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気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

血が騒ぐ!【2023年12月最強寒波を実感する旅】その③夢にみた礼文島へ(だがしかし・・・)

2023-12-27 17:02:26 | 旅行

 

ようやく稚内まで到達できたものの

問題は離島に行くことができるか否か

 

12月23日 フェリーの運航状況を確認するために

5時起きしてネットから運航状況を調べてみると

稚内~礼文 稚内~利尻へは一部変更があるものの運航している様子に一安心

 

但し、予定では礼文から利尻に渡り泊まって

翌日利尻を観光してから飛行機で函館に飛ぶつもりだったのにそれは叶わなくなったため

 

 

またまた旅程変更

 



 

 

23日はとりあえず礼文から稚内に戻るか

気に入ったら礼文に泊まって稚内に戻り

稚内から利尻に渡って島内周遊してから飛行機に乗ろうと決め

 

6時とりあえずホテルをチェックアウト

雪が積もり早朝で静まり返った道をトボトボと歩き

ホテルから約15分後の6:25

フェリーターミナルに到着

すぐさま乗船券を購入して

乗船を開始していたためそのまま船に直行

ネットでは古い船しかないと思ってたら

結構新しい船でビックリ

ただ、時代なのか船内売店は今年限りで休止なんだとか

そこそこ豪華そうな1等もありました。

定員キャパもそこそこで

5月から9月のハイシーズンは観光客でごった返すんだろうなぁと想像できました。

稚内港は宗谷湾(ノシャップ岬と宗谷岬の中側)にあるため

出航後しばらくは暴風雪警報下でもあまり揺れませんでしたが

ノシャップ岬をかわした途端

それなりの揺れとなりましたが

新造船で揺れ防止装置(フィンスタビライザー)が取り付けられてるのか

揺り篭程度の心地よい揺れでした

礼文ではレンタカーを借りて移動しようと

レンタカー会社の価格を調べ

離島価格で強気で高額だなぁと思いつつ

他の選択肢はないなと覚悟しながら

一応、路線バスの時刻表も調べておいたのですが・・・

 

 

気温は到着時で-9℃ 風は6mとあり 11時以降は降雪

 

稚内出港がトラックの積み込みに遅れが生じていたため

(数日間暴風雪警報の発令による強風と高波で欠航してたので荷物も多かったはず)

定刻より20分遅れの8:55着岸

礼文の香深港フェリーターミナルでは数名の乗客が下船したものの

島の人だったのか ターミナルに残ったのは自分だけ

トイレに入って完全防寒に身支度を整え

吹雪いる外に出てみると こんな感じ

さて、とりあえずレンタカー会社に向かおうとしたところ

軽自動車もあって少し安かった日産レンタカーは雪の積もり方からもう休業している様子

 

トヨタレンタカーは営業している様子に安堵して

「すみません。今日5・6時間借りたいんですけど」と言うと

「今日!お貸しする車はありませんよ。スコトンに行きたいの?

こんな天気だから道路の除雪もしてないし、なによりトイレもなにもないし

吹き曝しで無理無理! このフェリーで稚内に帰った方がいいよ」とのアドバイス

「ええーっ! スコトン岬に行きたくてきたのに・・・ 

それなら夕方の便までターミナルに居るしかないのかなぁ

と肩を落として応えると

 

「それなら宗谷バスさんに行って路線バスを聞いてみたら?」とのこと

少し離れた事務所まで吹雪の中を滑らないように気をつけて歩いて向かい

受付の女性事務員の人に事情を話すと

「それなら定時のバスでスコトン行って、危ないからそのままそのバスで戻ってきたらいいよ」

「トイレも何もないけど、男の人はほれ、どうにでもなるっしょ」と優しいアドバイス

隣に座ってたドライバーに「写真撮る時間待ってあげて。途中も案内できるっしょ」と言ってくれ

 

「ターミナルからスコトンまで片道1240円かかるから1日乗り放題2,000円の乗車券買って、

香深に戻ってきてからも別の路線に乗って島内回れるし」となんと親切なアドバイス

喜んで購入して ターミナルに戻り

発車時刻の10:45まで 時間潰し

いつもの事ですが、事前に訪問先のことを何も調べず

その場で実体験して感動するのが好きなため

礼文島のことを何もしらず

観光案内所もハイシーズン以外は閉めているため

館内をぶらぶらと

『ふ~ん、こんな食堂があるんだ』とか

島の地図を眺めながら 位置関係や名所を調べ

 

発車時間ぴったしに到着したバスに乗り込み

(ターミナルからは自分と船泊まで乗車したおばあさんの二人、

途中で単身赴任の会社員風の男性と女子高校生が高校まで乗っただけでした

礼文の中心地である香深を抜けると

道路と路肩との境界もわからないような道になり

脱落して仲間が助けにきているところに遭遇して

レンタカー借りれなくて正解だったなぁと胸を撫で下ろしました。

フェリーターミナルから9キロ北に

どうやらディーゼルエンジンの発電所があり

その先はほとんど漁師らしき家々が山側にへばりつくように点在しているだけ

更に北に10キロほど行った先

スコトン岬と金田ノ岬に挟まれた湾内に香深に次ぐ集落があり

そこが船泊(港に病院、郵便局、小中学校、スーパーなどもありました

 

1970年から1992年まで稚内航路のフェリーが就航していたらしく

古くは明治時代から小樽から稚内の間を海運が担っていて

小樽から増毛~焼尻~天売~鬼脇~鴛泊(利尻)~香深(礼文)~稚内に寄港してたんだとか

礼文の石油備蓄もこの船泊にあるんですよ。

 

日本の西の果て与那国島が台湾との密貿易で栄えていたように

礼文島もロシアとの密貿易で栄えたそうで

加賀の豪商銭屋五兵衛貿易の地として石碑があるそうです。

 

いや~勉強になるなぁ

因みに、この船泊には現在も礼文空港があり

以前は稚内とを結ぶコミューターが就航していたものの

乗客が少なすぎて採算が取れず休止中でした。(空港下ってバス停があってビックリ)

船泊を過ぎると湾内沿いの道なのに吹き曝し感が増し

秘境感たっぷり(笑)

 

フェリーターミナルから約1時間

路線バスの経路で約30キロ(バイパスがあるのでそちらなら25キロ)

礼文島最北端のスコトン(須古頓)岬到着

バスは到着から2分後に発車なのですが

運転手さんが頑張ってくれて

「3分あります」と言ってくれたので

暴風の中を走ってトド島を眺め動画も撮り

小用(トイレ)も済ませ

また走ってバスに戻りました

 

強風に曝されてるせいか

アスファルト部分は雪が吹き飛ばされてるんですよ

この鮑古丹には 事実なのかヤラセなのかわかりませんが

TV番組の”なぜそこ”で秘境に一人暮らしする元漁師の老人(たしか90歳過ぎ)を訪ねてましたが
実は、路線バスも通る道にスコトン自治会もある場所でした

https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202311/22752_202311091825.html

 

まあ、TVなんてそんな世界なんだな

(スコトン漁港と灯台)

この手の漁港もそこらじゅうにあって

場所によっては数十メートル、離れても数百メートルおきに

ほんの1・2隻の小型漁船のために船の揚げ降ろしと海に出るためのスロープとテトラポットが積まれていて

どんだけ税金ばら撒いてんだろ と驚くというかなんと言ったらいいのか。。。

ところどころに高台に登るための屋根付きの歩道があって

多くは小学校や中学校の通学路でしたが

こんなに雪が積もるなら当然だよなぁと眺めていました。

(冬はずっと氷点下となって雪が融けないんですね~

約2時間の路線バスの旅を終えてフェリーターミナルに戻り

ホッケの塩焼き定食や寿司の看板の出ていた2階の食堂に入り

『さて、何食べようかなぁ』とワクワクしながらメニューを眺めていたところ

『今日はラーメンだけです』『あと団体の予約が入ってるから1時で閉店です』と言われ

愕然としながら 「それじゃあいいです」と店を出て

 

ネットで調べておいた ホッケのちゃんちゃん焼きのある炉端屋に行ってみたのですが・・・

「ホッケありますか?」と尋ねると、

「昼は炭熾してないからお昼のメニュー(普通の丼ものと麺類のみ)だけなんですよ」とのこと

 

ほとんどのお客さんはラーメンを注文してましたが

なんせ冷え切った身体が少しでも温かいものを欲していたため

鍋焼きうどんと熱燗を注文

 

利尻昆布で育った雲丹丼とホッケのちゃんちゃん焼き食べたかったなぁ

ま、あの天候じゃあしばらく出漁できてないだろうし

生の海産物を求める方が間違ってるよなと反省

 

午後から営業の日帰り温泉もありましたが

他の路線バスで少しでも礼文のあちこちを訪ねようとターミナルに戻り

島の南端の知床と

西海岸の元地を周遊

 

路線バスの旅から戻ると

帰りのフェリー出航1時間前

 

チケットを買って館内でフェリーを待ち

ようやく雪雲が少なくなって利尻富士の裾野がみえだしたなぁと思ったら

フェリーが入港

(またまた遅延。時間にルーズなのかな?と勝手に想像してしまいましたが・・・)

 

実は海は大時化で大揺れ

与那国島の通称ゲロ船を思い出させるピッチングとローリングとなりました。

 

 

 

 

レンタカーが借りられなかったり

ウニもホッケの食べられなかったけど

 

宗谷バスの事務員の人の親切に対応がとっても嬉しかったし

 

なによりストコン岬で暴風雪に曝されただけでも大満足

 

いや~とっても充実した一日でしたよ

 

 

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血が騒ぐ!【2023年12月最強寒波を実感する旅】その②未だ大雪で交通機関がマヒ状態の中札幌から稚内へ

2023-12-26 15:54:52 | 旅行

悪天候(暴風雪&大雪警報)でとうとう稚内に着陸できず

新千歳に緊急着陸することになり

翌日の新千歳⇒稚内のフライトに振り替えたため

再び新千歳空港へ向かうことに

 

前日の空港バスがあまりにも時間がかかってしまったため

飛行機に乗り遅れないようにと無難な鉄道を使うことにして

札幌駅へ

駅に到着してみると

岩見沢が大雪で高速道路は閉鎖、鉄道も札幌から北方面が運休となっていて

稚内行の飛行機飛ぶのかなぁ とちょっぴり不安に思いつつ

とりあえずホームの立ち喰いそばで朝食

天玉そばを注文してみましたが

関西で暮らすようになって30年以上ともなると

東京風に近い汁が醤油味しかしない感じで残念

(そう言いながら、汁の一滴も残さず完食しましたけどね

新千歳空港に到着しNA

ANAのプレミアムカウンターで前日渡された振替の予約券を渡すと

「昨日はご迷惑をおかけしました」と搭乗券を渡され

飛んでくれるのかな と、喜んでラウンジに向かい

よしよし旅程より1日遅れとなっちゃったけど

無事、旅の続きができるぞ~と喜んでいたところ

わずか11分後 欠航のお知らせとアナウンスが

さて、どんな対応をしてくれるのかな と思っていたのですが

 

なにやらアレコレと言い訳して

「午後のフライトに振り替えても欠航になると思います。」

「どうされますか?」との問いに

 

既に最悪の事態を想定してラウンジに到着した直後に

陸路での移動手段を調べ

札幌からの沿岸バスで豊富までも電話で運行しているのを確認し

更にもしかしたらと札幌⇒稚内直行のバスも運行しているのを電話で確認していたため

「それならバスで向かいます」と答えると

「どこのバスですか?」「どこ行きのどのバス会社ですか?」と問われ

 

なにやらカスタマーサービスの担当者と話をしているのですが

最近の全日空でよく見るオツムの弱そうな自分の身なりばかりに繊細で

接客に向かない頼りないグランドスタッフで

AIと会話してる方がましな感じ

 

結局、既に羽田から札幌まで移動していること

宿泊費の補助申請は11,000円が限度額のため

陸路の交通費もこれ以上出せないとの事

心の中では、公共交通機関である航空会社として稚内まで行く予定の客に対して

『千歳まで行けたんだからそれでいいだろう』が許されるのか 

とゴネたい気持ちもありましたが

相手するのも時間の無駄だなと

 

「はいはい。わかりました。」とそれ以上交渉するのも馬鹿らしくなり

すぐさまバスのチケットを購入して札幌に向かうことにしちゃいました。

 

 

欠航の連絡を受けたのが9:11

9:20にはANAの責任感のないグランドスタッフを相手するのを諦め

10:02 残席1の13:00札幌発稚内行直行バスのチケットを購入し

10:10新千歳空港国内線バス乗り場から札幌行空港バスに乗車

10:59 移動中の車内でフェリーの時刻を再確認して

 

 

 

年がら年中予想を裏切られて生きてきた自称危機管理のプロ(笑)なので

すぐに旅程を改訂

11:39 バスターミナル近くの札幌大通り公園で下車

11:51 稚内行のバスターミナルであることを確認して

ランチにしようと大通公園の地下街を歩き

カキフライ定食(¥800)でお腹を満たし

12:50 稚内行バスに乗車

 

所要時間6時間弱(5時間50分)だからか

三列シートで楽ちんでしたよ~

札幌を出発して約1時間後

突然急ブレーキを踏んだと思ったら少しの衝撃があり

凍結した道路で急ハンドルからスリップして急停車した乗用車に追突した様子

アッチャー またまたトラブル発生

稚内まで辿り着けるのかなぁと思いつつ

何もできないので成り行きを見守っていたのですが

 

警察が来るのを待ち、現場検証等で

約1時間遅れで当別町を出発

ところが高速道路が閉鎖していたため一般道になだれ込んだ

雪道に不慣れなドライバーがノロノロ運転すると

すぐに数珠繋ぎになって大渋滞

 

出発して3時間後の16:00 ようやく浦臼で最初の休憩

(なんせ6時間弱の運転をドライバーさんはたった一人

なので2時間おきに休憩が義務付けられてるんですよね)

その後、新十津川町に入った頃から降雪量が多くなり

17:25 留萌通過

ニュースでも報道された大雪でマヒ状態になったのを実感する道路脇の除雪した雪の高さが2m以上

やがてオロロンラインを走り始めると横殴りの暴風雪で

ほとんどホワイトアウト状態とあってノロノロ運転の車だらけで遅々として進まず

因みにこの先(北)に苫前という町があり

何気に地図アプリを眺めていたら”三毛別ヒグマ事件復元地”とあり

調べてみると 大正4年に発生した日本史上最悪の熊害

今年は全国で熊による被害が多発してるのもあって

その恐ろしさを身近に感じてしまいました。

(ご参考までにこんな事件です↓)

https://higuma1979.sakura.ne.jp/33jikenn2.html

19:00 二か所目の休憩地、羽幌の道の駅に到着

この休憩時にドライバーさんが

”おろろんの卵”という銘菓(¥240)とペットボトルのお茶を

乗客一人一人に配りながら「事故を起こして申し訳ありませんでした」と

頭を下げていたのですが

アレはどうみても前方の車のヘタな運転によるモライ事故

可哀相だなと思いましたが誠意はしっかり伝わりましたよ

 

そのうちGoogleのクチコミで

高評価のコメントを書き込まなければと思った次第です

 

21:50 予定時刻より3時間遅れで稚内駅前に到着

積もった雪の中を恐る恐る歩いてホテルに向かい

部屋に荷物を放り込んで 

近くの営業してそうなジンギスカンの店に飛び込んだのですが

既に閉店時間過ぎで店じまいするところと断られ

選択の余地なくほぼ対面の居酒屋に向かい

昭和な佇まいがとてもいい感じでしたが

老夫婦だけで営業しているらしく

「10時半閉店ですよ」と言われ

メニューをみてとりあえず生中とお刺身の盛り合わせを注文

ホッキ貝とホタテ以外は地物じゃないなぁと思いつつ

今回も空腹は最高の調味料を実感(笑)

 

変な組み合わせだなと思いつつ、お腹が膨らむものをと

チャーメンなるあんかけ焼きそばを注文してみたのですが

これが酢との相性抜群で美味しかったぁ

なんせ大酒のみなので、生中1杯と2合徳利の熱燗だけじゃあ飲み足りないなと感じていましたが

怪しげなスナックかバーしか開いておらず

翌朝も5時起きしなければならず

諦めて ドーミーイン名物の夜泣きそばを食べて

温泉にゆったり浸かってから アイスを食べて

この日も即就寝となりました

 

