#阿弓晃子 新着一覧
小説「オミとカイ」33.ラブホは二人のために
あのラブホは捨てがたい。 撮影したい。 帰り道、ずっと俺は思っていた。 フクちゃんの伝手とかで オーナーさんと連絡がつかないかな… すっかり夜になってしまい、会社まですぐの駐車場に車を入れ...
小説「オミとカイ」32.カズ君…
「え? 俺、 何もしていないよ 」「嘘だ、 今、カズ君って…」「言ってないよ 」 その時、 俺は右の足首を捕まれ、危うく転びそうになったが、カイの肩を掴んでどうにか体勢を保っ...
小説「オミとカイ」31.気になるあの子
いや、おかしいのかな、 俺が…と、カイはため息をついたが、「すぐ消えちゃったけど、あの...
小説「オミとカイ」30.クリーム色の壁
確かに この赤黒さは血だろうが:…「あれ? 今俺がこれ 閉めたんだよね?」「うん。 あー、さっきは勝手に閉まったんだ...
【お知らせ】連絡ページを作りました。
こんにちは。小説の作者・阿弓晃子(あゆみ・あきこ)です。 さて、本日(2024.08.08)から、このブログの...
小説「オミとカイ」16.恋のフリー宣言
「で、迷っているまま、 昼間の高井神社に来た。 そこで 、俺は寺社仏閣について学んで、い...
小説「オミとカイ」14.カイ…
「オミさん、はい、ピーチ味でいいですか?」 昼休み、ダイキに渡されたのは栄養補給用の飲むゼリーだ。 カブトムシでもあるまいし、と自分でも情けな...
小説「オミとカイ」13.もやに紫色が…
カイのこと、麻里華ちゃんのことで気がおかしくなってしまいそうだったので、次の日から俺...
小説「オミとカイ」12.さらば福岡
そういえば、麻里華ちゃんは兄妹で一番しっかりしていると言われているらしいから、帰郷を促されても当然だ。 こんな時、年上の彼氏として何か言いたいのだが、でも、突然の事に…何が言え...
小説「オミとカイ」11.彼女の事情
カイさんは帰ってきたの?」 心配している様子の麻里華ちゃんは確かにカイと何かあるようには見えなかった。「うん …まだ。 警察にも行ったんだけどね 」 何と...
小説「オミとカイ」10.苦しすぎる。
そうだ、あの時、昼間でもいいから、いつかみんなで東尋坊で撮影したい、とカイは言ってい...