四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
雨の日のハイキング
残念なことに、雨が降っているから登山を中止する人はかなり多いのではないかと思う。
人気の山でも雨の日にはほとんどハイカーの姿を見かけない。
もちろん豪雨の場合は山に行くべきではないが、そうでなければ雨の山は趣がある。
まず、いろいろなモノの色が鮮やかに見える。
ちょっと表現が不足しているかもしれないが、要するに雨に濡れて味わいのある色になるのだ。
静かな雨の山を歩いて、気持ちのいい尾根に出たらゆっくりコーヒーでも飲んだらどうだろうか?
一番いい場所を決めて、ポンチョ(EXPED BIVY PONCHO, etc)をタープ代わりに張れば最高のお休み処になる。
まあ、雨だから展望はないのだが・・・。
ふかふかの落ち葉の上にシートを広げてアルコールバーナーでゆっくり湯を沸かす。
タープに落ちる雨の音がリズムを刻む。
それとは違う音でコーヒーに湯を落とせば森の匂いに混ざってコーヒーの匂いが漂いはじめる。
ちょっとだけ手間をかければ誰もいない雨の山でこんなに贅沢な時間を過ごせる。
そして雨の中で快適に歩くレイヤードなんかも覚えたりする。
大事なモノを雨に濡らさない工夫も覚えたりする。
雨の山もいいものです。
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