ようやく稚内に辿り着けたものの

数日欠航続きのフェリーで

最終目的地である利尻・礼文に無事渡れるのか

 

次号で仕上げを御覧じろ(笑)

 

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血が騒ぐ!【2023年12月最強寒波を実感する旅】その①

2023-12-25 17:31:27 | 旅行

 

わたくし、既にこのブログをご覧いただいてる方には周知の事実なのですが

なんせ

"最強寒波” ”日本海が大荒れ” "暴風雪警報" "不要不急の外出を控えるように”

これらのフレーズに敏感というか滅法弱いヤツ

 

12月19日にそんな気象情報を耳にして

20日にはもう居ても立っても居られない状態になってしまい

 

会社に出勤しながらも気を落ち着けることができず

Google Mapsの航空写真を眺めながら

どこに行こうかと思案

 

最初に思いついたのが”津軽海峡冬景色”の青森県龍飛埼

 

実は、普段から次はどこに行こうかなと夢ばかりみていて

冬の龍飛埼はいつか行こうと思っていた土地のひとつ

 

頭の中でいろんなルートをシミュレーションしていて

理想は、函館に飛んで津軽海峡フェリーで下北半島の鮪で有名な大間に渡り

 



 

バスで下北経由で脇野沢へ行き

 



 

むつ湾フェリーで対岸の蟹田へ渡り

 



 

そこで一泊して翌朝鉄路で青森に出てレンタカーを借り

龍飛埼で荒れた日本海の波しぶきを心ゆくまで堪能してから

日本海側の漁港、小泊の民宿に泊まり

翌日青森に戻って飛行機で伊丹に戻るもの

 



 

ただ、バス乗り継ぎの下北が16分しかなく

バス停も駅から離れた場所で競歩並みに歩いても大間からのバスが遅延したらおしまい

 

どうしたものかと悩んでいたところ

下北から大湊行の鉄道があり

大湊まで乗れば余裕で同じバスをキャッチできることがわかり

 

あと、脇野沢でのフェリーへの乗り継ぎ時間が10分しかなく

これは乗り遅れたら大変なことになるとフェリー会社に電話して

 

「下北からバスで向かうつもりなんですけど、乗り継ぎ10分でフェリーに乗れますか?」と尋ねると

「下北からバスに乗ったと電話してもらえれば、バス停まで迎えに行きますし船も出航を待たせるから大丈夫」との

ビックリするような優しいアドバイス

 

『ドッヒャ~これはご厚意をありがたく受けなければ』とその気になっていたのですが

 

20日に津軽海峡フェリーとむつ湾フェリーの運航状況を調べようとしたところ

むつ湾フェリーは、11月中旬から4月上旬まで冬季休業と知り呆然

 

となると、下北から鉄路で野辺地に出て、青い森鉄道で青森に行く手段しかなくガックリ

このルートでの旅の魅力が半減してしまったのですが

とりあえず旅程を作り

それでも今季の大荒れの日本海ツアーの目的地として考えていたのですが・・・

 

大好きな健さんの映画”駅”の舞台増毛近くの留萌が大雪で大変なことになってるとの報道を知り

 





 

 

 

 

『これは道北に行くべきだろ』と気持ちが変わり

どうせなら最北の稚内でノシャップ岬と宗谷岬にしよう と

地図と睨めっこしながらアレコレ思案

 





 

 

いずれにしても行くぞ~と心に決め

オフィスで心の底から信頼し家族のようにおもってるスタッフに

「明日から北海道に行ってくるけどいい」と尋ねると
「急ぎの仕事はありませんから、大丈夫ですよ」との優しいお返事

「それにしても、いつもながら近所の銭湯にでも行くような気軽さですね」

と揶揄されて、むしろ内心喜んだりして

 

 

午後になって稚内周辺を調べていると

利尻島と礼文島が目に入り

 





 

これは離島めぐりの方がもっと魅力的だなと旅程を作り

(字が読めなくて適当に鷺泊としちゃいましたが、利尻の港は鴛(オシ)泊でした)

ただ、懸案はフェリーの欠航だなと思いつつ

 

夕方家に帰ってから

チャンカーに「明日から冬の日本海眺めに北海道行ってくる」と伝えると

いつもの事なので驚きもせず「はい。でも気をつけて」と一言

「始発の空港バスに乗らなきゃいけないから朝5時に西大寺駅まで送ってくれる」と頼み

 

普段なら夕食時の晩酌でいい気持ちになってしまい

すぐに寝てしまうところ

 

この日は珍しく雪山行並みの準備をしてから就寝

朝、3時目を覚まし、愛猫に見守られながら荷造りを済ませ

 

5:43 大和西大寺駅前で空港バスに乗り込み

移動中にフェリーのサイトで運航状況を確認したところ

 

↓ 平常通りの運航です。と書いてあるのに

全ての便欠航の表示

折角旅程を考えて、すっかり礼文・利尻に渡るつもりになってたので

気持ちが落ち込んで、伊丹から奈良に戻ろうか とも思ったのですが

 

それでも諦めきれず

とりあえず稚内まで行って

島に渡れなかったら南下して留萌から増毛に行ってもいいやと思い直し

 

バスの中で伊丹~羽田、羽田~稚内のチケットを購入

 

続けて気象状況を調べてみると

どっひゃ~期待通りの暴風警報発令中 

 

スマートシニア割なので通しのチケットが買えなかったものの

チェックインの時に「お乗り継ぎの稚内までお荷物お預かりします」と言ってたのに

フライト状況を調べ、

即座に「すみません。羽田から稚内の便が気象確認中でとりあえずお荷物は羽田までとなります

とのこと

 

まあ、それも仕方ないなと

ラウンジで青汁ラテとコーヒーを飲みながら

『さて、この先どうなるのかな』と

実は不安よりも予期せぬハプニングを期待しちゃったりして

機上からは久しぶりに富士山もしっかりと眺められ

喜びと不安の入り混じった感情で羽田に到着

荷物を受け取ってプレミアムラウンジで荷物を預けようとしたところ

 

稚内行のフライトが未だ気象確認中で保安検査場に入れず

決定待ちをしながら気象状況を調べてみると

大雪警報も発令してしまい

更にフェリーの運航状況の表示も”全便欠航”となって

『いい加減な会社だなぁ』と思ってたので、とりあえずそちらは一安心(?)

『欠航にはなるなよ~』と強烈な念力を送ったのが功を奏したのか

ようやく、遅延ながら条件付き出発することになり

 



 

1時間遅れの11:40発で搭乗を開始

滅多に羽田発で北方面へのフライトに乗らないので

興味深く仙台上空から牡鹿半島や金華山を眺め

10年前までよく訪れていた八戸だ と、

取引先から約束を突然一方的に反故にされて絶縁した経緯もあって実は憎々し気に眺め

当時八戸へのアクセスに何度か使った三沢空港に

六ケ所村らしき施設や

船に乗ってた頃にはよく沖合から眺めてた尻屋埼灯台

大雪山の山々も目に入り旭川らしき上空を過ぎて

これは無事稚内に着陸してくれるかも と期待していたのに

道北に入った途端、厚い雲に覆われて

機長からのアナウンスで

「降り続く雪で除雪作業が進まず上空で旋回しながら1時間ほど様子を見てみます」とのこと

高度下げて雲の中に突入し速度も落ちて 

一時的にフラップを下げたのが見えたので着陸をトライするのかなと期待したのですが

 

揺れが激しくなり、直後にフラップを畳み速度を上昇しはじめたので

ゴーアラウンドしたなと気づいたところ

 

「その後も雪が継続的に降り続いていて除雪した場所にも積もりだし、

視界測定器が故障したのとの連絡があり修復の目処が立たないとのことで

誘導灯も視認できないことから着陸を断念して新千歳空港に向かいます」とのアナウンス

 



 

ちょっとショックでしたが、まあ仕方ないかなと納得

JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響なのか 

半端ないまるで壁のような雲の厚みに驚かされ

晴れた石狩平野が眺められるようになると

暴風雪で荒れた海に訪れようとしてるのについホッとしちゃいました。

新千歳に到着してからもANAとしても直ぐに判断できないのか

機内でそこそこ待たされた挙句

 

その後荷物を受け取ってから出発ロビーのカウンターに向かい

選択として、①新千歳から羽田に戻る②払い戻しを受ける③翌日のフライトに振り替え

が告げられ、このままスゴスゴと帰れるかと③を選択

 

宿泊代として11,000円までANAが負担すると言われたため

それなら翌日の移動も楽にできるようにと

限度額いっぱい使って泊まろうと札幌駅前のホテルを選び

今夜はジンギスカンだぞ~と心躍ろかせながら

空港バスに乗り込んだのですが・・・

 

15:00に新千歳空港に着陸してバスに乗れたのが16:40

平日の夕方でラッシュアワーと重なり札幌駅に到着したのは18:30

 

JRのエアポート快速なら運賃1,990円するけど所要時間は45分程度

空港バスは1,300円と安いけど これだけ時間かかると辛いなぁとの印象

 

更に、北海道のインバウンド観光客の数も半端なくて

駅から離れたホテルへのアクセスに便利なバス利用者でほぼ満席

(中国語やタイ語などが飛び交っていて東南アジア系がほとんどでした)

久しぶりの冬の札幌だったので

地下道が発達してるのをスッカリ忘れて積もった雪とツルツルの歩道を

転ばないようにとビクビクしながら歩き

ネットで予約しておいたホテルにチェックイン

この日は結局、朝昼抜きだったため腹ペコ

荷物を放り込んで

有名な松尾ジンギスカンの札幌駅前店に行ったところ

予約してなかったら早くて8時過ぎと言われ

腹ペコだったので「それじゃあいい!(いらない)」と告げて

全国チェーンの店だらけの地下街から地上に出て路地裏の昭和風居酒屋を発見

ここしかないだろう と入ってみたのですが

他のお客の様子を覗ってみると

どうやら道庁職員の溜まり場みたい

シメ鯖と、カキフライ、湯豆腐で

生ビールと芋焼酎のお湯割りを数杯飲み

早々に退散して表に出てみると

サッポロクラシック飲み放題750円 の広告を見つけ大ショック

なんせ飲食費のほとんどが酒代なので

そんな店にしたら良かったのになぁと

トボトボと肩を落としながら 地下街に戻り

 

シメのラーメンならぬオムカレーをいただきましたが

味も、カツもって感じ

でもインバウンド観光客だらけで満席なんですよ~

 

SNSの評判だけで人気になったりする傾向って

好きくないなぁ。。。

 

と思いつつホテルに戻り

浴室TVのあるバスタブにゆったりと浸かり

 

3時起きしてから20時間

そこそこ怒涛の一日だったなぁ

警報が出てるのに明日は無事に飛行機飛んでくれるのかな❓と一抹の不安を感じつつ

あっという間に眠りにつきました。

 

【さて、願い通り稚内に辿り着けるのでしょうかその②に続く】

 

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四国スルメの如し【四国へのアクセス】

2023-12-18 16:50:45 | 旅行

 

さて、四国の魅力をお伝えしながら

実際どんな移動手段があるのか

お知らせしないのは片手落ちですよね。

 

そんな訳で私がこれまで使ってきたアクセスを含めお知らせします。



 

【飛行機

とりあえず空港がある場所と直行の国内線

 


 

香川県:高松空港(羽田、成田、那覇)

愛媛県:松山空港(羽田、成田、伊丹、中部、福岡、鹿児島、沖縄)

徳島県:徳島阿波おどり空港(羽田、福岡)

高知県:高知龍馬空港(羽田、伊丹、福岡、名古屋)

 

【鉄路

直接本州と繋がってるのは瀬戸大橋のみ

基本的に、岡山で乗り換えて

目的地によって列車が異なります。

 

高松:快速マリンライナー(53分)

松山:特急しおかぜ(2時間51分)

徳島:快速マリンライナーで高松、特急うずしおに乗り換え(2時間4分)

高知:特急南風(2時間36分)

 

高知~徳島:土讃線で阿波池田、徳島線乗り換え(5時間48分)

高知~松山:特急南風で多度津、特急いしづち乗り換え(4時間10分)

 

中村(四万十):高知から特急あしずり(岡山から合計5時間42分)

宇和島:松山から特急宇和海(岡山から4時間35分)

中村~宇和島:土佐くろしお鉄道中村線で若井、予土線に乗り換えて宇和島

 

【海路

 

 




 

東京から徳島:東九フェリー 東京19:00発 徳島13:20着(約18時間)

門司から徳島:東九フェリー 門司19:00発 徳島09:20着(約14時間)

和歌山から徳島:南海フェリー ほぼ3時間間隔で1日8便(約2時間)

大阪(南港)から東予(西条):オレンジフェリー 大阪22:00発 東予06:00着(8時間)

神戸(六甲)から新居浜:オレンジフェリー 神戸01:20発 新居浜08:20着(7時間)

神戸から高松:ジャンボフェリー 1日4便(約4時間15分、小豆島経由は4時間45分)

宇野(岡山)から高松:残念ながら2019年に定期船は廃止してしまいました。。。

 

広島・呉から松山:クルーズフェリー 1日10便 (2時間40分)

スーパージェット 1日9便(1時間10分、呉経由は1時間20分)

柳井(山口)から松山:防予フェリー 1日13便 (2時間30分)

小倉から松山:松山・小倉フェリー 小倉21:55発 松山05:00着

 

別府から八幡浜:宇和島運輸フェリー 1日6便(2時間50分)

臼杵から八幡浜:宇和島運輸フェリー 1日7便(2時間25分)

 

佐賀関から三崎(佐多岬):1日11便(1時間10分)

 

佐伯から宿毛:宿毛フェリー 残念ながら現在運航休止中

(※その他、小豆島を別のフェリーで経由する姫路と日生、宇野からのルートもあります。)

 

【高速バス

関東から:夜行バス (新宿~松山10時間、新宿~徳島8時間15分、八重洲~高知11時間40分、新宿~高松11時間30分)

中部から:夜行バス(名古屋~徳島 6時間)

 

近畿から:高速バス(大阪~徳島 約3時間)

※淡路島から明石海峡大橋で本州に渡る場合

神戸で大渋滞するため、対岸に渡ってからJRに乗り換えるのが便利です。

中国から:高速バス(広島~高松 3時間15分)

 

高速バス(福山~今治 1時間24分)

九州から:夜行バス 博多起点 松山~高知~徳島ルートと香川~高知~徳島ルート

 

【変則ルート:バス、徒歩、市営渡船

呉から今治:新広まで呉線+バスで大崎下島+徒歩で岡村島+今治市営渡船で今治

 

(※どうやら現在バスが休止してしまっているようです。

(そのかわり、とびしま海道を走ることはできませんが、大崎下島から竹原までフェリーがあります

 

いろいろとアクセス方法をお知らせしましたが

現実的な話として

遠隔地からであればやはり飛行機が一番かもしれませんね。

 

特にお遍路であれば徳島からスタートするとなると

 

 

私の場合は、居住地が関西(奈良)で出張のほとんどが今治のため

大阪南港からオレンジフェリーを一番使っています。

 

ジムニー程度のサイズの車であれば

デラックスシングルで片道19,000円程度とリーズナブルで

四国内では公共交通機関があまり便利ではないため

自家用車が使える利点があります。

 

何と言っても翌朝6時に東予に到着して

連絡バスを使えば

最寄り駅の壬生川、今治までは無料バス

松山へは有料となりますが連絡バスで移動できるため

とっても便利なんですよ。

 

 

いずれにしても

まだ四国に行かれたことない方

讃岐うどんの食べ歩き、奥祖谷&大歩危小歩危の景勝地巡り

お遍路体験、石鎚山登山、面河渓や仁淀川の奇跡の清流

道後温泉と松山の歴史探訪

私のように四国山地と酷道険道走りに

異国のような高知巡りなどなど

魅力いっぱいの四国を体験しに

是非一度訪れてみていただきたく情報を記事にさせていただきました。

 

 

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暴風雪警報下の東尋坊を思い出しながら今季の冬の旅を計画中

2023-12-08 22:06:38 | 旅行

2016年1月24日

 

この日も暴風雪警報が発令され

北陸自動車道は敦賀から先が通行止め

石川県内が暴風で湖西線を走る電車も運転見合わせとの報道に

 

