こんな日は身体が気だるくなりがちです。でもこの湿度のもったり感がなんともいえない空気の感触が味わえます。からっとしていると気持ちも身体もいい感じを受けますが、空気の抵抗感が少し薄らいでどちらかというと気温などの温度や、サバっとしているなんにもない空気感ですが、このもったりした空気が味わえるのは、今日のような梅雨の日です。
気持ちも少し活気がなくなって気もしますが、人間は雨の日は休むということがどこか身体にインプットされているように感じます。どこかへ出かけたい気持ちも失せやすく、活発さが失われていきます。が、それでもじっとしていられるかといいますとそうでもない。なんだか本を読んでみたりしたり、お仕事でもなんだかな~と思いながら動いている。じっとはしてられない。ぁ、寝てしまう方もおられるか。
でも、この空気感、重い、もったり感が身体を動かすとき楽しいです。自分の身体ももったりしていて動きにくいし、空気も重い感じがする。それだけに自分の普段当たり前に感じていた感覚とは何かまた違うセンサーのようなものを駆使しして動かなければならない。
空気の中に水がいっぱいあるというのは少し不思議です。空気中は見えないのに、水気があるという感覚、これこそが僕らがデジタルな身体ではなく、アナログで、感覚という数値化できない感覚の領域だと考えます。
今日は稽古です。即興とか、空気を感じるとか、やりたいことがたくさんあります。これを日々積み重ねることによって踊れる、パフォーミングできる身体。無理して作り上げた身体ではなく、自分の体重を感じてしっかりと自分の質感を感じることが大事だと考えます。
最近また気づきだしましたが、自分の姿を生涯見ることはできないという事実を考えます。他人はよく見えるのに自分の姿、形をじかに見ることはできない。自分は誰よりも近くにいるのに、この目で見ることができない。感じることしかできない自分という存在。
そんなことにも触れながら稽古してまいります。
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torso009
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