AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

クリエーティブの営業力(7)

2013-11-16 21:47:37 | オリエン門の戯言



営業にとって一番怖いのが、媒体絡みの競合プレゼンです。
TVCMだけの競合であれば負けても数千万、もちろん汚点ではありますが
媒体絡みで例えば5億としたら、負けられない戦いとなります。
ある大手パソコン会社でした。突然呼ばれて、それも競合会社 5社 一緒でのオリエンテーションでした。大手クライアントですと普通は、各社時間を変えてオリエンテーション致しますが、この大手企業は政府公報なみの酷い扱いでした。金曜日オリエンの月曜日プレゼンの強行スケジュールです。デジタル時代の今では当たり前かもしれませんが、20年も前のことですから考えられません。
担当CDが「このスケジュールで2つの企業プレゼンは無理だ!」
と営業部長に言いました。そこで、CRが了解してくれるなら私の方でもう1つのプレゼンは別班たてますが?」CD 営業部長共に快諾を頂き、CRでの別班は無理ですので、
こういう時に先輩のフリーコピーライターのT氏とプロダクションのAプロデューサーにお願いして2日徹夜して仕上げました。こういう時にこそ「いざ 鎌倉!」ではありませんが、集まってくれるブレーンには本当に感謝致します。最終的に勝ったのですが、クリエーティブ局の提案ではなく、我々のチームでした。
クリエーティブ局のCDには感謝され、局長からも褒められましたが、
問題は同僚の先輩 後輩の担当営業です。
考えてみれば、CRから営業にやってきて
サラッと仕事を持って行かれたら?
それは「嫌な奴」以外の何者でもありません。
後でCRの大先輩から「お前はやり過ぎたんだよ。」
本当にやり過ぎました。
社にとって有益な行動は、逆に嫉妬され恨みをかうおそれがあります。
男の嫉妬は、女性よりも恐いらしいです。

クリエーティブの営業力(4)

2013-11-06 14:59:59 | オリエン門の戯言



「良いクリエィターは、良い営業も兼ねる。」と上司から言われましたが、「良きAEも良きクリエィターを兼ねる。」これも正しいと思います。考えてみれば、今は下火のブティック コピーライターやアートディレクターは、時にはクライアントに直接 プレゼンや代理店からのプレゼンをおおよそ一人でやっていたわけです。私も岩永嘉弘さんや
竹内基臣さん、亡き 真木 準さんともやらせて頂きましたが皆様尊敬できる大先輩方でした。クライアントや代理店に威張っていては仕事などきません。だから皆さん良い方です。
営業時代 担当クライアントの周年企業広告もやらされましたが、クライアントはオリエンテーションをしてくれません。クリエーティブからは「今度 どういうコンセプトで考えれば良いのかわからない。」間に挟まれたサンドイッチマンです。そこで、今までの企業広告をおよそ10年 そのコピーとデザインからコンセプトを割り出し、逆に確認オリエンテーションをしました。広報室長曰く「それで結構です。なるべく多く。イッパイ考えてください。」これをやっただけでも、クライアントからも同席したクリエーティブからも信頼されました。



クリエーティブの営業力(3)

2013-11-04 01:01:47 | オリエン門の戯言



およそ30年近くになる広告代理店勤務で、オペラ「彷徨えるオランダ人」GITANEのパッケージのジプシーの様にいろいろな局を経験致しました。まあ悪く言えば「たらい回し」です。その中で何が面白かったか?実は「営業」でした。仕事は滅茶苦茶忙しく、病気にもなりましたが、こんな面白いところはありませんでした。もちろん営業はクライアントから信頼されたらこんな面白い仕事はありませんし、クライアントの意向をちゃんとAEとして伝えられたらクライアントからもクリエーティブ局をはじめ社内スタッフからも信頼されます。ただし、クライアントから嫌われたAEは地獄でしょう。
クリエーティブ現場時代、クライアント担当営業と一緒にオリエンテーションに同席出来れば良いのですが、そうでない担当営業からのオリエンテーション これがいろいろと問題を起こすのです。クライアントからのオリエンテーションを、勝手に自分で介錯して、全く内容が掴めない。そういう営業さんが多かったですね。中には訳のわからないキャッチコピー考えて渡す方もおりました。これは昔のことですから、今は随分良くなっているとは思いますが、、、。
クライアントからのオリエンを伝える。それからAEとしての商品に関する意見を伝える。こんな簡単な事がどうして出来ないのか?それは「おれが仕切っているのだ!」と言うバカバカしい間違ったプライドがそうさせるのかも知れません。



クリエーティブと営業力(2)