2010年に映画”夜叉”の舞台、若狭の日向を訪れて

真冬の日本海に魅了されてしまい

すっかり病みつきになってたこともあって

早朝家を出て京都駅に向かってみると

特急サンダーバードが運転を見合わせていたため

北陸方面に向かおうとする大きなスーツケースを持った旅行者だらけ

これは期待できるぞ

いつもの湖西線快速の琵琶湖レジャー号に乗車し

 

期待に胸躍ろかせながら比良山系を眺めると

期待を裏切って信じられないようなピーカン

アッチャーと思いつつ敦賀に向かってみたところ

琵琶湖レジャー号終点の敦賀駅も全く雪なくガックリ

融雪装置が作動して散水してるけど小浜線も全く支障なさそうな様子

 

これじゃあ日向に行っても全く期待薄だろうなと思いつつ

北陸本線の敦賀から先はまだ運転見合わせだったため

様子見しようととりあえず立ち食いスタンドでニシン蕎麦をかっこんでたところ

 

特急サンダーバードがなんとか1本動くとのアナウンス

 

これを逃したら泣きながら奈良に帰らなきゃいけなくなると

指定席はすでに売り切れだった満員電車状態の列車に飛び乗り

福井駅で下車

 

福井から先運転取り止めの表示板を眺めながら

帰れなくなっちゃうかもと思いつつ

えちぜん鉄道の駅に向かってみると

東尋坊のポスター発見

とんでもない強風なのに、えちぜん鉄道は動いてるとのことだったので

すかさず乗車

途中、九頭竜川を過ぎたころから遮蔽物がなくなり強風で架線が波打ち

パンタグラフが電気を受け取れなくなって停電を繰り返す中

なんとか終点の三國港駅に到着

さてどうやったら東尋坊に行けるのかとバス停を目指して歩いてみたのですが

 

実は、前のめりになってようやく歩けるような暴風

船員殉職碑がなんの疑問もなく納得させられ

ようやく来たバスに乗り込み

東尋坊タワー前で下車

大荒れでほとんど閉まってる土産物屋通りを抜けて東尋坊に到着

数人の観光客がいたものの

あまりの荒天の海に怖れをなしたのかと奥から眺めているだけ

 

ところがこちらは荒れた海を眺めにきたんだから

柵を乗り越え、波しぶきを浴びようと人っ子一人いない岩場を歩き回っていたんですが

 

もしかしたら自殺志願者と思われたかも

それはそれは凄かったですよ~

動画を撮ってますのでよかったらご覧ください。


https://studio.youtube.com/video/p-ot5FKAk2Q/edit

 

約30分 真正面から潮風と波を浴び続け

革ジャンはビッショリ、身体の芯まで凍りそうなほどになって

ようやく満足してバスを使わずに遊歩道を歩くことに

後ろ髪をひかれる思いで東尋坊の眺め

三國港駅方向に歩いていたところ

日帰り温泉を発見

震えがでるほど身体が冷え切っていたので

飛び込むように入場し

普段はカラスの行水なのにこの日は1時間半もしっかり温泉を堪能

とりあえず生ビールで”ぼっち乾杯”

ビールはやっぱり身体が冷えるなとカキフライと熱燗を堪能し

まだ明るいうちに駅に向かおうと温泉を出発

17:00三國港駅到着

電車に乗り込み

福井駅に到着したものの

まだ電車が動いておらず

 

どうしようかと駅前をうろついて

泊まるしかないかなと半ば諦めてたところ・・・

臨時のサンダーバードが運行されるとのアナウンスがあり

運よく乗車

まだ強風で湖西線が動かないため

米原回りとなるとのこと

サンダーバードが東海道線を走るなんてみたこともなかったのでビックリ

(その昔は、米原から敦賀の間で交流と直流の切り替えがあって、サンダーバードがそのまま走れないと思ってました)

それでも無事京都に到着できて嬉しかったですよ~

 

この日もお昼が鰊蕎麦だけでビールと熱燗とカキフライと

まともな食事をしてなかったので

得意のタカバシへ

いつものように完食して

 

ライトアップされた京都タワーを眺めながら

終電近くの近鉄で無事奈良に帰ることができました

このときの荒れた日本海も忘れられない思い出となりましたが

 

この翌年の2017年には

永年夢に抱いてた大雪の若狭の日向で映画”夜叉”の世界を満喫し

目標のひとつを達成して 目的ロスになっていたのですが

 

 

この時の東尋坊もいまから考えるとなかなかの刺激的な体験

またあんな行き当たりばったりで大自然の風景を眺めてみたいなぁと回想するばかり

 

 

厳冬期の雪山歩きも、極限に近い世界で体を痛めつけることで

生きてる実感を味あわせてくれるけど

 

またぞろ荒れた厳冬期の日本海を訪れ

波しぶきに揉まれ痺れたくなっちゃいました。

 

今季は暖冬との予報だけど

そんな年ほど大雪になったりすることもあるはずと

 

天気予報を調べながら

大雪、暴風雪、波浪警報が発令するのを待ちながら

東尋坊並みかそれ以上の荒れた冬の海を求めて旅する計画を構想中

 

次回は、スマートシニア割のチケットを使って

極寒の地を訪れようと、ここ数日地図と睨めっこしてる次第です。

 

それにしても

いつもながらのボッチ遊び

 

楽しみを共有してくれるバディが欲しいような

あまりに突拍子もない行動についてきてくれるような人はいないだろうなぁと

諦めるような悟るような

 

まだまだ悩ましいお年頃でございます。

 

 

 

 

 

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出張ついでに”遠くへ行きたい〝【2023年11月:鹿島・神栖・銚子(後編)】

2023-12-04 14:10:13 | 旅行

【前編からの続き:(鹿島から路線バスで銚子駅に到着のその後)】

 

さて、朝ごはん食べてないし

どこかで魚介類を食べられそうな食堂がないかなと探しつつ

成田へは何時の電車に乗ろうかと駅構内に入ってみたところ

 

駅で銚子電鉄のポスターをみつけ

『おっと、犬吠埼のこと忘れてたじゃん』と思い出し

 

銚子電鉄に乗って灯台を目指すことにしました。

何度かTVで紹介されてたなぁと思いつつ

レトロと赤字経営を自虐的に売り込んでるのを知って

偶然訪れた我が身の幸運に大喜びしちゃいました。

 

自虐ネタを売りにしてるんですよ~

この銚子駅、そこそこ線路があるのですが

ほとんどが錆びついて長年使ってない様子

やがてレトロな電車が到着し

乗り込んだ早々 運転席をチェック

動く博物館そのものでしたよ~

銚子から犬吠まで片道350円

往復したら700円

ところが一日乗り放題券も700円(笑)

銚子駅を出てすぐに車庫があってレトロな車両が並んでて目がハート

ボロボロの線路に

 

こんな架線で大丈夫ってくらいお粗末な代物

単線なのですが、一応すれ違いのできる駅もあって

タブレット交換してましたが・・・

1時間にほぼ一本の運行で同じ車両が行き来してるだけだから

ポイント切り替える必要ないんとちゃうんかなぁ(笑)

なんせ赤字のため、売れるものはなんでも商売にしようとしてるようで

駅名もどうやらネーミングライトを販売している様子

なんせ線路も架線もボロボロで車両はレトロどころか博物館級

総延長6.4km、9駅を所要時間22分

ほとんど歩く程度か早くても時速20km/hののんびり鉄道

 

奈良ドリームランドにあった汽車風の乗り物のほうが早かったんとちゃうかなぁ

 

そんな訳で銚子駅を出発して20分後に犬吠駅に到着

灯台まで徒歩距離とあったので歩いていると

別荘風の建物もチラホラ

たしかに眺望はいいんですけどね

そして近頃至る所で見かけるようになった廃墟施設

コロナ前の2018年に老朽化で閉館、

中国人の社長に入れ替わり2019年に再開を目指してたようですが

コロナで息の根を止められちゃったんでしょうね

その隣が犬吠埼灯台

5月に訪れたポルトガルでユーラーシア大陸最西端の岬が観光名所になってたのを知りましたが

犬吠埼も日本の本州最東端とのことで姉妹関係にあるとの説明

文学碑があったりするのも

”地の果て”のイメージなのかなぁ

 

職業柄、灯台には興味があって

結構日本全国の灯台を訪れてきましたが

映画”喜びも悲しみも幾年月”を思い出させる説明書き

昔はそれはそれは大変な勤務だったんだろうなぁ

 

船に乗ってた時

沿岸航法では灯台の位置からポジショニングするのが基本中の基本

船橋での航海当直時、灯台の灯りをコンパスで角度を測り

海図に現在位置を書き込んだものでした。

 

(海図には、灯台によって明暗の周期が表示されていて

どの灯台かわかるようになってるんですよ)

特にここ犬吠埼灯台では霧笛の展示が一番面白かったかも

 

この灯台には展示施設も充実していて

『海上保安庁も頑張ってるじゃん

と思っていたら・・・

地図があまりにお粗末すぎてガックリ

我が故郷の渥美半島も知多半島も無いし

当然、伊良湖岬灯台も神島の灯台も菅島の灯台もなし

淡路島の位置も敦賀湾もいい加減だし

作った業者が悪いのか

その間違いを指摘せずにいて恥ずかしくないのかなぁ

 

ちょっとガッカリさせられましたが

灯台からの眺望は抜群でした

 

この日は朝飯抜きだったので

実は犬吠駅前の鮮魚が売りの回転寿司に行くつもりだったのが

灯台下のありきたりな食堂に思わず入店

 

銚子らしい食材は サンマとイワシの加工品と

あとは九十九里の蛤しかなく

ほとんどが銚子とは全く関係ない

マグロにサーモンにホタテにイクラの海鮮丼

 

文句言いながら空腹だったので怪しげなデザート以外は完食(笑)

腹ごなしと、帰りの飛行機に間に合うように食後そそくさと店を出て

駅までの帰路は海岸線の遊歩道を選択(同じ道を歩きたいないのも

人工的に削られた箇所がなんだったんだろうと思ったら

銚子石の採石場跡でした。

(磯辺にも降りられるようでした)

この右手にあるのが湧水なんだとか

こんな大した標高もない海辺にも湧き水がでるんだと不思議な感じでしたよ。

銚子電鉄のメインステーション”犬吠駅”

 

自虐ネタの”まずい棒”が売りのはずなのに
ほとんど売り切れで二種類のみ

平日のこの日も上下線で50人ほどの乗客がいましたが

売りのお土産も在庫揃えてなくて買えないなんて

”経営がマズイ”のを実感しただろうな

なんか、以前奈良にあった”田舎料理”を思い出しちゃいました

料理が下手でも『ウチは田舎料理ですから!』って逃げられるように

そんなネーミングにしとるんとちゃうんか といつも突っ込み入れてました

 

当然ながら鉄オタだらけなわけで

木々のトンネルから出てくる風景を一生懸命撮影してました。

 

銚子電鉄の沿線、キャベツ畑だらけ

 

故郷の渥美半島も自分が子供の頃には用水が整備されて

メロン栽培の温室だらけとなってメロン御殿が建ち並んでいましたが

近年は渥美半島の付け根から伊良湖岬の先っぽまでキャベツだらけ

 

手間も費用もかかるし競合が増えすぎて値崩れするメロンより、

一年中収穫できるキャベツの方が安定してるんでしょうね。

そんな風景の中でも特に目を引いたのがこの林

年中海風に曝されるからか密集して高さを揃えている様子

自然界って凄いなぁ

 

そんなこんなで

鹿島神社近くで路線バスに乗車したのが08:48

銚子駅に到着したのが10:30

犬吠埼灯台が12:00で

銚子駅に戻ったのが14:00

 

成田駅15:30

成田空港着16:00の

 

小さな旅となりました。

 

 

調べてみると、東京駅から房総特急”しおさい”が運転されていて

ほぼ3時間おき所要時間約1時間45分

普通電車なら千葉乗り換えで3時間

 

銚子には再訪したいほどの魅力を感じませんでしたが

銚子電鉄で他の車輛を見学したいかも

 

でも灯台も灯台からの景色も存分に堪能しちゃったし

もし行くとしたら

成田からレンタカーで外房でも巡りながらかなぁ

 

いずれにしても

いつもながらの行き当たりばったり旅

知らない海を眺めて、知らない町を歩いてと

今回もたっぷり楽しませていただきました。

 

みなさんも良かったら是非どうぞ

 

【追記】

ご参考までに

今回利用した割引航空券

ANAのスマートシニアなる当日限定で帰る格安チケットで

伊丹~成田 片道11,190円

 

条件は、年齢が65歳以上

購入できるのが当日の0時以降ってことだけ

 

お得で便利ですよ~

 

先日、熊本に遊びに行った時の帰路に利用してみて

とっても便利だったので

これからは繁忙期を避けてこのスマートシニアで

”遠くへ行きたい”旅に出ようかなと画策中(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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出張ついでに”遠くへ行きたい”【2023年11月:鹿島・神栖・銚子(前編)】

2023-12-02 20:04:56 | 旅行

2016年3月以降

ほぼ2年周期で定期的にお仕事をいただいてる大型船から

半年前に仕事の依頼があったものの

製鉄所向けの石炭やコークスを運搬する不定期船

 

特に製鉄会社が合併して日本製鉄となってからは

国内の製鉄所のどこで揚げ荷するかはその時次第

 

因みに、

近年では釜石、神戸、呉の製鉄所が閉鎖されてしまったため

現在稼働している製鉄所の所在地は

室蘭、鹿島、君津、千葉、京浜、名古屋、堺、和歌山、水島、加古川、福山、八幡、戸畑、大分

 

前回は訪船しようと思っていたらスケジュールが合わなくなり

更に通常オーストラリアが積み地なのに今回は珍しくバンクーバー

 

先々月から揚地の予定が入ってくるものの

なんせ製鉄所の操業には欠かせない原料のため

荷主はいくつもの船をスタンバイさせておいて

切らさないように配船するため

その日になっても変更するのが当たりまえ

 

あと、組合が強くて港湾ストライキの多いオーストラリアやカナダの事

酷い時には沖待ちで1月以上錨泊なんてこともごくごく普通

航海日数だけではスケジュールを立てられないため

JIT(Just In Time)とは真逆の常時在庫を持つようにと

たぶん荷主は数十隻をコントロールしている筈

 

鉱石船はそんな業界なんです。

 

そんなわけで

とりあえず、今回の航海では君津、鹿島、室蘭、和歌山との連絡を受けていたため

しばらく北海道に行ってないし

冬ならジンギスカンも食べたいなぁ

室蘭で訪船しようと思っていたのですが・・・

 

11月末予定が12月中旬となり

いつ強烈な寒波が襲来して極寒の中で船に乗り込まなければいけないだろうし

そうなったらどんな事故(心臓麻痺も含め)が起こるかもしれないと

我が社の心優しいスタッフが気遣い

今回の室蘭行はどうしても阻止したい様子

(温かい時期には、『あまり行くことのない日本海側や東北、北海道だったらいいですねぇ』と言ってくれてるのに

 

無理強いしても室蘭に行くつもりだったのですが

各港の停泊時間を調べると

 

君津はほぼ入れ出し

鹿島は3日

室蘭は30時間

和歌山は最終の揚げ地で2日程度

 

この手の船(Bulk Carrierという超大型のバラ積み)

全長300m、全幅50m

 



 



 

荷物が満載の時はしっかり沈み込んで乗下船が楽なものの

反対に荷物がほとんどカラッポになると喫水線から

甲板まででもビル7・8階相当の高さになることもざら

 

ギャングウエイ(一般ではタラップと言われる乗下船のための梯子)も急傾斜となるうえ

岸壁や通船から一気にあがると息切れ必至

 

氷点下で凍ってたり雪でも積もってたら危険極まりないなと

泣く泣く北海道行を諦めて

鹿島へ行くことに決めたのですが・・・

 

そうなるとどうやって行こうかと思案

 

まだ社会人になったばかりの1980年

東京駅八重洲口近くにあった船会社で働いていた時に

会社の船が鹿島に入港するから船長・機関長との打合せに行くようと社命を受け

 

なんと東京駅から上野で常磐線に乗り換えて水戸に出て

鹿島臨海鉄道に乗り換えて半日がかりでいかなければならないほど不便な場所

(まだ成田空港も開港しておらず高速道路もできてなかった時代)

 

その後は海外生活で日本から離れていたこともあって

2回目の訪問がたしか1993年頃だったかな?

