"Miss May Belfort" (1895)
『ロートレック』
『ロートレック』ほど惚れっぽい男もいないだろう。
気に入った娘がいると手当たり次第に惚れてしまう。
『メイ・ベルフォール』にも一目惚れをする。
彼女はそのころ、フォンテーヌ通のカフェコンセール「デカダン」
に登場したアイルランド人気歌手。
彼は惚れた娘がいると必ず、作品にする。
" May Belfort" (1895)
彼女はクロネコを抱いて舞台に登場して一世を風靡する。
しかし、彼女はレスビアンで、『ジャン・アウブリル』と同棲していた。
赤いドレスに、黒いケーブを巻き、シャノワールを抱いている。
白いうさぎのような帽子と、フリルの袖。
『ロートレック』の愛情があふれている。
参考図書
『ロートレック』「クレール・フレージュ」著 千足伸行訳 創元社