ジャイアントキリングを果たしたラグビー日本代表のW杯第2戦目
スコットランド代表
をTV観戦しました
戦前では、南アフリカより勝てるチャンスが大きいと思っていた相手ですが、南アに勝ってしまった為に、メンタル的に充実してこの試合に臨めるのかがカギになると思っていました
試合開始からスコットランドが優勢で、自陣でのペナルティを重ね、ペナルティゴールでジリジリと点差をつけられてしまいました
しかし、五郎丸選手がペナルティキックを、敵陣ゴールライン寸前のタッチに蹴り出して、ゴール前5mからのMyボールラインアウト
綺麗にキャッチしてからモールで押し込み、ローリングしながら最後は、No.8のマフィ選手がグランディングしてトライ
ゴールも決めて、7対6とこの試合、初めてリードする展開に持ち込みました
しかし、スコットランドは冷静に試合を進め、前半に2PGを追加して優位の試合を進め、12対7で前半終了
5点差であれば、全然問題ない点差ですが、前半の戦いぶりから非常に気になる事がありました
それは、攻撃の際にハンドリングミスやパスミスが散見された事です
南ア戦の記事でも書きましたが、今までの日本代表は、攻撃時のミスの多さで攻撃の連続性を失い、結果的に敗戦してしまうケースが多く、この試合でも南ア戦では見られなかったミスが多発した事が、追加点が奪えなかった原因だと思います
また、FW陣のドライビングモールでトライを奪えた事も、結果的には攻撃の幅を狭めてしまった要因だと思います
前半の相手陣のゴール前でのチャンスの際に、FWの攻撃に拘って得点できなかったのは残念でした
決定力のあるバックス陣(特にウイング)に、任せてみても良かったのではと思いました
しかし、この前半は、バックスへの展開も外には廻さず、内側へリターンして縦への突破に拘っていたので、きっと後半に、外へ展開した際のバックスの決定力を見せない為の“エサ”だと理解し、後半に期待を持って見る事にしました
後半は、五郎丸選手がペナルティゴールで10対12
しかし、このペナルティの際に、この試合を引っ張って来たNo.8のマフィ選手が負傷交代
攻撃の要の中心選手を失うと、流れは一気にスコットランドへ・・・
五郎丸選手のキックにも、南ア戦ほどの精度は見られず、また鉄壁だったディフェンス網も破られて、次々とトライを献上してしまいました
完全に、後半は“切れた”状態になってしまいましたね
結局、後半に期待していたオープン攻撃も不発
両ウイングまでボールが廻ったシーンは皆無でした
この大差負けは実に痛かったですね
4トライ以上か7点差以内負けのボーナス点が取れなかったのが大きく響きます
南アもスコットランドも、日本戦でボーナスポイントをGETしていますからね
流石に、南ア戦から中3日で迎えた今回の対戦は、フィジカル面でもメンタル面でもハンデが大きかったという事ですね
初戦は、それ程の“死闘”だったのでしょう
残り2戦のサモア戦、アメリカ戦
他チームの対戦成績にもよりますが、恐らく4トライ以上奪っての連勝しか、決勝トーナメントへの道は望めません
幸い、次戦のサモア戦までは中9日と期間が開きます
如何にフィジカル・メンタル共にコンディションを整えられるかがカギとなります
JAPANの底力、見せてもらいましょう
(注)ラグビーでは、日本代表はJAPANと呼ばれているので、敢えてJAPANと表記しました
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます