アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

風景画改革その2

2015-11-02 14:24:20 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 今日は、いつも通り描き溜めたスケッチブックから1枚を選び出し、それを基に新規カンバスF12号に木炭で下描きした。F12号がえらく大きく見える。きっと今までF4号とF8号を描いていたせいでしょう。何だかこちらに迫ってくるようでした。
 最近、どうもカンバスに鉛筆で下描きするのに気乗りしないと思って調べてみたら、手持ちの鉛筆が、使用、未使用を問わず、Bと2Hの濃さのものしかない。どうりでやりにくいと思った。ただしこの鉛筆、父から随分昔にもらったものなので、致し方ない。絵画用の鉛筆は2Bを使っていたのだが、それを切らしても買わずに、もらったBを使っていたのだった。紙にならBでも構わないがカンバスには2Bがよい。よし、今度2Bを買ってこよう。
 さて、今回の「風景画改革」ですが、「第3の技法追求その26(新規カンバステスト8)」で偶然気づいた手法をそのまま踏襲します。最終確認として、つまり制作手順の確立、再確認のために、もう一度最初から始めるわけですが、今度は自覚的に最初からこの描き方を採るとわかって始めるので、若干の違いが出るはずです。具体的には遠景の空で画面全体をいったん埋めてから厚塗りするという感じになるので、より厚塗り部分が際立ってくるんじゃないかと。
 仕上がりにそう大きな変化はないかもしれませんが、やってみないとわかりません。大きく違ったらうれしいですね。

 付記)言葉で言うと大げさになるから困りますね。要するにちゃんと身につけるためにもう1回やるという、ただそれだけの話です。ただ今回は最初から狙ってやるので、前回の偶然できたという表現よりも、より強調された表現になるはずだという話です。題名にしても何かつけなきゃいけないんで「風景画改革」にしました(確かに自分の風景画の改革ではありますが)。


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