 

高速道路が整備されて東京駅から高速バスが運行され

鹿島工業地帯へのハブになっていた鹿島セントラルホテルまで

1時間半で行けるようになってビックリ

 

それ以降も何度か鹿島に行く時は

東京駅から高速バスでのアクセスを利用していたのですが

 

ハブの鹿島セントラルホテルに前泊して港や製鉄所の船を訪船して

ホテルに戻ってまた泊まるかそのまま東京にトンボ返り

 

ホテル周辺のありきたりな全国チェーンの飲食店しか知らずにいたのですが

(それも鹿嶋セントラルホテルの所在地は実は隣の神栖市)

 

40数年前からの知人であり同じ釜の飯を食った人生の大先輩が

数年前、出稼ぎしていた福島から鹿島に戻ってきてるのを知り

連絡を取って会うことを決め

 

さて、それじゃあどうやって行こうかと思案

 

飽き飽きしてる新幹線も なんの面白味もない高速バスも嫌

 

そんじゃあ飛行機にすっかなと調べてみると

成田経由なら新幹線+高速バスより時間かかるけど

行けることを知って即決

 

前日、船が予定どおり君津に入港しているのを確認して

鹿島の代理店に電話で出入港予定を聞くと

翌日には入港して3日間停泊とのこと

急いで鹿島セントラルホテルを予約して

出張準備をして荷物を宅急便でホテルに送り

 

明け方未明に当日限定の割引チケットを購入し

(なんと伊丹~成田がたったの11,190円)

大和西大寺から空港バスに乗車

出発時刻までたっぷり余裕があったのでラウンジでのんびりビールと青汁ラテ

離陸して大阪からしばらく雲に覆われていたのが

突然視界が良くなったと思ったら

駿河湾の遥か彼方に富士山が

羽田行と違ってこの季節、成田へは霞ケ浦を周りこんでアプローチするからなのかなぁ?と勝手に推察

やがて霞ケ浦を周りこんで降下

いつもながら東京近郊のゴルフ場銀座にソーラー

パネルだらけ

もはや手遅れだけど

日本国中、まるで大火傷のケロイドのように山や空き地に蔓延る

太陽光パネルの現状

 

耐用年数が前になったらきっと所有者は計画倒産して行方知れず

土壌汚染を引き起こす有害物質を垂れ流し

 

子孫が生存してゆけるんだろうか

 

馬鹿な政治家、マスコミに扇動されて暗黒の歴史になるんだろうなぁ

嘆くことしかできない自分が悔しいです。

 

おっと、いつもながら脱線

 

話題を旅の続きにしなけりゃいけませんよね

 

15:45成田空港第一ターミナルに到着して荷物を引き取り

空港から京成で成田に出て16:30JR成田線に乗り換え

佐原で鹿島線に乗り換えて

 

17:40鹿島神宮駅に到着

銚子駅行路線バスに乗車

1時間に1本程度しかない路線バス

直線で約9キロの距離をグルグルと回りに回って40分かけて到着

 

大和西大寺から7時間後

伊丹出発から5時間弱

成田空港から2時間

18:43 無事鹿島セントラルホテルにチェックイン

 

実はこの日お昼抜き

遠出するのが面倒になってホテル敷地内の居酒屋に飛び込み

すかさずメガジョッキの生ビールを注文

胡瓜の漬物にお刺身盛り合わせ

鯖の串焼き

釜飯にチューハイを2杯

この”村さ来”40数年前、東京でよく飲みに行ってたけど

ビールはよしとしてチューハイの薄いこと薄いこと

 

お腹は朽ちたし酒はもう外で買おうと店を出て

コンビニを探して濃い無糖のチューハイロング缶2本とおつまみを買ってホテルに戻って

ひとり二次会となりました。

 

安さを売りにした居酒屋

酒で儲けようとする韓国のソジュ(焼酎)みたい

 

昔はソジュと言ったら25度だったのか

いつしか20度、19度と薄めていって

いまどきはたったの16度

 

日本酒とほとんど変わらないから

小さなグラスで一気飲みしたところで全然酔わないだろうなぁ

 

そんな印象でした。

 

その夜、船が入港してるかネットで調べると

銚子沖で漂ってる様子(業界用語でドリフティングといいます)

 



 

たぶん先船の出航が遅れて着岸できなくなって

時間調整してるんだろうな と邪推

 

そんなこともあろうかとレンタカーは予約せずにいたので

翌朝、水先人乗せて岸壁に向かってるのを確認してから

レンタカー予約して

 

ようやく製鉄所に向かい

午後1時過ぎ、無事仕事を完了

 

その後、鹿島在住の先輩に迎えに来てもらい

陶芸工房で歓談して馴染みにホテルに連れていってもらいチェックインして

鹿島の飲み屋街の居酒屋に移動して会食

 

車の運転があるからと酒を飲まない先輩にいつまでも突き合わせては申し訳ないなと

早めにお開きにして近くにコンビニでまたまた缶チューハイを数本買って

ホテルに戻り恒例の一人二次会(笑)

 

この時点では、翌日の予定も移動手段も決めておらず

鹿島神宮の門前のホテルだったので

とりあえず鹿島神宮でも参拝しようかなと思っていたのですが・・・

 

夜中に起きて鹿島神宮の事を調べてみると

HPに鹿の絵があり

よくよく考えたら奈良の春日大社は鹿島神宮から迎え入れたことを思い出し

 

御祭神は、武甕槌命(タケミカヅチノカミ)で

国譲り神話や神武東征のいわば功労者

 

実家は一般家庭にはない旗のポールがあり

毎日日の丸を掲揚して

寝起きには二階のベランダから東(皇居)に向かって敬礼をする

そんな父のもとで育ち

皇室を敬うことを当然と思っていたのですが

 

つい2,3年前に矢田丘陵を歩いていて

変わった神社や墓をみつけ

調べてみると“長脛彦(ナガスネヒコ)”なる人物の存在と

 

彼こそが神武東征の際に最大の難敵となり

半ば身内と思っていた者(饒速日:ニギハヤヒ)に裏切られ

闇討ちにあったことを知り

 

それがあとでいいようにつくられた日本神話で悪者扱いされているのに違和感を抱き

国譲り神話を含め

実は天皇家の始祖神武天皇こそ侵略者じゃないのかと思うようになってしまったことや

 

大化の改新のもととなった”乙巳の変”も

よくよく考えると

中臣鎌足や中大兄皇子こそ腹黒な暗殺者じゃないかと考えるようになり

 

中臣=藤原 ⇒ 藤原によって創建された”春日大社&興福寺”もいまや”坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”状態

 

そんなことから鹿島神宮を参拝する気がすっかりなくなり

 

かといって、そのまま高速バスで東京に出て新幹線で帰る気になれず

『さて、どうしたものか』と思っていたところ

 

またまた当日割引で成田から飛行機で帰ろうと思い立ち

出発時刻の午後5時30分まで何ができるだろうかと思った途端

 

鹿島神宮駅から乗った路線バスを思い出し

『そしたらいままで訪ねたことのない銚子に出て、美味しい魚介類でも食べて

それからゆっくり成田に移動したらいいんじゃない?

と閃いたのが 朝の8:15

 

Google Mapsで銚子までのバスの時刻を調べてみると

ホテルの前のバス停8:48発

 

焦ってシャワーを浴びてキャリーケースに荷物を詰め

無事バスに乗車

ところがなんせ路線バス

旧道を走るは乗り降りするのは病院や日帰り温泉に行く老人ばかり

 

鹿島の市街地から太平洋に挟まれた神栖市の北の端から南の端まで縦断したのですが

もともと海と川からの堆積物でできた土地

ほとんど真っ平で砂地のような土壌にもかかわらず

稲作の田圃やお正月の松飾ようの松でも栽培している風景だらけで

とっても勉強になりました。

利根川のほぼ河口近くの大きな橋を渡ると

そこはお隣の千葉県の銚子市

鹿島神宮から約2時間弱で銚子駅に到着となりました。(料金は約1500円)

 

バスの降車場の居酒屋の看板(お銚子一本)が嬉しかったですね~(笑)

こんな自転車道のモニュメントがあったり

銚子のことを説明する案内板がいっぱい

 

【文字数が限度を超過したため 続く】

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四国スルメの如し(その3:【2023年11月】酷道から四国山地の凄さを知る)

2023-11-24 14:58:51 | 旅行

実は今回の記事”四国スルメの如し”

つい先日、またまた今治での仕事が入ったものの

帰りのフェリーが連休前日で満室となり1日アイドリング日ができてしまったのを幸いと

念願の酷道439で京柱峠と徳島県側を踏破した時のことを書こうと思いながら

ついでにここ10年ほどの期間に訪れたことを思い返してみようとシリーズ化したもの。

 

いつもながら前置きが長くて本当にすみませんでした。

 

天邪鬼でいい加減な性格故に前々から計画して下調べした場所を訪れるより

そのときの閃きで動いてしまうのと

なんせ同じ道、知った道を走るのがどうにも我慢できない変わり者

 

今回もGoogle Mapsでジグザグな道を探しながら

行き当たりばったりを楽しんだ旅をご紹介させていただきますね。

 

11月2日 造船所での仕事を片付けて今治(波止浜)出発

愛媛から高知を縦断する主要な道は

四国中央市から高速E32で高知道(2009年4月、2017年5月、2022年11月踏破済)

西条から寒風山トンネルを抜けていの町経由で高知に出る国道194号線(2021年1月踏破済)

松山から久万高原を経由して須崎に抜ける国道33号線(2022年9月踏破済)

八幡浜から鬼北町を抜けて四万十に出る国道381号線(2017年5月踏破済)

松山から宇和島・愛南町・宿毛を抜ける国道56号線(2022年3月踏破済)

 

『同じ道は走りたくないし、やはり酷道だろ

と地図を眺め、東温から峠越えして面河に抜ける酷道494号線を発見

 

以前バイクでガス欠した今治湯ノ浦ICからE76で小松JCTまで走り、下道の国道11号線(金毘羅街道)で”桜三里”を越え

東温に入ったところで左折

行く手を遮るような山々を眺めながら

『これからあの山を越えるんだろうなぁ』と期待に胸を膨らませ

景勝地らしい”白猪の滝”の標識に心惹かれたものの

釣瓶落としの季節のこと、真っ暗闇の中峠越えはしたくないなと

停まらず直進

 

やがて対向車との離合が面倒そうな道に変わり

グングンと高度を上げてゆくと

トイレと唐岬の滝の看板と

石鎚山岳輪道なる地図を発見

去年久万高原から面河渓、石鎚山スカイラインを抜けてUFOラインを走った道を含む

全長165キロ、高低差約1500mのルート

サイクリストって凄いなぁとただただ感心

一応、ほとんどガードレールがあるので恐怖心は湧きませんでしたが

約30分走行してこの高低差

ようやく酷道494号線の名所黒森峠に到着

峠を越えると久万高原となるため

険しい四国山地らしさはなくなり

1年2月前に走った面河渓から石鎚スカイラインとの分岐に出て

この日一番の楽しみにしていた酷道494号線での県境越えを目指して左折

いかにも中央構造線沿いの山深い道を進んでゆくと

そこそこ立派な境野隧道に到着

無事高知県側に出たのですが・・・

撮影するゆとりなく通過してしまいましたが

崩落したばかりの路肩が崩れた道があったり

人里離れた秘境感たっぷりの道が続き

沢を眺めては仁淀川の源流のひとつなんだろうなぁと

プチ感動

この辺り、家があるだけで驚愕してたのに

更に奥にも集落がありそうな標識をみつけて目が点

平家の落ち武者の隠れ里なのかなぁ と妄想がやみませんでした。

ただ、この酷道494号線、別名”松山街道” ”土佐街道”の名称があり

古くから使われてる土佐と松山を結ぶ道みたいです。

 

この辺りでは土居川と呼ばれる仁淀川の支流のひとつ

崖の上にある道路から谷底を見下ろしてようやく川がみえるような場所

崖の上を走る狭い道が続き途中でコミュニティバスらしきワゴン車とすれ違いましたが

地元では重宝されてるだろうなぁ

ここ↓は椿山との分岐点

またいつか椿山集落を訪れてみたい欲求が(笑)

(元廃村で、いまはたった一人の住人がいるそうです)

その先は川幅も広くなり突然人口の密集した岩丸・池川となり

ここが仁淀川町の中心

 

実はこの辺りで日没となり

黒森峠前にスマホで下調べしておいた

車中泊のできる越知の宮の前公園を目指してひた走り

 

現地確認してから近くのスーパーマーケットで食材を仕込んで

車中で晩餐(18:30)

19:00前にはすっかりできあがり(笑)

エアマットを敷いて毛布を被って就寝




 

早寝しすぎて夜明け前に何度も目覚めましたが

することもないので夜明けを待って

かわの駅(道の駅)に行ってトイレを済ませ

施設見学してから

(Snow Peakが隣接していて、事前予約しておけば宿泊施設も利用できるようでした)

どこかで朝風呂入れないかなぁ?と探したものの

近隣には早朝から入れる銭湯がなく

代わりに仁淀川沿いのキャンプ場にコインシャワーがあるのを見つけ

途中の沈下橋と仁淀川の清流を眺めながら移動

(浅尾沈下橋)

(片岡沈下橋)

黒瀬キャンプ場に到着

到着後、100円玉がひとつしかないことに気づき

離れた場所の自販機で飲物を買いがてら小銭を作ってシャワーを浴びましたが

気持ち良かった~

 

この時点で時刻は09:00

 

この日のお昼はひばり食堂でカツ丼と決めていたので

寒風山トンネル方向のR194を北上し、”633美の里”と”土佐さめうら”の道の駅に立ち寄りながら

時間調整するも連休の行楽客で賑わっていてインフルエンザの感染を恐れ

やむなく大豊町に向かったため09:35にひばり食堂に到着

することもないし、まだ開店時刻まで2時間あるけどそんじゃあ先頭で待つかと

メニューを眺めると、去年より100円値上げしました。

まあ、諸物価の高騰が続く昨今のこと 仕方ないですよね。

結局、2番目の人が並んだのが10:30

その後はドンドン増えだして ↓こちらは開店15分前の11:15の様子

たぶんお休みの日にお手伝いしている青年が手慣れた様子で

行列の順番にテキパキと席に誘導して注文を受け

11:48無事着丼(笑)

2時間待ちながら10分で完食し


表に出るとまだ50人以上の行列❗️

(一階二階で60名ほどのキャパのお店ですが)

 

そそくさと出発して大歩危小歩危につながるR32号線を北上し

酷道439の分岐を右折

439らしいガードレールがなく

路肩が微妙に沈んでいる道やほとんど離合困難な狭い道が連続しているうえ

祝日なのに生コン車や材木を運搬しているトラックと遭遇し

すれ違いのためにバックする事数回

緊張の連続でしたが

 

少し広い道に出て、ようやく風景を写す余裕ができました

 

激狭の道を過ぎ、視界が開けてきたなと思ったら

 

そこそこ広い駐車スペースのある場所があり

そこがなんと西峰集会所

回覧で集会って言われても困るだろうなぁって感じ(笑)

一応、公衆トイレもありましたよ。

 

そのすぐ上が、439の名所標高1133mの京柱峠

(時刻は13:00 ひばり食堂から約1時間後)

絶景に見惚れて名物のうどん屋を見落としてしまいましたぁ~

 

いつかテントを持参して集会所で天幕泊もいいかな?と思いましたが

実はこの辺り、熊出没注意エリア

(高知側の景色)

(徳島側)

徳島側もクネクネした道が続くものの

祖谷のかずら橋や祖谷渓につづく険道32号線もあり道路も整備されていて

高知側よりも怖くありませんでした。

狭い道ながら道路もそこそこ整備され祖谷から訪れたらしき行楽客の車も増えたなと思ったら

14:10 名頃”かかしの里”でした。

この場所、ドキュメント72時間の”ゆきゆきて酷道439”で紹介され知った場所

 

たしか限界集落で、年々一人減り二人減りと寂しくなってゆく村

往時の賑わいを残そうとご婦人がかかしを作り続けているのですが

 

いまやすっかり観光地

 

つるぎ町からの国道438号線を使って

奥祖谷二重かずら橋や剣山とあわせて訪れる人だらけでビックリ

 

14:45 剣山観光登山リフトのある霧の峰到着

あまりに整備された観光地にビックリしながら

一般の行楽客がほとんど通らないトンネルを抜けて

コリトリなる場所を目指すことに

 

