時間の外  ~since 2006~

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夜21時から毎週放送されていた30分アニメ

2016年06月25日 | 漫画・アニメ、そして特撮

アニメ放送のゴールデンタイムといえば、なんといっても夜18時台と夜19時台。

特に夜19時台はそうだろう。

 

私が毎日アニメを見ていた子供時代、アニメ放送の時間帯のイメージとしては・・

 

夕方17時台が再放送の時間帯で、18時台は前半の30分は30分モノで、18時台後半の30分では帯番組の放送帯。

帯番組は毎日放送される枠で、作品によって長さは5分だったり、10分だったり、15分だったりした。

18時30分から19時までの30分間は、短い尺のアニメが細々と放送されていた記憶がある。

 

そして、夜19時台は、アニメ放送枠としてはゴールデン中のゴールデン枠で、それは今も変わらない。

 

夜19時台で隆盛を誇るアニメ枠は、20時で終わるケースが大半だった。

 

私の少年時代のイメージでは、夜20時台は1時間の時代劇ドラマ枠だった。

で、夜21時以後は、ニュースだったり、現代ドラマだったり。

 

20時を境に姿を消すアニメ放送だったが、たま~にアニメのゴールデンタイムの19時台を過ぎて、20時以降の枠で放送されたアニメもあった。

 

20時以後にアニメがレギュラー放送されるのは稀だったので、印象に残っている。

 

私が特に印象深かったのが「レインボー戦隊ロビン」と「佐武と市 捕物控」だ。

 

ロビンは確か当初は土曜日の夜20時から放送された。

これだけでも異色に思えた。

だが、もっと異色だったのが「佐武と市」で、これはなんと!夜21時からの放送だった。これはびっくりした覚えがある。

 

「佐武と市」は、当初大人をターゲットにした作品だったようで、それはその放送時間帯でもうかがい知れる。

夜21時から毎週レギュラー放送されるアニメ番組は、今でもほとんど見かけない。

劇場アニメが単発で放送されたり、特番だったり、バラエティ番組の中で1コーナーとして放送される場合などを除いては。

 

子供の頃の私は、寝る時間は大体21時半頃だった。

なので「佐武と市」はギリギリ見れる時間帯ではあったが、その時間帯だと親のチャンネル権とかぶさっていたので、見るのにはけっこう不自由した覚えはある。

一応「佐武と市」はターゲットが大人だったとしても、私の親は見てなかったし。

 

20時からの「レインボー戦隊ロビン」は見れていたが、さすがに夜21時からのレギュラーアニメ番組は、親に気を使いながらだった。だから見れないこともあった。

 

結局、大人をターゲットにするという狙いは、当たったのだろうか。

それが当たれば面白いと幼心に私は思っていたが、どうもその狙いは当たったとは思えなかった。

なにより、「佐武と市」がやがて放送時間帯が夜19時台に移されたのが、それを物語っていたと思う。

大人をターゲットにしたものの、結局見ていたのは子供だったのであろう。

夜19時台に移ってからの視聴率はどうだったのだろう。

そのへんは分からないが、「佐武と市」を見ていた少年だった私としては、その時間帯に放送されるようになって、なにやらホッとした覚えがある。

 

また、当初20時から放送されていた「ロビン」もやがては夜19時台の時間帯に移った・・と思う。

 

20時台以後の時間帯にレギュラーアニメが放送される・・ということに慣れていなかったのか、「ロビン」も「佐武と市」も、夜19時台に移って、おさまるところにおさまったような気がして安心した覚えがある。

 

今でも夜20時台以後の時間帯にレギュラーアニメが毎週放送されるのはあまり見かけないぐらいだから、当時としてはかなりの冒険であったろう。

そのチャレンジ精神や開拓心は、今の私でも評価したいが、残念ながらあまり成果はなかったのだろう。

 

もっとも今は、例えば夜21時からの2時間前後にも及ぶ映画枠で、アニメ作品が放送されたりもするし、大人向けバラエティ番組の中でアニメ作品が1企画として流されたりもする。そしてなにより、今のアニメには深夜枠という、昔では考えられなかった枠もある。

だから、「ロビン」や「佐武と市」が本放送されていた頃とは、今は番組編成の土壌や環境は大いに違うだろう。

 

そんな今でも、夜21時からのアニメのレギュラー枠放送は見かけないぐらいだ。

 

夜20時台や21時台は、今は基本的には1時間枠の番組が放送されていることが多い。それは「ロビン」や「佐武と市」が放送されていた頃でもそうだったはずだ。

そんな中で、「ロビン」や「佐武と市」は30分番組だった。

ということは、「ロビン」や「佐武と市」の後に30分枠の番組がレギュラー放送されていたのだろう。20時台や21時台を「1時間枠」ということで考えれば、「ロビン」や「佐武と市」の後の30分を埋めるカップリング番組は何だったのだろう。

 

そう思い調べてみたら、「ロビン」の後には「野獣王国を行く」という30分番組が放送されていたようだ。

どんな番組だったのだろう・・と思って調べてみたが、どうも内容までは突き止められなかった。

タイトルから察するに、ドキュメント番組っぽい感じはする。

 

では、「佐武と市」の後の番組は?当時夜21時半から22時半までの枠で1時間ドラマが放送されるケースがあったので(例えば「ザ・ガードマン」がそうだった)、「佐武と市」の後はドラマだった可能性は高い気はする。

 

20時台や21時台の時間帯に30分番組のアニメを放送するからには、その後のカップリング番組との兼ね合いは編成的に難しかっただろうな・・・そんな気はする。

 

そういう点も、「ロビン」や「佐武と市」が後に19時台に移された理由の一つだったのではないか。視聴率の問題だけでなく。

 

 

 

ちょっと調べてみたところ、「ロビン」が放送されていた20時台は、のちに「キカイダー」などの30分の子供向け番組2本で1時間が埋められていた頃もあったようだ。

そういう意味では、20時台は30分のレギュラーアニメ番組の枠としてもまだ可能性はあったのかもしれない。

 

だが、「佐武と市」が放送されていた21時台は・・・さすがに難しかったのだろうね。

 

もっとも・・だからころ、夜21時台に30分のレギュラーアニメ番組が毎週放送されていたことは、まさに異色として私の心に印象深く刻まれているのだろう。

元々大人をターゲットにしていたぶん、通常の子供向けアニメより格調高い作りになっていた、その出来と共に。

そのテーマソングも、普通の時代劇ドラマに使われてもまったく違和感のない大人っぽい楽曲であった。それこそ、今の時代劇ドラマに使われてもおかしくないほどに。

 

 

 

 

・・・・??

そういえば・・今気付いたのだが、「ロビン」にしろ「佐武と市」にしろ、どちらにも石ノ森章太郎先生がかかわっていた。

「ロビン」は共作者の1人として。「佐武と市」は原作者として。

 

 

 

 https://www.youtube.com/watch?v=Vn7VXAYunvc

 

 

 


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