もがき苦しむ楽しさ 髪を切る とろけていく体 飛び散る小さな骨 その横を時速150キロで通り過ぎる そのまま信号に体当たり その上を緑が覆っていく 昇華する体 僕が蒸発する 揮発性のガス 意識だけあって体のラインがない 風とともに並ぶ 体の中を風が通る 音のシャワーが舞い落ちる 窒息できない体 静かに横たわる 倒れるように何かが落ちた 円形の電波 かぜん走り出す