ここからの道は酷道439復活

激下りの道でしたが

四国山地らしさに溢れてて痺れました

15:18 コリトリ到着

標識にはカタカナ表記だけだったので

なんだろ?と思ってたら

垢離取(剣山への登山口で水垢離をした場所)なんだそうです。

やがて、つるぎ町につながる険道に

美馬につながる国道492号線の分岐がありましたが

酷道439らしい道を踏破しようとそのまま直進

 

やがて 枝垂桜と剣山を眺められる名勝”川井峠”を過ぎ


住民の居なくなった廃屋が目立つようになったものの


しばらく進むと中央に白線のある整備された道となり

集落の連続する様子から 酷道らしさはもう終わりかもと

R193号線で倉羅峠越えして阿波山川に出るルートを選び

吉野川沿いをR192で四国中央市まで出て

予約してあったオレンジフェリーに乗るため東予まで逆戻りすることになりました。

 

連休となるため11月2日の便が満席だったことから

慌てて11月3日の便を予約してネットで購入まで済ませてしまったため

キャンセル料を払いたくないなと逆戻りしたのですが



 

よくよく考えると

439で徳島市まで出て

南海フェリーで和歌山に渡り京奈和道で帰ったら

無駄な瀬戸内沿岸を走ることもなく、その日のうちに帰宅できたはず

 

まあ、ハプニングを楽しめる分余計な出費は仕方ないですよね。

 

それにしても酷道&四国山地、凄かったですよ~

 

四国を訪れる機会あれば是非挑戦してみてくださいませ

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四国スルメの如し(その2:ここ10年の四国訪問記録&【2021年1月】寒風山トンネル抜けて高知へ)

2023-11-22 15:48:56 | 旅行

【その1からの続き】

2017年5月にソロツーリングで知った酷道439(ヨサク)が忘れられず

また四国山地を走ろうと思っていたものの

思い通りにならないのが世の常

 

四国にはそこそこ訪れていたものの【ここ10年の記録、備忘録用

〈※太字斜体下線はこのブログで記事にしたものです

(2014年3月新居浜まで行ったものの翌日境港での仕事が入っていたため泊まる余裕もなく移動)

(2014年5月八幡浜で仕事したものの、前日尾道で仕事していたため疲れてそのまま電車で直帰)

(2014年7月今治で仕事があったものの、二日後に敦賀での仕事が入ったためオレンジフェリーで直帰)

(2014年7月玉野にある客先を訪問した後、四国フェリーで高松に渡り讃岐うどん食べに立ち寄り高速バスで大阪へ)

(2015年7月伊予三島で仕事したものの、前日約1月の乗船仕事から戻ったばかりだったのと翌日関空に行く用事ができ直帰)

(2015年10月下関での仕事の後、門司からフェリーで徳島に渡りラーメン食べて和歌山から帰る)

(2016年2月欧州製品の営業訪問で坂出、丸亀、今治、松山を回るも飛行機で直帰)

(2016年6月今治で仕事するもしまなみ海道で福山から直帰)

(2016年9月玉野の客先でプレゼンしてから四国フェリーで高松に渡りうどん食べて高速バスで大阪へ)

(2016年10月高松にある客先へ行くためにバイクで神戸三ノ宮からフェリーで高松に渡り、

その後R193で山越えして美馬市に入り徳島に出てラーメンを食べてから和歌山経由で帰宅)

(2017年1月今治で仕事するもののこの頃の頭の中は北九州の角打ちでいっぱい。松山からフェリーで小倉に渡る)

(2017年4月仕事で八幡浜を訪れたものの、ドキュメント72時間とこころ旅のトレースで大洲、松山、伊予三芳を巡って帰宅)

(2017年11月東京藝大で開催された”皇室の彩”を鑑賞した際、

東京への移動に徳島からのフェリーを利用したためその往復でラーメンを食べるために徳島に立ち寄り)

(2018年8月呉での仕事にオレンジフェリーで四国東予を経由、今治市営渡船で来島海峡を渡り

とびしま海道を使ったため帰路は呉から松山へフェリーで戻り、オレンジフェリーに乗船し大阪南港経由で帰宅)

(2019年3月別府から八幡浜にフェリーで渡り、松山駅でドキュメント72時間でみた観覧車に乗りオレンジフェリーで大阪南港経由で帰宅)

(2019年10月水島での仕事の後、素直に帰りたくなくて岡山から高速バスで徳島に渡り、ラーメンを食べてから和歌山に渡る)

(2021年1月尾道からの帰路、しまなみ海道で東予に渡りオレンジフェリーで帰る)

(2021年5月オレンジフェリーで東予に渡りしまなみ海道で尾道へ)

(2021年6月今治へオレンジフェリーで往復現地0泊)

(2021年8月呉への往復にオレンジフェリーととびしま海道を利用)

(2022年3月今治での仕事に往路オレンジフェリー、その後八幡浜で泊まり翌日愛南町と佐田岬を巡り国道フェリーで大分へ)

(2022年6月しまなみ海道伯方島で仕事。往復オレンジフェリーで今治経由)

(2022年9月オレンジフェリーで東予に渡り松山で仕事してから面河渓とUFOラインを走る)

(2022年11月オレンジフェリーで東予に渡り因島で仕事してからひばり食堂でカツ丼を食べ徳島から和歌山へ)

 

四国ではほとんどが瀬戸内沿岸の平地ばかりで

四国山地を回る機会に恵まれず見果てぬ夢となっていたのですが

 

2021年1月 久しぶりに今治での仕事が入ったのをこれ幸い

仕事を片付けてから四国山地越えのルートを探し

石鎚山ハイウエイオアシスの道の駅に立ち寄ってから

ようやくみつけたR194号線を南下

寒風山トンネルの手前で車を停めて四国山地を眺めてみると

この険しさ

まだ見ぬ石鎚山への期待が深まりましたね~

トンネルを抜けたところでUFOラインの標識をみつけ

できれば走ってみたかったのですが冬季閉鎖中で断念

それならばと 名物カツ丼を食べようと439で大豊町に向かったものの

このR194から分岐して大豊町までの区間は

古い集落の狭い道をバイパスする整備された道となっていて

ほとんど対面通行することなく楽々通過できてしまうので

酷道険道走りは楽しめませんでしたが

 

おかげで西条から途中の道の駅で休憩したにもかかわらず

2時間弱で大豊町のひばり食堂に着けちゃいました

 

そうして食堂なら夜まで営業してるだろうと勝手に思い込んでたら

既に閉店後

あとでネットで調べてみると、カツ丼が大人気の人気店で

一応営業時間は11:30~17:00となっているものの

その日準備した食材が無くなったら閉店と

平日でもほとんど午後3時には営業終了

 

ひばり食堂へ行こうと思ってる方は遅くとも午後1時までには到着するようお勧めします。

それならばと またまたこころ旅の2017年秋の旅(690日目)で訪れていた

杉の大杉を眺めに行きました 

この大杉 土讃線の駅名(大杉駅)にもなってる

カツ丼のひばり食堂からは目と鼻の先にある名所で

一見の価値ありですよ。

その後近くに宿がないかと探したのですが

コロナ禍で休業していたり

既に日没後となってしまい予約サイトではみつけられず断念

 

いざとなったら徳島で泊まってもいいかなと思い直し

それなら大歩危小歩危を眺めようと国道32号線を北上し

吉野川沿いに徳島市まで移動したものの

結局そのままフェリーで和歌山に渡って奈良まで戻ってしまいました。

 

この時、酷道439への分岐点があり

いつか必ず踏破するぞと改めて心に誓いましたとさ

 

 

それにしてもここ10年ほどの期間の

それも四国だけでこんな感じ

 

浮き草稼業のヤクザな人生だったんだなぁと再認識

 

でもよくよく見なおしてみると

意味もないのにわざわざ四国に渡ったのだらけ

 

鹿は死ななきゃ治らない』そのものでした~

【続く】

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”一筆書きの旅”⑥Belgium CharleroiからBrussel経由で帰国

2023-06-26 15:36:07 | 旅行

今回の旅の最終目的地”Cudillero”に別れを告げ

Asturias空港からの飛行機で向かった先が

このBelgiumのBrussel郊外にあるCharleroi空港

 

 主にLCCの発着する空港でBrussel国際空港から約70キロ

 

日本に帰国するフライトは翌日の夜発で丸一日余裕があったのですが

BrusselもAntwerpもオーバーツーリズムでごった返してるのがわかってたのと

両方とも過去に何度か訪れて知り尽くした町だったので

初めてのCharleroiに泊まることに

 

手荷物を受け取ってArrival Lobbyに出るとこの寂しさ

閑散としたターミナルだなぁと思いつつ

まずはトイレに行っかねばと向かうと

なんと有料で現金不可でカード払いのみ

また拒否されたらどないしよ と思って焦りましたが

何枚かのカードでなんとか支払いができてホッと一息 

いまのヨーロッパ、キャッシュレスがすすみ過ぎて

有効なカード(ICチップのタッチ式)を持ってなかったら

それこそ何もできない状況なので

くれぐれもご注意くださいね。

 

今回、三菱UFJのMasterが最悪

たぶんAI任せにしてるのか、馬鹿なAIが勝手に想像して不正使用の疑いがあると利用停止

解除するのは本人と電話で話さないとダメ

(家に電話があって、本人はいまヨーロッパ旅行中なので不正利用じゃないですと伝えてもダメ)

ところが無料ダイヤルでも海外から電話するとその現地から日本までの通話料はこちら持ち

もうすっかり頭にきて

日本に帰国してからも何度も電話をかけてきましたが

どれだけ困ったか思いっきり文句を言って

三菱UFJのMasterは解約することにしました。

 

三井住友のVISAも同じようにAIが判断するのか

何度も利用停止になりましたが

VpassとSMSで連絡が入るので

ネットから本人確認の手続きをしたら解除できました。

海外使用だけじゃなく、いまどきはネットでの購買にクレジットカードを使うと

すぐに不正使用の疑いとかで利用停止と本人確認ばっかり

 

いずれにしてもAIなるいい加減なシステムに任せっきりにしてるのが

最大の問題なんだけど

治らないだろうなぁ。。。

 

これらの対策として

今度、ゆうちょ銀行のデビットカード(BANK CARD)を作ることにしました。

 

クレジットのような使用後の引き落としじゃなくて一定の金額が入った電子カードだから

大丈夫と思ってるのですが・・・

もしまた何か問題が起きたら報告しますね。

 

ということで、また話を旅に戻しますと

予約しておいたホテルに行くため最寄りの駅に向かおうとターミナルを出ようとしたところ

ターミナル内に利用者しか居なかった理由が判明

治安が悪くなって特に不良移民達が置き引きや強盗できないようにとしてるのか

搭乗者以外はターミナル内に入れないようになってました。

ところが、国際空港へのシャトルバスの案内はあるものの

Charleroiの鉄道駅へのアクセスの案内が見当たらず

相当ウロウロしてからようやく券売機をみつけ

Charleroi駅行バスに乗車

券売機はカードかスマホ決済しかダメでしたが

バスは現金でも支払えそうな感じでした

空港から15分でCharleroi駅に到着

駅前を再開発しているらしく凸凹の砂利道に苦労させられましたが

23:00 無事予約しておいたホテルに到着

シンプルな部屋でとっても自分好み

ただ工事の音がうるさいからか耳栓が置いてありました(笑)

Cudilleroではガッツリとランチとバルでのトルティージャを堪能したものの

その後は移動に費やされてしまい

またまた晩御飯を逃してそのまま爆睡

 

翌朝、お腹が空いて早起きしたので

コンビニかファストフード店でもないかとホテルの周辺を歩いてみたのですが

コンビニもファストフード店も見つからず

代わりにパン屋(Patisserie兼カフェ)を発見

普通のフランスパンを食べるつもりだったのに

お腹が空いてたからかタルトから目が離せなくなって

つい玉子とイチゴのタルトを注文

貪るように食べてから ゆっくりと回りを見渡すと

他のお客さんが注文してたのが

↓ こんなパンのセット

テーブルをみると

オリーブオイルに香辛料に砂糖

それからジャムも置いてあって

そのうえ、ワインやスパークリングワインまであるじゃんか~

失敗した~ と 嘆きながら

店を出てトボトボと歩いていると古いアーケードが

アーケードを抜けるとモダンなモールがあってビックリ

まだ時間が早すぎて閑散としてたので

外を歩いてみると

もはや世界中でみかけるようになったレンタル電動キックボードを発見

日本もたぶん電動キックボードだらけになるんだろうなぁ

その後、恒例の不動産屋で物件から物価を知ろうとウインドーショッピング(?)

再開発でたぶんそのうち解体されそうなビルを眺め

公共の建物を見つけたところ

LBGTのレインボーフラッグがあってまたまたビックリ

なんせ昭和のオヤジなので

レズでもゲイでもなんでも好きにしたらいいと思ってるけど

なんか権利主張が酷すぎて実はあまり好きくないんです。

 

それにしてもLGBTが増える風潮ってのは

一種の自然淘汰なんだろうなぁ

 

少子化がどうのと騒いでるけど

人口が増大して環境汚染もどんどん酷くなって

目に見えない力で自浄作用が働いてるかもって思ってしまいます。

 

 

そんな事考えながら歩いていると

駅とホテルの間の河を艀が通過するのを発見

運河だったんだ とビックリ

たぶん、ベルギー、フランス、オランダ、ドイツ間を何日もかけて物資を運んでるんだろうなぁ

自家用車まで載せてました。

 

その後、ホテルをCheckoutして荷物をフロントに預け

ランチはタコスに

お昼時になって学生や近隣のオフィスで働いている人達で満席

つい、Lサイズを注文してしまったところ

想像以上の大きさにビックリ

お腹いっぱいになりました~

お腹いっぱいで動くのも面倒になって

モールの休憩コーナーで食休み

家を出発してから9日目

さすがに疲れたなぁと早めに国際空港へ行くことにしちゃいました。

ここCharleroiもトラムが走っているのを知って

いつもならトラムで市街地の様子を肌で感じるのが常だったのですが

すっかり疲れてしまい今回はパス

駅の券売機で切符を買おうとすると

65歳以上のシニア割引があってビックリ

日本から到着した日のロッテルダムまでも割引あったんかな

面白いことにシニア割は往復のみ適用なんだけど

駅員に片道はないの?って質問したら

往復でも片道の普通料金より安いですよ だって

距離約70キロで普通料金が€20とすると日本よりも割高?

