営業にとって一番怖いのが、媒体絡みの競合プレゼンです。
TVCMだけの競合であれば負けても数千万、もちろん汚点ではありますが
媒体絡みで例えば5億としたら、負けられない戦いとなります。
ある大手パソコン会社でした。突然呼ばれて、それも競合会社 5社 一緒でのオリエンテーションでした。大手クライアントですと普通は、各社時間を変えてオリエンテーション致しますが、この大手企業は政府公報なみの酷い扱いでした。金曜日オリエンの月曜日プレゼンの強行スケジュールです。デジタル時代の今では当たり前かもしれませんが、20年も前のことですから考えられません。
担当CDが「このスケジュールで2つの企業プレゼンは無理だ!」
と営業部長に言いました。そこで、CRが了解してくれるなら私の方でもう1つのプレゼンは別班たてますが?」CD 営業部長共に快諾を頂き、CRでの別班は無理ですので、
こういう時に先輩のフリーコピーライターのT氏とプロダクションのAプロデューサーにお願いして2日徹夜して仕上げました。こういう時にこそ「いざ 鎌倉!」ではありませんが、集まってくれるブレーンには本当に感謝致します。最終的に勝ったのですが、クリエーティブ局の提案ではなく、我々のチームでした。
クリエーティブ局のCDには感謝され、局長からも褒められましたが、
問題は同僚の先輩 後輩の担当営業です。
考えてみれば、CRから営業にやってきて
サラッと仕事を持って行かれたら?
それは「嫌な奴」以外の何者でもありません。
後でCRの大先輩から「お前はやり過ぎたんだよ。」
本当にやり過ぎました。
社にとって有益な行動は、逆に嫉妬され恨みをかうおそれがあります。
男の嫉妬は、女性よりも恐いらしいです。