確かに この赤黒さは血だろうが:…
「あれ? 今俺がこれ 閉めたんだよね?」
「うん。 あー、さっきは勝手に閉まったんだよね、すごい速さで 」
「もう1回開けてみる? 」
「いや…」
俺も本当は開けたかったが、また悪寒はしてくるし、カイが退院したばかりということも気になってやめた。
「カイ、もうここ出ようか?」
「そうだね 、ちょっと空気よくないよね。
「ここ今度撮影できないかな 」
「そうだね 、案外いいかもしれない…」
そのために、最後に 覗いていこうとバスルームの電気をつけ ドアを開けたカイは言葉を失い フリーズした。
「どうしたの?」
俺が背後から覗いてもクリーム色のタイルの壁しか見えない。
「そこ… 女の子が膝抱えて座ってた …撮れなかったけど…」
「え?何それ?」
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