DMM Daily Newsというウェブサイトに「Japan at Record Low in English Proficiency Ranking(日本、英語力ランキングで過去最低)」という記事がありました。
English Proficiency Index(EPI、英語能力指数)において、世界113カ国の中で日本は87位だったそうです。スコアを比較すると
2022 .. 2023年
80位 .... 87位
475 ...... 457
ところで、都道府県別に見ると、東京は503点、福岡は422点でした。日本人の英語力は地域でこんなに差があるのでしょうか?
TOEFL、IELTS、TOEIC、EF EPIなどで国別ランキングを報告していますが、これらの技能試験は受験者を無作為に選んでいるのではありません。TOEFLやIELTSの主な受験者は留学希望者であり、国民全体を反映しているわけではありません。
EF EPIでも、有志の受験者が対象です。英語に関心がない大人は受験しないし、東京と福岡の受験者数は公表されていません。したがって、これらの指標はあくまでマスコミ向きであって、今後の英語教育の在り方を決めるためのデータとしては慎重に扱う必要があると思います。