四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
KLATTERMUSEN来日
12月1日~4日の間、KLATTERMUSENのエクスポート・ダイレクターのヤンが来日した。
2013AWの新商品の説明と業務上の諸々の打合せがメインだったが、ミーティングの合間に近くの販売店にもお邪魔したりと、いつもながら忙しいスケジュールだった。
ここではまだ詳細をお伝えできないが、従来品への新色展開に加えハードなモノからソフトなモノまでこだわりの新商品がラインアップされている。
ヤンから聞いた話だが、KLATTERMUSENのアイテムはアウトドアのいろいろな分野で使われている。
ドッグ・スレッジ(犬ぞり)レースのワールドチャンピオンも防水のパンツを愛用している。
犬ぞりレース?
日本ではポピュラーではないが、疾走する犬ぞりに2分ほど引きずられた経験から想像するに結構ハードなスポーツのようだ。
チャンピオンの話では、今まで使ってきた他社のパンツはだいたい数ヵ月でダメになってしまうが、KLATTERMUSENのパンツは2年使ってもまだ何もダメージがないとのこと。
意外なところでがんばっているものだ。
そういえば、ザ・ポーグスのシェイン・マガウアンに似た犬ぞり業の兄ちゃんもヴィンテージなKLATTERMUSENのジャケットを着ていたな。
日曜日、ヤンが暇そうだったので日帰りハイキングに誘った。
東京のローカルな山を見せたくて南高尾に向かった。
高尾山付近も紅葉のピークを過ぎて、今は落ち葉が鮮やかな季節。
わびさびというか、風流というか、これが日本の秋だよ。
東京にもこんなところがあるんだぜ、ヤン、どうだい?
しかし、意に反してヤンはホイホイと尾根をかけ上がって行ってしまった。
待てよ、ヤン。
仕方がないので昼飯だ。鍋を振舞う。
気に入ったヤンはわんこそばのようにお代りをする。
味ポンもお気に入りのようだ。
やれやれやっと落ち着いた。
天気は下り坂で、下山途中に小さな霰が舞い始めた。
ヤンはこの後、韓国・中国。香港を歴訪した後にクリスマス休暇だという。
長い出張だから身体に気を付けて!
