小説「離しません!」&スピンオフ「オミとカイ-少女の霊と俺達と-」

YouTuber達のソフトなBL小説です。男の方もどうぞ。更新情報や雑談はツイッター(Ⅹ)で🌹不定期更新すみません

29.オミさんの男の愛人?

2024-01-11 23:29:18 | 小説
 オミさんは苦笑いして、
 
「でもどうしてそれを…? 」

 今度は母の方が困ったような顔で、

「ごめんなさい、色々心配で、オミさんのお名前をネットで検索したの。そしたらオミさんのお名前がかねもとさんのホームページに出ていて、さらには社長さんにお顔がそっくりなので、確信したんです…」

「いえ、僕は隣りのおじさんにそっくりですので、気にしないでください 」

 気にしないって何? というカイさんの突っ込みにみんなで笑った…

 
「…すみません。俺に信用がないばっかりに…お二人に失礼なことばかり…」

 両親が帰ると俺は二人に謝った。

 しかし、特に怒られはしなかった。

「いや、お会いできてよかったよ 」

「大輝が幸せに育ってきたってわかってよかったじゃん」

 その時、オミさんのスマホが鳴った。

「あ、フクちゃん? どうしたの? 」

 フクちゃんというのは、〈礼霊ず〉のレギュラーゲスト(?)だ。
 
 ライブハウスの店長だが、今はバーの時間なのかな。


「え? 俺が同棲を始めた? 北海道から連れてきた男の愛人と? 」

 俺は、真っ青になって、カイさんの顔を見てしまった。

 三人であたふたしている

 それからオミさんは絶句していたが…

「…えっ? どうして…」

 その時、深夜だというのにインターホンが鳴り響いた…




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