2013-10-31 03:03:24 | オリエン門の戯言



当時 大手薬品メーカ様にお酢の代表的企業様それに大手住宅メーカ等、各企業でクリエーティブ担当に新聞 雑誌それにラジオに企業広報等等。もうこれだけでもオーバーフローでした。当時の局長M様から言われていた事「営業では幾つものタイプに別れる。
クライアントから崇拝される営業は5%くらいで多くても8%はいないだろう。この崇拝される営業は全てにおいて信頼されるし、彼等の言う事やる事に間違いは無い。だからクライアントは尊敬もするし、信頼もするんだよ。召使奉公の営業がおおよそ60%を占めるだろう。彼等はクライアントの個人的な手伝いもしながら、信頼性を高めていく営業だ。そして残りの30%くらいは、営業も出来ない営業マン達で、必要としない。(これも当時の事ですから今の諸状況はわかりませんのであしからず。)」M様がNYの現地関連企業の社長になる送別パーティで、「堕落は部長から始まる。局長などは接待に謝罪に明け暮れる。だから僕はチャレンジしたいからこの道を選んだ。」こう言い切れるところが凄い人でした。半沢直樹に敵対する不条理な上司はそういないと思います。自分の上司がそういう群れる平目ばかりだったら、直ぐにやめた方が良いでしょう。遅かれ早かれ同じ様な不条理な上司になってしまうかも知れません。如何に良い上司の背中を見れるか?がその後の自分の生き方にも影響します。スタッフが言っていることが正しければ、それを上司に言う。上司の言っていることが正しければ、それをちゃんとスタッフに伝える。クライアントが正しければ、それを社内協力スタッフに伝えること。逆にスタッフが正しければ、それを自分の言葉でクライアントを説得、正すこと。何時も両方から見られていることを忘れたら、AEとは呼ばれないんですね。


クリエーティブの営業力(1)

2013-10-07 23:51:24 | オリエン門の戯言




クリエーティブ局から営業局へ転局した時期がございました。当時 営業強化で数十人の中堅が転局したのですが営業に行きますと「クリエーティブは会社の一部」である事を実感させられました。広告総予算 1クール 5億円としますとCM制作費 およそ5000万円となります。その5億を営業が各局に振り分けるのです。新聞 雑誌媒体 テレビ ラジオ 販促(SP)クライアントに最適なメニューを用意するのです。
営業に行ってわかったこと。
それは、「クリエーティブのスタッフの話は聞きますが、営業の話は聞かない。」
もう一つは、「営業は競合プレゼン特に媒体がらみですと本領を発揮するが、クリエーティブ プレゼン、特に担当クライアントが競合でないと全く任せっきりとなる。」
(これは今の広告代理店 事情ではありません。2000年の頃の話です。)
クリエーティブ時代にプレゼンをする前に、担当営業に聞きますこと。
「前段はどうしますか?」おおよそ8割が「君に任せるよ。」でした。
唯一前段をやってくれたのは、新橋の老舗お茶漬けの担当営業の方でした。この方は外資系の競合プレゼンでも最後の最後まで「手を抜かない」優れた営業気質の方でした。
こういう方と組みますとまずは負けません。的確なプロデユース能力が備わっておりました。


アレマーアレマーで大魔人(1)

2012-07-21 22:28:37 | オリエン門の戯言



最近 ろくな事がない。財布は落とす。買い物したものを切符売り場で忘れる。
「ニンボウ ヤンボー ケンボーショー」である。そんな老いたるジイさん近き男に未払い いや踏み倒す 巷のクライアントさんも多くなった。まあ、たいした仕事ではないがパンフの制作だった。
まずはコンセプトワードを考えて4案提案した。その後ボディコピーも書いて、4回くらい、仮の画像も割り付けて先方に渡した。でもなんか?おかしい?
やる気があるのか?ないのか?疑わしい。そこで、お世話になっている事もあり、少額で内訳を作り、お送りしたが、その到着する前にメールをしたら、すぐに電話がなった。「なんですか?これ!」「途中ですが一応確認のためにお送りさせて頂きましたが?」「ただって言わなかった?」「ちゃんとお支払いするとおっしゃっていましたが?」
すると突然 逆ギレして「し! 支払うのをき 決めるのは私よ! 一切来ないで 縁切りよ!」ガチャン!一応内訳みてからだろうに、、。うー大魔神!
そしてこの件で、案の定お世話になっている方にも、自分の正当性を語る電話があったそうだ。この踏み倒した方は、霊能者ではある。でも憑依しているのが得の高い神様ではないだろう。ここまでひどい事はしないものだ。厚木で美容院をやっているが、結構信者も多い。おおよそ「人のために 人の為に、、、。こういうのが危ないのだ。偽である。」
今も念を送っているみたいだが、結局自分に戻るのだからヤメナサイ!今までにも数回、結構プレゼンさせられ、時間と頭を浪費し、タダ。と言うのがあったが、、、。
フリーの大先輩が以前「どんなに腐った能力もない営業でも、D、H、ADKまで。」
他はなんやかんや、文句を言って、怒らせチャラにする汚い商法がおおいんですよ。
世の中、本当に危ない。クワバラクワバラ。そして、これより粘着質なガリガリ博士のアロンアルファみたいな事故に遭遇したのである。