Charleroi駅を出発してすぐに見えるのがこの製鉄所

そして少し先にこの冷却塔

(原発かと思ったらガス焚きのタービンみたいでした)

駅前を流れていた川が途中で運河と分岐してBrusselまで流れているため

こうした工場や発電所、資材置き場があるんだろうなぁと眺めてました。

 

Charleroiから約1時間半後

Brusselの中心地 Bruxelles-Luxemborgに到着

そこから更に15分後(Charleroiから1時間45分後)

国際空港駅に到着

16:30に空港に到着したものの

ANAのカウンターは2時間半前しか搭乗手続きを開始してくれないため

18:20まで待たされて

19:00前にようやくラウンジに入って休憩

ガッツリ食べて飲んで

ラウンジは21:00までなので搭乗ゲートに行ってみると

とんでもない遅延のお知らせ

結局2時間以上搭乗ゲートで待たされて乗り込むと

またまた満席(ほぼヨーロッパ人の日本への観光客)

それでも復路は10日間の旅の疲れもあって珍しく機内でも少し寝ることができ

映画も3本だけ鑑賞

成田到着は定刻約2時間遅れの19:45となり

羽田へ移動してからの当日の関空便への乗り継ぎは不可となって

仕方なくANAの手配した蒲田のホテルに移動

16,800円渡されて宿泊費と食費かな?との期待したけど・・・

 

マイステイは去年羽田の穴守稲荷駅の近くで泊まったことがあったので

早合点してたら、今回のはJR蒲田のはずれ

駅からもそこそこ歩かされたのに

オーバーツーリズムによるものか、ここぞとばかりに言い放題だったのか

こんなショボイホテルで受け取った金額ピッタシの16,800円でした。

チェッ、こんなだったら予約なんか無視してネットカフェにすればよかったなぁと後悔

まあ、何事も勉強ですね。

 

で、日本に帰ると無性に食べたくなるラーメン屋を探し

この店のラーメンを食べてみたのですが

 

あちゃーって感じ

自分の好みと全然ちゃうなぁと文句言いながら完食しました。

 

ホテルに戻り、ベッドに倒れ込んで爆睡

朝3時半にアラームをセットして

 

ねぼけ眼で早朝バスで羽田空港向かうため歩いていると

24時間営業の飲み屋だらけ

恐るべし蒲田

近寄らんとこっと

 

そして羽田空港に到着してANAのチェックインカウンターが開くのを待って

搭乗手続きをしたのですが

 

ANAももうJALが経営破綻した時と同じ症状

スチュワーデスが花形だった1970年80年代前半は容姿端麗で頭脳明晰な才女だらけで

接客もなにも申し分のない楽しい空の旅を楽しめたものでしたが

 

今時は分不相応な容姿も頭脳もちょっと足りないスタッフだらけ

国際線のCAはまだそこそこ我慢できるけど

国内線のグランドスタッフの酷い対応にどんだけ気分を悪くすることか

(国際線の搭乗手続きやラウンジのスタッフは良い人材を選んでる気がしますが)

 

まあ安い給料で優秀な人材を採用できるわけが無く

それでも人事担当者はもう少しまともな人間を選べよな と思うことしきりです。

 

始発の伊丹便(6:25発)なのでガラガラで勿論定刻どおり

この機内でも、ヤンママっぽい乗客が制服の事を褒めると

何人も集まってきて雑談に熱中して飲物サービスはほったらかし

 CAの質の低さにガッカリさせられ

もうANAの国内線は乗らんとこ と決意しちゃいました。

そんな風に少々気分を悪くしてたのですが

 

伊丹空港内を移動していたところ

この広告をみて即反応

逆さクラゲ=連れ込み宿ってやんか~と爆笑

 

それにしても今回の

Rotterdam, Faro, VigoからA Coruna, A CorunaからFerrol経由でCudillero,

AsturiasからCharleroi と

ほぼ”遠くへ行きたい”の歌詞の旅

ハードな移動もあったけど心の底から楽しませていただきました。

やっぱ旅はいいですね

 

モノより思い出

 

さて次はどこに行こうかな

 

 

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”一筆書きの旅”⑤スペインで最も美しい村(のひとつ)Cudilleroへ

2023-06-26 10:06:20 | 旅行

Cudilleroに到着し

飛び込みでHotelにCheckinでき安堵した途端

 

前日もFaroからA Corunaまでの移動で

昼過ぎにPortoのバスターミナルで分厚いパンピザを食べただけ

この日も夜明け前にHotelを出て電車の乗り継ぎでまともな食事をしておらず

お腹ぺっこぺこ

 

海辺だしシーフード食べるぞ~ と意気込んで

レストランの集まっている辺りを目指してほぼ駆け足 (笑)

オォ~、これこれ

この漁港に面した狭い傾斜にひしめき合う漁村のカラフルな家の景色

でも残念ながらちょっと曇り空だったのと

平日のそれも週末明けの月曜とあって閑散としてる様子

まあ、観光客でひしめきあってるより良いや と

どのレストランに入ろうかと周辺を散策

口コミと評価の一番高かった

この店に決定 (Casa Julioだったかな

席に案内されてメニューを渡されたものの

サーモンとメルルーサはわかるものの

他の魚の名前はさっぱりで

調べるのも面倒くさいなぁと思ってたら

気のいい明るいウエイターが

スペイン語に片言の英語で

『最高のオススメの魚のムニエルとポテトとサラダのセットで€32でどう?』

「それでいいけど、白ワインも頼みたいんだけど」って言うと

これまた地元のオススメのあるってことで『Muy Bien』と快諾

このワイン€20だったかな? ホントに美味しくて文句なしでした

で、出てきた料理は

またまた舌平目のムニエル

(Rotterdamでも舌平目のムニエルだったし

と、ちょっとだけ同じのじゃあ残念だなぁって思ったけど

空腹は最高の調味料ってだけじゃなく

久々のまともな食事を堪能し  猫マタギ(笑)

いい気分で精算を済ませ食後の腹ごなしがてら

展望台に登ってみることに

坂を上ってると我が家の愛猫クロッチと同じ 黒猫発見

オイって声かけると この態度↓

声かけておいて”可愛くないなぁ~”と

ほなサイナラとそそくさと離れ

展望台からの眺望を堪能

切れ落ちた谷の淵まで登って遠くの海岸線の眺望を楽しんだものの

曇り空でちょっと残念だなぁと思いながら

別の路から降りていたところ

ベランダでお留守番してる犬を発見

”そっか~、お留守番ご苦労さん”と声掛けて

そのまま下り坂とすすむと

今度は用心深そうなネコを発見

のんびり寝転がってたのに声かけたら用心して逃げ出しそうな気配

岩合氏のようにはいかんなぁと嘆きつつ

とりあえずお腹も朽ちたし

ワインの酔いと移動疲れもあるしとホテルに帰ってシエスタ(午睡)することに

 

適当に起きれるだろうとアラームをセットせずにいたため

爆睡してしまい 目が覚めたのは夜11時前

焦って飛び起きて晩御飯食べようと

レストランやカフェの集まってる向かってみると

ほぼ店じまいしてるところだらけ

そんならせめて夜景だけでも楽しもうと

写真栄えする風景を探して散策をすませてから

ホテルに戻ろうとすると

 

ヨーロッパ各地によくある水飲み場や

各地の田舎で見かける昔懐かしい共同洗濯場を発見

昔は、漁村の女房達が集まって賑やかに井戸端会議してたんだろうなぁ

生まれ故郷の実家の近くにも

5m四方に堀った穴に大きな板が数本渡してあって

コンコンと湧きでる清水を溜めて洗濯場にしているところがあり

近所のオバサン達の社交場になってたなぁ

と昭和30年代の幼少の頃のことを思い出しちゃいました。

 

そんなわけで またまた晩御飯抜きとなってしまいましたが

運よく飲み物の自販機があったので

コーラやミネラルウォーターを買ってホテルに戻り

 

Wi-Fi環境の不便なスペインなので

翌日の帰路のチケットとホテルを予約して就寝

 

翌朝は前日ゆっくりしっかり寝たこともあって

朝6時には起きていたのですが

朝御飯食べられるようなカフェはまだ開けてないだろうなぁと

9時まで我慢してホテルを出発

(ヨーロッパのホテルは基本朝食込なのでホテルでシンプルブレックファーストはありますが)

開店したばかりのカフェで朝食

生ハムのオープンサンドにカフェコンレチェにオレンジジュース

ロケーションが何と言っても最高で

最高に美味しかったです(€8.50)

パン屋も開けてて大好きなパンオショコラもありました。

 

朝食後にブラブラ歩きしてると

魚屋で貝と念願の亀の手を発見

よしよし念願の亀の手食べるぞぉ~と思いながら

腹ごなしを兼ねてまたまたCudilleroの景色を求めて歩きまわり

漁港に集まるウミネコたちや

磯遊びした時のシャワーや

観光案内ボードを眺めながら

湧き水のトンネルを見つけたり

コップ洗いできそうな花に驚いたり

河口を塞がないように設置された杭を感心しながら眺めたり

前日はもう閉まってた観光案内所でマップをもらいがてら

この辺りの漁法のジオラマを眺めたりと

昼の時間まで時間潰ししてから

また亀の手が残ってるか魚屋で確認してから

シーフードレストラン探し

 

開店準備してたらこの店で亀の手の写真を見せて

「あそこで売ってたけど食べれる?」と尋ねると

Si Siと快諾

それならこの店でいいやと席につき

またまた白ワインをボトルで頼み

念願の亀の手を食べていたところ

前日の不愛想な黒猫出現

おこぼれにあずかろうと目まんまる(笑)

続いてSea Food Plateを注文していたので

お裾分けしましたが

残念ながら ほとんどが冷凍からの戻しでがっかり

そういいながらも勿論完食しましたが・・・

お会計は

白ワイン €22

亀の手 €34

シーフードプレート €58

追加のグラスワイン1杯 €2.40

税金込で合計 €116.40  

 

楽しみにしてた海鮮があまりに残念

このままじゃあ日本に帰れないなぁと

バルに立ち寄り

トルティージャ(オムレツ)で生ビールを飲み

時間帯も悪くローカルの酔っ払いもいない時間だったので

そこそこにしてバルを出てベロンベロンの千鳥足でお土産屋に立ち寄り

CudilleroとAsturias名物の缶詰を買い

 

まだ時間に余裕があったけどHotelに戻って荷物を引き取って

Cudirello駅に向かって坂道を登っていったところ

 

面白い標識を発見

横断禁止なんだろうと思いつつ

 

”恋の逃避行or駆け落ち禁止か?”って見えてしまいついニンマリ

昼酒の酔いと急坂をのぼってヘロヘロになりながら

Feveのキップを現金で購入し

無事改札を通り

Gijonからの折り返しで停車中の車両に乗り込み

車内で爆睡

ところがなかなか発車してくれず

Asturias空港へのバスに乗る予定のPiadras Blancasに到着したのは

空港バス停留所発車時刻の5分前

酔いも醒めてしまい競歩でバス停に向かったのですが・・・

既に通過したあと

 

流しのタクシーはないし、

歩いてる若者にタクシー乗り場を尋ねても知らず

搭乗予定の飛行機に乗り遅れるかもと覚悟しつつ

 

人気の多い場所まで移動して

老人に尋ねるとようやくタクシー乗り場を教えてもらうことができ

数百メートル離れた場所までガラガラとキャリーバックを引きずりながら

タクシーを発見

急いで乗り込み 空港まで と告げて

無事空港に到着

無事 ベルギーへの飛行機に乗ることができましたが

いつもながらのハラハラドキドキ

そろそろこんな行き当たりばったりも卒業しなきゃダメだよな~と思いながら

窓からの景色を眺めAsturiasに別れを告げたのでありました。

このCudilleroって場所

大好きなスペインで次はどこに行こうかな?とネットサーフィンしてた時にみつけ

いつか行こうと思ってた場所のひとつだったのですが

あえて不便な場所感を味わいたくて超ローカル線を使い訪ねた甲斐あって

なかなかいい思い出となってくれました。

 

世界規模の旅行ブームでオーバーツーリズム(観光公害)となっている昨今

やっぱ僻地=田舎が一番だなぁと痛感しました。

 

興味持たれた方がいらっしゃいましたら是非訪ねてみてくださいね。

(但し、Seafoodは魚屋で売ってる新鮮な魚介類を確認してから

レストランで写真見せながら「これ食べたいんだけど」と交渉するのがオススメです)

 

【⑥に続く】

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”一筆書きの旅” ④Galicia州 A CorunaからFerrol経由でAsturias州Cudilleroへ

2023-06-23 17:24:46 | 旅行

ポルトガルほぼ最南端のFaroからSpain北西部のA Corunaまで

Aveiro, Porto, Vigoで電車、バス、バス、電車と乗り継いで 

約16時間半かけて移動した翌日

 

Vigoを出発した時点で既に目的地をCudilleroと決めていたため

どうせならEl Camino de Santiago(サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地)沿いを走る

超ローカル鉄道Feveに乗ろうとルートを再確認すると

 

A Corunaを朝6:37発の電車でFerrolに向かわないと

次のローカル線は午後発のみ

またほぼ深夜にしかCudilleroに到着しないとわかり

 

深夜1時過ぎに寝たばかりなのに根性を出して朝に5時起床

6時にホテルをチェックアウトして

真っ暗闇で人っ子一人歩いていない道を競歩で歩き A Coruna駅に到着

始発のFerrol行に乗るためキップを買おうとしたのですが

現金の券売機は故障中

窓口はまだ開ける気配もなく

カード支払いの券売機のみ

ところがカードをタッチしてみても

日本のクレジットカード会社から

SMSで不正使用の疑いがあるため利用停止との連絡が入るばかりで

とうとう発車時刻が迫ってしまい

これに乗り遅れたら半日時間潰ししなくちゃいけなくなると

車内で支払いをしようと無理やり乗車(改札のない駅でした)

定刻Ferrolを出発し真っ暗闇の中を走っていたところ

突然小さな駅で停車して行き違い電車を待ってる様子

 

もしかしたらFerrolで乗り継ぎできなくなるかも とひやひやでした。

Ferrolを出て30分ほどした駅

Estacion de tren Beranzos-Infestaで何故か反対方向に走りだしまたまた大焦り

あとから”どんつき”駅で必ずスイッチバックする駅だと知りましたが

なんせFerrolでの乗り継ぎ時間わずか10分しかなかったので

ハラハラドキドキ 心臓に悪いわ~

 

やがて海が見え始め

 

Ferrolらしき町が見え始めてホッと一息

ところが結局Ferrolまで車掌は現れず

Ferrolの駅で事情を話してCudilleroまでの切符を購入

Ferrolは改札機があるのでキップなかったら乗れなかったなぁ

我が身の運の良さに感謝

このFeve 実はスペインでも超ローカル線

フランスからサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道沿いを走る

とっても貴重な鉄道なのでありました。

Ferrol Cudillero間の距離約200キロ 所要時間6時間 運賃は€19,35(2,919円)

狭軌の可愛い2両編成のディーゼル車

貴重なFeveの沿線の風景を地名でご紹介しますね

( )が画像の地名です。

 

(Naron)

田舎では家の敷地を石垣で囲い

その中で数頭の羊を飼っている風景がとても魅力的で

ついつい 日本に帰ったら羊飼っちゃおかなぁ

なんて想像してました。

 

草食べてくれるし、毛を刈ったら羊毛もとれるし

いざとなったらラムやマトンも食べれるし(たぶん愛情がわいて無理だろうなとおもいつつ)

 

ここはそこそこの町でしたが、さすが巡礼の道

こじんまりした可愛い教会が集落ごとにありました。

(Naron駅)

(Moeche)

教会の隣には 

こんな高層アパートのような集合墓地も

 

 

やがてFerrolから30分ほど町やのどかな集落のあるところを走っていたと思ったら

そこそこの急斜面を登り始め

走ってる本数が少ないからか

バシバシと枝にあたりながら走り続け

植林や林業の村や放牧の牧場とまた山間部を行ったり来たり

 

 

(San Sadurnino)

(Moeche)

石造りの家と広い庭が素敵だなぁと眺めたり

(Cerdido)

(San Claudio)

(Ortigueira)

(Rio Sor)

(O Vicedo)

(Covas)

(Viveiro)

(Cervo)

 

(Burela)

(Ribadeo)

やがて海を眺められるようになり

そこそこ大きな町も見え始めたと思った3時間後

 

車掌さんから乗り換えですよと告げられ

ホームの反対側に停車していた車両に乗り込むとすぐに発車

どうやらこのFeveはFerrolからOviedo間の所要時間7時間11分

 

同じ乗務員で往復したら15時間かかってしまうため

ほぼ中間の駅で折り返し

1日の勤務が8時間以内になるように調整している様子

 

Ferrolからの運転手は、必ず各駅で停車してたのですが

この中間駅からOviedoまでは、乗客の行先を車掌さんが調べて運転手に伝え

各駅のホームに人がいなかったら通過するようになって

勿論途中で減速して時刻は守っているものの

面白いなぁと眺めてました

 

 

 

(Castropol Vilavedelle)

この沿線で特に目についたのがこの石葺き屋根

最近はキレイにカットしてスレートのようにしていますが

古い建物は天然石そのもの

なんかとってもいい感じでしたが

偶然撮ったこの画像では穴が 

(Coana Mohias)

(Navia)

(Luarca)

(Valdes - Luarca)

(Valdes - Caneiru)

実は、時間があると次はどこへ行こうかと

Google Mapsの航空写真を眺めるのが一種の日課となっているため

今年の3月4月頃にこのスペイン北西部を調べていたところ

広範囲に山火事のマークがあって 

どうしたんだろ?と思いつつ

すっかり忘れていたため 焦げた木々や山肌をみてビックリ

たぶんその頃はFeveの電車も運休してたんだろうなぁ

いずれにしても無事鎮火してよかったなぁとホッとしました。

 

 

(Cadavedo)

(San Martin de Luina)

 

Ferrolを出発して約6時間後(正確には5時間45分)

ようやくCudillero駅に到着

この駅はやはりCudilleroを訪れる観光の利用者も多いのか

小さな駅なのにしっかりと駅員さんも常駐してました

 

Ferrolからのレアなルートを選んだため

1日に2本しかありませんでしたが

Gijon間は1・2時間毎に運行しているようです。

駅前には勿論タクシーなどなく

ルート検索して徒歩でCudilleroへ向かうことに

実は谷間に下ってゆく道で

駅からずっと下り坂

 

しばらくするとバス停があって 

この辺りでは大都市のOviedoからバスが運行されていました。

(ほとんどの公共交通機関を利用する観光客はこのバスを利用するようです)

 

実は、この日は

A Corunaで無事始発電車に乗れるか?

