秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

稽古について

最近稽古では歌うことを取り入れています。

歌う曲はすべてカーペンターズ!メロディーラインがはっきりしていて、歌心がすごくあるのがその理由です。

カレンの歌声は中音域が多いので、歌うことがヘタな我々でもそれなりには歌えます。歌うことはすごく大事な稽古です。呼吸をしながら身体を歌うように動かして踊っていく、そこには歌心が必要だと僕自身感じてます。歌心のようなものがなければ、動いているその様が単なる体操のようになってしまいます。空気と踊る、比喩的な意味ではなく、本当に空気と対等に向かい合い、デュエットして、素材として空気を扱っていく。そこに歌心のようなものが必要です。

カーペンターズは昔の僕でしたら、ハードコアパンクなどを聴いていた僕には軟弱な感じがしました。やさしいメロディーは柔く感じてあまりいい印象を持てませんでした。

しかし去年から秋紀が音楽を作るにあたって音響を音楽CDから勉強していこうと日々CDを丁寧に聴き込む中にカーペンターズも聴いてみました。聴いてみるとまずそのMIXに感心しました。まずアレンジが素晴らしいです。オーケストレーションが練り上げられていて、その音の洪水のようなものを右、左のスピーカーから音を練り上げ練り込んで作り上げられているのが感じられます。アルバムとしてレコードのA面B面でどうやったら楽しませることが出来るか、すばらしく精巧に作られています。

そしてなによりもカレンの歌声のきれいなグルーヴ感に聴き惚れます。超絶技巧なオペラのような声楽や、ハードロックのようなハイトーンヴォーカルだと聴いているこちらはなにか歌いたいとは思えなくて鑑賞する側に引っ込んでしまうことが多いです。しかしカレンの歌声、カーペンターズの曲は歌うことが容易くできるような歌声です。そこにとても好感が持てます。だれでも歌えるような作品を作っているところに強いシンパシーを覚えます。そしてカーペンターズはayami yasuyhoの日々の稽古に使うにはとてもいい教材なのです。


呼吸するように歌う、呼吸するように踊る、呼吸するように空気とデュエットする。そんなことがカーペンターズの曲から学ばせてもらっています。


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