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文庫本第1巻「アンジェリク」がまもなく読み終わる。そこで図書館に行き、木原敏江先生によるプリンセス・コミックス「アンジェリク 全5巻」を借りてきた。
文庫本第1巻は461ページあり、「これ、全部読めるだろうか?」と確信が持てなかった。なかなか読書する時間がまとめて取れず、細切れに5~10ページ読んでは今日は終了とか、病院で診察待ちの時間を利用するなどして少しずつ読んできた。最初は退屈だったけれど、ヒロインのアンジェリクが美しい乙女に成長し、顔に醜い傷があり、不自由な脚で歩くジョフレと結婚してから、一気に加速して読めた。
これは異型の男性に最初は怖れを頂きながらも、最終的に崇拝する物語だ--と思った。ヨーロッパにはこの手のお話が多い。「オペラ座の怪人」「美女と野獣」、ちょっと毛色は違うけれど「ノートルダムのせむし男」そして「エレファントマン」。醜い容姿をしているのは、なぜかいつも男性で、女性の異型は聞いたことがない。やはり女性は美しくないとだめなのか。そして異形の男性たちは一芸に秀でている、教養がある、愛情深いなど、その容姿とは裏腹に女性を惹きつける魅力を持ち合わせている。
木原先生から読者へのメッセージは次のとおり。
あの膨大な原作を、少女向けに優しくわかりやすく潤色し、マンガ化したとのこと。木原版「アンジェリク」の世界に、どっぷり浸ってみたい。
読んでくださり、ありがとうございます。
私が原作買ったのは、宝塚が上演したすぐ直後。
なんでも1巻を景品にしたとかで、近所の本屋さんでも1巻のみ売り切れでなかなか手に入らなかったのを覚えています。この頃の木原先生の作品、きっとあたたかい先生のお人柄が作品に溢れていて大好きです。
宝塚が上演---麻実れいさんと、遥くららさんのコンビでしたか?ミントさまはご覧になったのでしょうか?確かに宝塚向きの作品です。
昭和の少女漫画っていいなと思いながら、読んでいます。