乗れてもFerrolで乗り継ぎができるか?

できなかったら また目的地を変更するしかないな

と思っていたため宿を手配しておらず

Feveに乗車中にネットで申し込んだらいいやと思っていたら

とうとうCudilleroまでネットに接続できず

ええい! 飛び込みで探したらいいさ!

としていたため

ずっと坂道を下り続けていたところ・・・

以前Cudilleroのことを調べていた時に

そこそこクチコミの良かった安宿のことを思い出し

飛び込みで「Tienen una habitacion libre?(空室ありますか)」と尋ねると

「€45でいい?」と聞かれたので

「Si, Muy Bien Mucho Gracias」と即答

部屋に案内してもらいホッとしながら荷物を降ろし

安心したら

朝昼抜きで空腹だったことを思い出し

その後レストランへ飛んで行くこととしたのでありました

 

【⑤に続く】

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”一筆書きの旅” ③FaroからPortugal縦断してスペインへ

2023-06-22 14:04:34 | 旅行

さて、Faroのコインランドリーから洗濯物をホテルに持ち帰ったところ

時刻は11:30

カップヌードルとポテチだけの朝ごはんだったので

そこそこ空腹感で”何か食べたいモード” 

 

怪しげな日本食レストラン(だいたい寿司バー)も数軒見かけましたが

『やっぱシーフードだよな』と 目星をつけておいた店に

ここは庶民的な店でリーズナブルなお値段で食べられるんです

 

店に入って席に案内されるのかと思ってたら

ショーケースに入ってる魚貝類からお好みの品を選んで注文してとのこと

注文して案内された席につくと

ハウスワインとパンとトマトのサラダが出され

さっそくワインを飲み始めたのですが

このトマトサラダがパンとの相性抜群

美味しかったなぁ

通された部屋には Jose Afonsoなる人物の

ポスターが飾られていて

調べてみると 左翼活動家でシンガーソングライターだったそうで

この店とどんな関係があるのかはわかりませんでしたが

熱烈なるファンかサポーターだったみたい

 

注文したのは、生牡蠣とアサリと赤貝のワインバター蒸し

それからまわりのお客がみんな食べてたのでつい追加で鰯の塩焼きとジャガイモ

パンとジャガイモは少し残してしまいましたが

満腹で大満足

膨らんだお腹を抱えながらホテルに戻ってみると

なんと気温31℃

部屋に戻ったら冷房から抜け出せず昼寝しちゃうだろうな

昼の旧市街の散策に出発

 

石畳の補修をしている光景に遭遇し

こりゃ大変だ と実感

こちらはFaroで人気のお土産屋

実はイワシの缶詰が売りで

FaroだけじゃなくてLisbon他でも買えると知って素通り

 

次に訪れたのがArco da Vilaという城塞

 

入口にはまたまたコウノトリの巣があり

それをそのままにしてるところがいい感じでした

ヨーロッパ各地でよく見かける旧市街の本丸って感じ

その中心の高台にある大聖堂

古代ローマ時代、イスラム支配下ではモスクが建てられ

12世紀にポルトガル王国となってから13世紀に大聖堂が建てられたんだとか

屋上がFaroを一望できる展望台になってるみたいでしたが

人がいっぱいだったのでパス

その前には日本と同じような赤い郵便ポストがありました

集荷時刻?

 

城壁を抜けて海側に出てみると

水上タクシーや遊覧船乗り場になっていて

いくつものボートツアーがありましたが

なんせ暑くて乗る気になれず またまたパス

ポルトガル建国とイスラムとの歴史を表してるタイルがありました

城塞の外周を半分ほど回ってから

また城塞内に戻り

博物館とFADOの演奏があるらしく興味をひかれたのですが

ちょうど昼の演奏時間が終わったばかりだったので またまたパス

カフェテラスもなんせ暑すぎて立ち寄る気になれず

お土産の露天商が並ぶ一角で

つい、ポルトガル風のタイルの鍋敷きとオーガニック石鹸を購入

 

その後、ミネラルウォーターを買いがてらスーパーマーケットを視察

 

果物類やポテト、玉ねぎ

生姜にキャッサバにレモン、ニンニクなど

ワインはお手頃価格なものがいっぱい

セルベッサ(ビール)に

 

ウイスキーやリキュール類

パン

冷凍食材(主に魚)

肉にチーズ

一応それなりにモノは揃ってるし

ヨーロッパのほかの国々と比べると全体的に安いのがわかりましたが

品質もそれなりな感じでした。

 

長期で生活するのはちょっと残念かも

 

ホテルに戻ってシャワーを浴び

クーラーを効かせた部屋で午睡を楽しんでから

夕食に出発

 

前日のFADOの響く路地のレストランもいいなと思いつつ

TripAdvisorで人気のレストランが気になり

飛び込みで入ってみたところ

運よく席が空いてたようで

ついそのまま着席

 

店主のオススメの白ワインとガス入りミネラルウォーターを注文

これはイワシのパテでしたがパンに塗って食べたら最高

注文したのは マテ貝と

シーフードリゾット

正直な話、感動するほどの味ではなかったかな

お会計は、€56.70=8,547円でした。

美しい夜景を眺めながらホテルに向かって歩いていると

なにやら人だかりを発見

なんとテキーラと生バンドが売りのメキシカンレストランバー

お腹はいっぱいだし、行列してたのでパス(笑)

 

FADOを聴きたいなと前日歩いた路地に行ってみても

土曜日は閉めてたり閑散としていたので

諦めてホテルに戻り早めに就寝

 

翌朝、7時発の電車に間に合うようにと

コンビニで買っておいた菓子パンとコーヒーで朝ごはんをすませ

寝室の窓からみえるこれから改装工事する様子の古い建物に別れを告げて

ホテルをチェックアウト

駅に停車していたFaro始発の特急電車に乗り込みました

これが車内

よくある固定式の椅子で

 

良いのか悪いのか

4人掛け対面シートの窓側の席(進行方向が背中)

ラジオが聴けたり

窓のブラインドは電動

読書用ライトがありました。

ちなみに最高営業速度は240キロ+

Faro付近はこんな感じ

少し北に上ると コルク樫だらけ

(樹皮がコルクになって剥いても再生するらしいです)

Faroから3時間後 Lisbonに到着

 

Lisbonは首都なので日曜日にもかかわらず

Faroを出発時には3割程度の乗客だったのが途中の駅から乗り込んできた乗客でほぼ満席

 

ほとんどの乗客が下車してホッとしてたらLisbonから乗り込んできた乗客で

またまた満席

 

ほとんどが外国人観光客(会話が英語だったので)でPortoに行く様子

やっぱりオーバーツーリズムなんだなとちょっとガッカリ

そのうえ、Faroではそんなに気にならなかったのが

Portugalって国はSpainのお隣だし

Espanaのちょっと田舎な雰囲気だと思い込んでたら

Spainが南米やフィリピンを植民地にしていたのと全くことなり

 

インドのゴア、中国のマカオ、

アフリカ東海岸のアンゴラ、モザンビーク、ギニアビサウ

そして南米ブラジルにオセアニアの東チモール

 

その名残からか黒人比率が高くてビックリ

長い歴史の中で溶け込んでいるようにも思いながら

やはり差別は受けていたのかなんとなく暗いイメージ

 

Aveiroで下車して漁港で美味しい魚介類でも堪能しようと思っていたのですが

すっかりポルトガルに食傷気味となってしまい

 

いっそのこともうスペインに行っちゃえ

とAveiroで長距離バスを調べてみると

 

スペインのALSAでVigo行がみつかり

ネットでは購入期限を過ぎていたため

バスターミナルで乗車券を買おうとすると

日曜日で午前中休業(12:15)

仕方なく到着したバスの運転手に現金かカードで買えないかと尋ねると

”ダメ”の一言(12:30)

その直後にFlix Busが到着したため

またまたドライバーに話すと”オンライン以外では乗れない” とすげない答え

 

その1時間後にもFlix BusがあってPorto経由でVigoまで行けるのがわかったため

慌ててネットでチケットを購入することができました

 

13:45 Aveiro発

14:35 Porto着

このPortoのバスターミナル

まさしくオーバーツーリズムで座る椅子も休む場所もなし

 

土産物屋で時間潰ししてみるものの買いたいものもなく

(コルク製品が欲しかったのですが安物のポーチしかなく断念)

無茶苦茶大きなパンピザと白ワインでお昼にしてみましたが

白ワイン不味かった~

待ちくたびれて嫌気がさしたころ Vigo行のバスが到着

16:45Porto発

Portugal最北部の小都市Bragaに停車したのち

20:14ようやく海が見えてきて

20:20Vigo到着

Vigoが思いのほか大きな街だったので

この時点で目的地をCudilleroに決定

 

そのまま鉄道駅に移動してA Corunaまでのキップを購入して

21:35発の特急に乗り込み

23:30 電車の中で予約しておいた

A Coruna駅前のホテルにチェックイン

朝5時起きしてFaroから電車とバスでイベリア半島西端をほぼ縦断

 

車窓からの景色を堪能したけれど長かった~

 

でもいつもながらの行き当たりばったり旅

乗り換えができるか泊まる宿はみつかるかと

ハラハラドキドキの連続ですが

刺激があって超面白かったです

 

【④に続く】

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"一筆書きの旅"②Holland RotterdamからPortugal Faroへ

2023-06-22 10:43:33 | 旅行

初日の研修を無事に終え

Rotterdamの後の予定をどうしようかと思案

 

5年前はRotterdamから英国に渡るフェリーがあることを知って

Scotlandを訪ねることにしたのですが

 

今回は、帰路はBrusselだし

はっきり言ってオランダから東は行き慣れた場所ばかり

西も陸路でフランスじゃあ面白くないしなぁと地図を眺め

 

面白い交通手段はないかとアレコレ探していたところ

Rotterdamにも空港があるのを発見

田舎の小空港でLCCの737クラスの飛行機ばかりながら

主にオランダ人の旅行先へのアクセスとして利用されているようで

 

就航先は、東はオーストリア 西はスペイン、ポルトガル

南はエジプト、モロッコ  北は英国、フィンランド

50都市に行けることがわかり

 

3年前にコロナの感染爆発で這う這うの体で帰国してしまった

Spainへ行こう と思ったのですが

 

運悪くSpainのAndalucíaは異常気象で猛暑となり

外出禁止令が出ているのをネットニュースで知り

外を歩くのも苦労するような気候じゃあ諦めるしかないなと

 

写真を眺めていたところ

”Faro”の地名が目に留まり

調べてみるとポルトガルのほぼ最南端の町で

ポルトガルでのイスラム勢力終焉の地

 

Sevillaからも遠くなく、バスでも行けると知って

とりあえずFaroまで行ってから

やっぱりAndalucíaに行ってもいいし

ジブラルタルからモロッコに渡るのも面白そうだなと即決

 

夜中のうちに翌日のフライトを予約してチケットを購入

時差ボケで夜中に目覚めてしまったのを幸いと

荷物のパッキングしてから朝まで仮眠

 

翌朝、シャワーを浴びて身支度を済ませ

前夜スーパーで買っておいたクロワッサンにハムとチーズを挟み

部屋のインスタントコーヒーで朝食

 

水上バスの時刻にあわせてチェックアウト

 

前日、間違えて10分前に出航する20系統の風車の景勝地(Kinderdljk)方面行に乗ってしまったため

取引先方面に向かう21系統の電光表示と出航時間を再確認して乗船

 

この日は、対岸の客船ターミナルにドイツAIDAの客船が着岸してました。

 

このAIDA、三菱重工が1隻あたりたったの1000億円でダンピングして受注したと欧州で陰口を叩かれ

結局”なあなあ”で少々の仕様変更があっても大丈夫だろうとの日本人的感覚でいたのが

勝手な変更など絶対に許容しないドイツの会社の逆鱗に触れ

設計変更からヨーロッパの職人を呼んで内装のほとんどをやり直しすることになって

納期遅れに輸入資材の購入などで2隻で累計2500億円の損失を出し

結局三菱重工の創業の地長崎造船所が大型建造から撤退することとなった因縁の会社の船なんです。

 

背景には、大型クルーズ船ブームがくると予想されていたため

その昔、客船を建造していた実績から

赤字となっても授業料を払ったつもりで経験を積み

付加価値の高いクルーズ船建造ブームに乗ろうと目論んだようでしたが

 

まあ、あそこまで巨大化して組合も強くなりすぎて組織が活性化できなくなると

社内では誰も責任をとらず、問題があったら下請けになすりつけるだけ

”天網恢恢疎にして漏らさず”

 

おっと、つい日頃の不満を爆発させちゃったりして

 

(高いビルの右横にある古そうな建物がHOTEL NEW YORK、

その昔大西洋横断する客船を利用する客で賑わった由緒あるホテルです)

こちらはアメリカでもよく見かけるタイプの古い鉄道稼働橋

いまは地下のトンネルの迂回路ができているため

歴史的建造物としてモニュメントのような存在となってます。

 

取引先のある場所は、近くに造船所もあるため元は主に船舶関係の工業団地

Rotterdamから川で10キロ、河口から70キロ離れた場所にあります。

通勤での利用者が多いのか、いつもそこそこ乗降客がいるんですよ

そんな背景もあってほとんどみんな自転車通勤(笑)

↓ここは前日も5年前もランチに連れてってもらうお店。

ウォーターフロントで眺めがいいからかいつも満席なんです

水上バス以外にも地下鉄と工業団地を結ぶバスがあって

操車場では電気バスが充電しました。

(あんな風に充電するんだとビックリ

 

実はこの日は金曜日で、コロナ禍もあってか

アメリカでもそうでしたが製造業の工場は週休三日となっているようで

研修のためにわざわざ出勤してきた様子だったので

 

ランチのお誘いをしていただきましたが迷惑をかけないように

午前中で終わることにして水上バス乗り場に送ってもらいました。

 

ご参考までに

水上バスは、停留所で係船ロープの作業やタラップを上下する車掌さんがいて

運賃はクレジットやデビットカード、バンクカードで支払います。(現金不可)

私がいつも使うRotterdamからKrimpen a/d IJsselまでは距離にして約10キロ

乗船時間20分で€2.40なんですが

朝みた客船のお客で水車群を見学した帰りのグループがいて

車掌さんがあれこれと観光案内してたら終点に到着してしまい

着岸や乗降作業でとうとう検札に来れなかったので、

下船する前にクレジットカードを見せて

「まだ払ってないけど?」というと

「オマケしときますね」と€1.58にしてくれちゃいました(笑)

その緩さが好きだなぁ~

これは近くの浚渫船建造に特化した造船所と係留中の浚渫船

ヨーロッパは海岸線に港があることがなくて

川の河口や、川を使ってフランス、ベルギー、オランダ、ドイツの内陸部まで

船が貨物輸送の要となってるため浚渫の需要も桁外れ

 

取引先でもこの浚渫作業が高圧空気で

川底、海底の泥を吹き飛ばして吸い込むらしく

へぇ~っ勉強になるなぁと感心しながら眺めてました。

こちら↓は海底油田のプラットフォームへの物資を供給するサプライボートの造船所

オランダ=造船(特に大型商船)ってイメージがなかったけど

地域に特化した需要があるんだなぁとこれまた勉強になりました

 

これは川を遡ってドイツまで2週間かけてクルーズする客船

橋の下をくぐるため高さはありませんが

外洋と違い波の影響を受けないため半端ない長さだったりします

ホテルに戻ってから

飛行機の時間まで余裕があったので中心地を散策しようと歩いていたら

↓ こんな面白い看板を発見して大笑い 

なかなかやるなぁオランダ人(笑)

