカラで引っ張って解けなければ、まず大丈夫です】
結び代の余りゴムは手縫い糸で縫いつけます。
レースから飛び出したりすると見苦しいので、念入りに。
けれどもゴムの伸縮性を失ってはいけませんので、縫い方も工夫しております。
レースの糸は母が大好きなワサビ色を選びました。
作り目から編み始めます。
作り目を編み終えたところでございます。
ここから模様編みに入ります。
アームバンドは上下にレースを編みます。片方ずつ編んでまいります。
片方(下側)のレースが出来ました。
余り派手すぎず、飾り立てすぎず、けれど印象的な模様を……と思い、工夫してみました。
ジグザグ模様のような、三角形が並んだような、ストライプが市松模様になっているような、幾何学的な感じがいたします。
椿は和の花でございますので、和風を少し心掛けてみました。
モダンな風合いだと思います。
一旦糸を切り、もう片方(上側)のレースに移ります。
下側レースが思いの外幅広く感じましたので、上側レースは小さな幅に留めました。
上下で違う模様というのもまた味わい深いものでございます。
【っていうか、ここまで幅広になると思わんかった…。
まあ、これはこれでアリってことにしとこう】
糸始末を終えて、片方のアームバンド本体が仕上がりました。
同じ要領でもう片方も編みます。
1対のアームバンド本体が編み上がりました。
レースと同じ糸を使って、小さな編地も2枚編みました。
レースの糸始末跡・飾りモチーフを縫いつけた糸始末跡・ゴムの結び目を裏側でカバーする編地です。
片方には店名タグを縫いつけさせていただきます。
さて、飾りモチーフに進みます。
昔から母は本当に花好きで、恐らくどの花にも満遍なく愛を注いでおります。
【いんや。
彼女の好み、ホンマはかなりムズい。
定番の花はイマイチ好きくなくて、マイナーなというか、通好みというか、そういう花が好きなんよねー。
それはそれで別に支障ないんですが、手編みでモチーフにするとなるとめっちゃ困る…】
その中でも、母がこよなく愛する侘助椿を選びました。
本物は多分紅椿かピンク色が好みだと思いますが、身に着けるなら白を選びたいのではと想像し、
白い侘助椿を編んでみることに決めました。
お蔵出し画像で恐縮ですが、実家の裏庭に咲く白い侘助でございます。
冬、毎年見事に花開いてくれます。
母は昔茶の湯の師範でございましたので、やはり茶花に心惹かれるようでございます。
花芯には小さなビーズを使ってみました。
以前お作りした山茶花からヒントをいただき、以来、近いうちに椿の花を編んでみたく思っておりました。
思いがけず願いが叶い、2重の意味で幸せなことでございます。
アームバンドの飾りですので、小さく作りました。
コサージュにはもう少し大きな花……実物大程度の花を使えればと考えております。
【小さすぎて木瓜の花に見えなくもない…。
最初編んだの↓は形的には気に入ったんですが】
【アームバンドの飾りとしては大きすぎると思いました。
大きさを比べてみると、】
【こんな感じ。↑】
【アームバンドに添えてみると、こんな感じ。↑
やっぱり小さい方の花の方がいいと思う】
【ちなみに
夫には、小さい方の花でも「え、それ付けんの?」って言われた。
「止めた方がええんちゃう……お義母さんのんやろ。カワイ過ぎ」
ええやんけ。 (--〆) ←開き直った。
朴念仁はダマレ。
オンナはいくつになっても可愛くしていいんだよっ】
飾りモチーフのパーツを編み終えました。
花1輪につぼみと葉を添えることにいたしました。
母は、よく開いた椿より、まだつぼみに近いような花が好みですので
ちょうど良い具合ではなかろうかと思います。
凛とした清々しさが表現できておりましたら、幸いでございます。
飾りモチーフを、葉・花・つぼみの順にアームバンドに縫いつけてまいいります。
片方を縫いつけ終えました。
もう片方は、左右対称になるように注意しつつ縫いつけてまいります。
飾りモチーフの縫いつけが完了いたしました。
糸始末を終えて、小さな編地を裏に縫いつけます。
手編みアームバンド・山葵色 〜白い侘助椿モチーフの完成でございます。
母は気に入ってくれるでしょうか。
次回、実家に行く折に手渡そうと思います。
【夫は最後まで「カワイ過ぎ。コーコーセーやろ、ソレ」を連発していた。
じゃかーし。 (==〆)
この侘び寂びの風情がわからんのか。 ←あるか?そんな風情…】
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疲れた。
挫折。
ただでさえ乏しいボキャブラリーがもう底をついて、アタマの中かっぱかっぱに渇いてる気がしますね。
おそろいで、シュシュとコサージュも編みたいと思ってます。
シュシュは白とワサビ色のレースにして
コサージュはアームバンドとおそろいのものと、大きめの花のものと、2点編みたい。
あと
紅い侘助椿のシュシュ・コサージュ2点・アームバンドと
ピンク色の侘助椿のコサージュと
…って、相変わらず話が大袈裟になってしまう私の悪い癖。
でもそういう時間が楽しいのですね。
紅椿のシュシュとアームバンドは黒のレースがいいかな。
レシピは出来たから、あとは編むだけ。
合間を見つけて、お正月までには何とか仕上げられればと目論んでます。
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お上品ブログになったかなぁ。 ←最後で挫折してしもたけど。
頑張ってみたんですけどねぇ。
ってか、こういうのはお上品じゃなくて、慇懃無礼っていうんじゃないか?
【】内(基本人格の呟き)がいつもより柄悪い気がする…。
ございます調の反動かもしれません。
製作の風景を最初からずっと追いかけて撮りながら書くというのをやってみたわけですが
ちょっと大変だった。
文章はともかく、 編みが間に合わん。 (つд⊂)エーン
結果、文章だけ先に書いて、画像は後で埋め込みました。
画像を入れるとどんどん書き足したいことが増えちゃって、思ったより時間かかってしもた。
作業途中でいちいち画像を撮るというのも、なかなかシチめんどかった。
手編み教則本に載ってるような、編み方の作業工程画像って、実はものすんごい面倒臭いんだな。
ちょっと編んで画像撮って、また編んで撮って。
ご苦労が忍ばれます。
編むのはどうしても夜間になるので、画像も蛍光灯のもとでの撮影になり、雰囲気が違ってしまう。
やっぱり自然光での画像の方が私は好きだな。
だいぶん不満ですが、まあ仕方ないですね。
何より、花の編み直しがヒビいたねー。
リアルの花画像見ながら編んだら実物大に近くなっちゃった。まあ、無理ないんですけど。
小さくしたら「こりゃ椿とちごて木瓜やんけ」になっちゃって、2度3度編み直ししてしまいました。
新作は時間がかかりますね。
けれど、
新しい花モチーフを生み出すヨロコビ
今まで編んだことのなかったレース模様が仕上がる楽しさ
充実感モリモリの2日間でした。
今回はこの辺で。長々と失礼しました。
またお会いできますように。