50年前の母の形見だというバッグの修理を頼まれた。
クロコの本物だ。買ったときも今でもかなり高いバッグだ。デザインがなんともおしゃれで今後のデザインの参考になると思う。
持ち手がかなりいたんでいて、糸をほどく端から破れてくる。最初は、部分修理思っていたのだが、持ち手裏の革を全部取り換えることにした。
持ち手はカーブしている。内側はプリーツ状になっていて、使い勝手がよさそうだ。
内側に革を使っているので、合皮ではないので、ぽろぽろと劣化することもない。
重いバッグになってしまうが、長年愛用するバッグであれば内側が革というのもありなのかもしれない。