アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

独自技法追究(第91回旺玄展出品作含む)その10

2024-12-16 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 途中経過報告。

 F20号(風景画)は、制作途中で描き方を現方式に変えた影響が出て、やや出来映えがよろしくないかも。正式な描き方でないので、やむなしですが、できるだけ修正して何とかしたい。よってもう一枚追加して風景画を描くかもしれません。


 F6号(人物画、顔)は、順調ですが、人肌の下地色がやや色味が強すぎて、ただ今修正中。制作手順そのものに問題はないので、これは今後の反省材料に。


 さて肝心のF50号(裸婦、第91回旺玄展出品作)ですが、こちらはまだ下地作りの段階。終わりにするのか、もう一層下地層を重ねるのか悩み中。

 しかしもう一層重ねるとなると、上記のF6号とは違ってくるし、また全く違う着彩方法を採りたいと急に思うようになり(ただしそれこそ本当の独自技法になるのだが)、現在思案中。


 以上ですが、もうそろそろ週一回の定期的な制作は無理になってくるのかなと。

 今のところ寒くなってきたとはいえ、暖冬と言えるので指触乾燥速度も早いですが、本格的な寒さとなれば、2週間から最悪3週間待ちという、例年通りの展開になります。

 大事なのは出品作であるF50号ですが、まあここまで進んでいれば、かなりの余裕を持って描いていけるので安心。必ず間に合います。

 来年の支部展も待ち構えていますし、今冬は油絵制作は何かと忙しくなりそうです。


 蛇足)来年で何もかも(私の油絵人生)決まるので、せっせと一生懸命描いているところです。

 注)ただ今使っているシルバーホワイト(油絵具、白色)はクサカベミノーなんですが、使ってみてちょっと思うところがあるので、通常のクサカベのに戻すかもしれません。

 付)この「独自技法追究(第91回旺玄展出品作含む」を受けて、もっと簡便な下地にするか、あるいは下地用の、乾性油濃度の低い調合溶き油を用意するか、を検討することになるかもしれません。