これはたぶん月極の駐車場

鍵でロックを解除して駐車するみたい

こちらはこの先にあったホテルに滞在していた有名な哲学者で政治家で

チェコスロバキアの初代大統領でもあったマサリクなる人物のモニュメント

横のスコープを覘くとその爆撃されたホテルの跡地がみえるらしいのですが

その辺りの歴史に疎いので ふぅ~んと頷くだけでした

Rotterdamは変わった建築が観光の目玉のひとつで

この正面がその代表格のキュービックハウス

手前には船齢100年超えた船が係留されていて

博物館でもあり、実際に住居として使ってたりします。

小さな運河には、元は艀でいまは住居して使ってる古い船だらけ

昔の横浜元町の大岡川を彷彿とさせられました。

 

これはその艀の住人の自転車用ガレージ

歴史を感じさせる橋もあって

その先には変わった灯台のような船

(いまはレストランになってました)

古い運河はほぼ古い船を係留している博物館になっていて

船の仕事をしている身としてはとっても楽しい時間が過ごせました

 

さすがはヨーロッパ最大の港を有するRotterdam

面白かったですよ~

 

どこかのカフェでランチをと思っていたのですが

市街地は客船のツアー客でごった返していたため

諦めてホテルに戻ってランチ

この日もオープンサンド(玉子サラダ&焼き鯖)とアサリのスープ

美味しかったです

ホテルに預けてた荷物を受け取ってトラムに乗って出発

この日も有効期間2時間の乗車券をクレジットカードで買って

ロッテルダム中央駅で下車して

Rotterdam空港行の電気バスに乗車

普通の路線バスなので住宅地などをまわって

30分後に到着

ランチを食べてからさほど時間がたってなかったのですが

Faroに到着するのが夜だし、とりあえず食べれるときに食べとこうと

Fish &Chipに白ワイン

LCCのTransaviaに乗り込みました

因みにRotterdam→Faroの運賃は、€190(29,000円)

当日に購入したのでちょっと割高でしたが

まあ許せる範囲かな

フランス上空からピレネー山脈を越えて約2時間半後

イベリア半島南方らしい乾燥した大地が見えはじめ

やがて幾何学模様のようなラグーンが見えたと思ったらFaroに到着

懐かしDC-9っぽい古き機材が置いてあってビックリ

続いてエプロンからBA(British Airway)やその他欧州各国の飛行機が駐機していて

Faroがヨーロッパでも人気のリゾートなんだと知りました

ターミナルビルはそこそこ年季が入ってて不便な印象でしたが

タクシーの運ちゃんがとっても親切で

ポルトガルの第一印象はバッチリ

当初は、Faroは単なる通過点と思ってたのですが、

都会より田舎の方が好きなのとまずはFaroを堪能しようと

連泊することにしてこのHotelを選びました。

ただ、このHotel,3年前のラスパルマス同様

一種の民泊風システムで

Self Check In

事前に教えてもらってる暗証番号で玄関を開き

中にあるSafe (鍵専用のダイヤルロック式容器)から鍵を出し

自分の部屋を開けるシステム

初めての時は少し面倒に感じますが

慣れると結構便利

宿泊費は、部屋代と最終クリーニング代で€263でした

(40,000円+)

荷物を片付けてシャワーを浴びてから

ちょっと探検に

この旧市街の雰囲気、イスラム文化の名残もあって

なかなかいい感じでした

この黄色い照明のある小道はレストランが並んでいる場所で

路地に響くFADO(ポルトガルの民族歌謡)

物悲しいギターと歌が無茶苦茶良かったですよ~

https://www.youtube.com/watch?v=JkXjoL7s948

感じのいいレストランやカフェがあったので入りたかったのですが

Rotterdam Airportで食べた Fish &Chipsでまだ食欲が湧かず断念

 

仕方なくコンビニでビールとワイン類を買ってホテルに戻りました。

 

翌日はのんびりと部屋でカップヌードルで朝食

 

土曜とあって閑散としていたので

洗濯物を持ってコインランドリーに行くことに

 

途中で不動産屋がいっぱいあることに気づき

主に別荘用の物件が多くて リゾート地なんだなぁと再認識

少し歩くと 空港バスやローカルバスのターミナルがあり

その隣が鉄道のFARO駅

タクシーにレンタサイクル、レンタル電動キックボードがありました。

駅の先にあるコインランドリーに到着して

洗濯物を放り込み

時間を持て余して 駅に戻り

こりゃ2泊したら十分だな と

とりあえずポルト手前のAveiro(ポルトガル最大の漁港)へ行こうと

特急電車のチケットを購入

それから石畳だらけの旧市街を散策

古いFiatと教会のチャペルが似合うなあと眺めていると

コウノトリの巣があってビックリ

そのまま美味しそうなレストランやカフェを探しに

Faroのシンボル的存在のカルモ教会を眺め

観光用の地図で改めて旧市街の狭さを認識

その後、Portugalの長距離バスのターミナルをみつけ

 

どんなルートがあるのかなと眺めてから

切符売り場でAveiroからスペインに行けるバスはないかと尋ねると

『Espana? 無いよ』と冷ややかな返事 

 

よくよく調べてみると

ドイツ起点でヨーロッパ中を網羅してるFlix BusとスペインのALSAがあるんだけど

このバスターミナルには立ち寄らない様子

 

さて、じゃあAveiroから先はどうしようかな

と思いながら 洗濯物をもってホテルに戻るのでありました。

 

【③に続く】

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"一筆書きの旅”【2023年5月欧州】①出国からブリュッセル経由でロッテルダムまで

2023-06-14 15:19:25 | 旅行

【いつもながら備忘録を兼ねて出発までの背景もダラダラと書いていますのでご注意ください

 

このブログでも以前スコットランドへの船旅と共に紹介した

2018年の6月に訪れ、その後日本の代理店を引き受けることになったオランダRotterdamの会社

 

偶然だったのか必然だったのか

代理店となって約半年後の2018年の12月に

突然JR九州の高速船Beetleの首席機関長から電話を受け

聞くとBeetleの後継船をオーストラリアで建造することになり

造船所から勧められたエアコンプレッサーがオランダ製で

その代理店が御社と聞いてアフターサービスをお願いできますとの質問

 

勿論、弊社が代理店を賜っているので対応させていただきますよと回答し

そのコンプレッサーが無事採用されたのですが

 

建造中に新型コロナが蔓延したものの

2020年に船も無事完成して日本に回航となったのですが

予定していた博多~釜山航路は再開できるかわからない休航状態

 

船主であるJR九州も試行錯誤して近距離のクルージングで動かしていたものの

ほとんどの時間博多港に係留されていたこともあって

メインテナンスの運転時間に達せずに保留のままだったのですが

 

2022年6月にようやくコロナ禍もひと段落して外国人観光客の受け入れも再開し

ようやくQueen Beetleも博多~釜山航路に就航

 

コンプレッサーの運転時間も定期メンテナンスが必要となって

保守整備の実施と取扱い指導をして欲しいとの依頼を受けたのですが

 

5年前に現地を訪問して軽く会社と工場、運営体制を視察していたものの

実際に機械に手を触れてなかったこともあって

 

そんな状態で分解や組み立てをするのは無責任だな

オランダの会社に実習をしたいから協力して欲しいと依頼したところ

即座に快諾

 

そうして3年ぶりに欧州へ出発することとなりました。

 

今回の旅は、第一の目的地がRotterdamで

5年前同様KLMでAmsterdamからが便利なのですが

現時点ではまだ関空へのアクセスが不便なのと

(奈良からのバスは全便運転見合わせ

(電車を乗り継いで行くにしても大阪市内で前泊しないと難しいんです

 

それならマイレージやコインが貯まっていたANAでBrusselに飛ぶのも良いな

日本国内での乗り換えが面倒と思いつつ

まず伊丹から羽田へ飛ぶことに

 

16:16 大和西大寺駅から空港バスに乗車

コロナ禍の間に、空港バスの状況も激変

関空行きは前述のように未だに全便運休

伊丹行きも最寄りが集約され大和西大寺駅前のみとなってしまいました。。。

伊丹空港到着後

大好きなヨーロッパで酒飲みまくるだろうなとアルコールを控えるつもりだったのに

意志の弱い人間なので ラウンジのタダ酒をつい一杯

そんなこんなでほぼ定刻どおり羽田に到着したのですが

いまや滑走路が4本もあって、

それもターミナルを挟んで2本が並列しているため

同じ時刻に真横に同時にアプローチしている飛行機をみつけてビックリ

いずれ別の飛行場が必要となっただろうけど

あんな過激派が入り込んで闘争となって

いつまでもたぶん数千人規模の警察官が駐在したり

空港に入るために至る所に検問をつくらないといけなくなった

成田にしなくても良かったんとちゃうん と改めて首を傾げちゃいました。

羽田空港からは、京急であっと言う間に品川へ

 

実は、1979年に新社会人になったばかりの頃

京浜東北線から直通で行ける横浜の根岸線山手駅近くにアパートを借りていたため

独りで家に帰ってから晩御飯を作るのが面倒で

よく品川駅の常盤軒で済ませていたのを思い出し

懐かしのカツカレーを注文

たしか昔はチキンカレーベースでその味が好きだったのに

いまはビーフみたいでちょっと残念

 

続けて当時も同時に食べてたかき揚げ蕎麦を注文したかったのですが

『あのジイサン、いい年して大食いだなぁ』と思われかも と

その日の泊まり先のある神田駅まで我慢して

 

神田駅構内の蕎麦をいただいたのですが・・・

駅ソバはもっとチープな感じでいいんだけどなぁってのが個人的な感想

(考えてみたら10年くらい前にも同じの食べてたなぁと思い出しながら)

あーだこーだ言いながら

その日の宿(?)ネットカフェの鍵付き個室にチェックイン

昔は、成田発の欧州便でも伊丹発7時代のフライトがあって

当日の乗り継ぎができたのですが

最近は伊丹発成田行きが午後便しかなくなってしまい

ANAの成田発欧州行はBrusselのみですが

ぜったいに前泊しないといけなくなっちゃいました

 

ところがインバウンド観光客が激増してホテルを予約するのも困難

値段も馬鹿みたいに高額で

そんなら駅に近いネットカフェの鍵付き個室でいいや!って感じなんですヨ。

 

朝ごはんは、空港のラウンジで食べたらいいやと5時起きして京成上野駅に移動して

これまで成田へは

昔はそれこそ東京駅から箱崎乗り換えの空港リムジンバス

東京駅で新幹線に乗り換える時は成田エクスプレス

羽田~成田の当日乗り換えなら空港間のリムジンバスだったので

実は生まれて初めてスカイラーナーに乗車

 

成田空港に到着してすぐにチェックインを済ませ出国手続きも済ませ

まだ開けたばかりのラウンジでガッツリと朝ごはんとしました

成田と羽田の国際線ラウンジに行くと

ついついガッツリ食べて飲んでとタガが外れちゃうんです。

そうこうしてお腹いっぱいで搭乗すると

なんと満席

通路側の席を確保していたのですが

窓側とその隣はスペイン人の熱々のカップル

 

気を遣わせないようにVODで映画観まくることにしました

機長のアナウンスでウクライナ情勢からロシア上空と飛べないため

アラスカから北極、グリーンランドを抜けると聞いて

トイレに立つたびに窓から様子をうかがっていたところ

高度をかえてほぼ並行して飛んでいる飛行機を発見

たぶん同じように極東アジアから欧州に向かってるんだろうなと得意の独り合点

ソ連が崩壊してからずっとロシア上空からヨーロッパへの航路だったので

次の映画の間にワクワクしながらマップで位置を確認

そうしてたらCA達も非常口の窓からスマホで写真を撮ってるのをみつけ

のぞいてみると

グリーンランド上空でした

結局、約13時間超の間一睡もせずに映画を6本観てBrusselに到着

 

Brusselは3年半前に英国のDoverに行く時に

直通電車のEurostarを利用するために使ってたので

勝手知ったる場所なので楽々

ベルギーが目的の乗客が少ないので、入管も荷物の受取もあっと言う間

(他の乗客はハブのため、Transitゲートに行くから)

 

空港ターミナルビルの地下にあるベルギー国鉄の切符売り場で

Rotterdamまでの切符を購入

[運賃は、€43.20とありますが、この他にIC(特急)料金がかかります]

 

1番プラットフォームから18:11発のAmsterdam行に乗車

何度か訪れてるAntwerpを通過して

約1時間半後 Rotterdamに到着

下調べしておいたトラムでホテルに向かったのですが

キャッシュレスが徹底していて

現金では切符が買えず

そのうえ交通系カードを持たないと

有効時間内乗り放題チケットになるので近距離では割高なんですよ。

(因みに2時間内乗り放題券は€4.50=700円弱)

今回の宿は、トラムの支線の終点で水上バス乗り場の真横のこのホテル
(5年前にアクセスに便利だなと次の訪問時の宿と決めてました)

約1月半前にネットで予約してあったのですが

最初の1泊のみ予約有効期限内に支払い

もう1泊は現地払いにしたら

1泊目 約15,000円

2泊目 約18,000円

円安もあるから仕方ないのかなぁと思いつつ

オランダ人ってバカでかい人種なのに 

ホテルのシングルベッドは無茶苦茶狭くていつもビックリ

ホテルの自販機で飲物を買おうとしたところ

フロントのオネーチャンが

「ホテルのは高いからスーパーで買った方がいいですよ」とのアドバイス

それならばと外出したのですが口頭で説明された道案内

(ホテルの玄関出て左に曲がってその先でまた左に曲がって広い道に出たら右に曲がった先)

を適当に歩いてたら店屋の全くない場所に出てしまい

 

古いマリーナに歴史ある船会社や税関、広い公園など見どころや

レストランやカフェも沢山ありましたがスーパーマーケットはみつからず断念

 

カフェでビールでも飲もうかな?と一瞬迷いましたが

翌日は研修なのでアルコール抜きの夜とすることに。

ホテルに戻ると 変わったトラムが停車していたので覗き込むと

どうやらレストラントラム

生まれ故郷の豊橋でも 冬は”おでん車” 夏は”納涼ビール電車”を走らせてるけど

きっと真似したんだろうな

ということで、日本でネットカフェを出てから丸24時間起きっぱなしの後

よくやく就寝

 

翌日は、水上バスに乗り遅れないようにと早起きして

砂糖たっぷりのインスタントコーヒーを朝食代わりにして

ホテルを出発

水上バス乗り場に行ってみると

コロナが影響したのかなんなのか

メインの航路しかなくなっちゃってました。

電光表示板があったのに

つい予定時刻前に来た水上バスに乗り込んでしまい

『あれ~、観光客が多いなぁ』と思ってたら

車掌さんから、その場所は10分後のだよと言われ大焦り

次の停留所で乗り換えれるからと教えてもらいホッと胸をなでおろしました。

乗降客のいない停留所で待つこと10分

水上バスが到着

その後、下船する停留所に到着し

5年前を思い出しながら訪問先の会社へ

アポイント取ってた9時ちょうどに到着

 

午前中の研修を終えると

前回同様、ランチは設計担当者とアフターセールスの部品担当者がアテンド

朝ごはん抜きでしたが ボリュームたっぷりで大満足

ヨーロッパの工場もブルーカラーの勤務時間は早朝から午後3時くらいまで

特にサマータイムの時期は夕方からでも生活をエイジョイできるように

早めに終業するので、CEOが車でロッテルダムを案内してくれました。

 

こちらはRotterdamでも珍しい 小麦の製粉所に使われていた風車

(一般的な風車はほとんどが灌漑用なんですよ)

一時はレストランになってたけど、閉店したんだとか

そのすぐ近くにあるのが 地元ではランドマークになってる水門

この辺り、住居のある場所が海抜-12mとかで

Rotterdam市街は河口から60km離れた内陸部なのですが

大潮の時期などに堤防を越水して洪水にならないように

年に数回閉めるんだとか

そのほかにも市内を案内してもらってから

予約してくれていたレストランで夕食となりました

お昼前に 何が食べたいか?と尋ねられ

5年前に食べてとても美味しかったムール貝のワイン蒸しをと伝えたところ

ムール貝(Mussul)の名前のついたレストランを予約してくれていたのですが

 

どうやら牡蠣同様、”R"のつく時期が旬で新鮮なムール貝は食べられないと言われたそうで

口がすっかりシーフードになっていたので魚を注文したところ

舌平目のムニエルでした(これで€23もするんですよ

 

その後ホテルまで送ってもらい

まだ時間が早すぎたのでホテル周辺を散策

 

前日見つけられなかったスーパーマーケットにも行って

ミネラルウォーターやビール、ワインを買ってホテルに戻り

寝不足だったので早めに就寝としちゃいました。

 

 

【②に続く】

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