時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

旅先での忘れ物

2023年05月03日 | 

旅行に行って、現地に何か忘れ物をしたことはあるだろうか?

旅先で忘れ物をしがちな場所というと、観光名所として立ち寄った場所や、宿などはその可能性はあるのだろう。

私は旅行に行って、旅先に何か忘れてきたことはあっただろうか。

ふと考えてみた。

少なくとも、だいぶ長い期間、そんなことはなかった‥と思う。

旅に出て宿に泊まり、帰る日の朝は、けっこうナーバスなくらいに荷物の整理をするし、部屋に何か忘れてないか、部屋のあちこちを見てまわる。

携帯やカメラや財布、充電器、切符などを忘れてしまったら、大変なことになる。下手したら、せっかく帰路についてるのに、宿に戻らなきゃいけなくなる。それはイヤだ。

覚えてる範囲で、現地の宿に忘れ物をしてしまったことに気づいたのは、アメリカに行った時に、サンフランシスコでホテルに泊まった時。

部屋に忘れたのは、カセットテープ。

カセットテープは何本か持っていったのだが、サンフランシスコのホテルに忘れたのは、そのうちの1本。

 

その旅は私にとって初めての海外旅行だった。

初めて行く海外旅行はアメリカで、私はアメリカの音楽が大好きだったので、行く時にはカセットテープに自分のお気に入りの曲を集めたオリジナルベストヒットを作って、アメリカに持っていった。

洋楽のカセットテープも何本も作ったし、邦楽のオリジナルベストヒットカセットテープも作って持っていった。

その邦楽の中には、山下達郎さんのオリジナルベストヒットカセットもあった。

 

で、私が泊まったサンフランシスコのホテルの部屋に忘れたカセットテープは、山下達郎さんの曲を集めたカセットテープだった。

 

私は達郎さんのアルバムはほとんど持っていたので、その中から特にお気に入りの曲を抜粋して、1本のカセットテープにまとめてあった。

だから、そのカセットテープが手元からなくなっても、日本に帰れば自宅でまたいくらでも編集して、同じ内容のカセットテープは作れる。

なので、残念ではあったが、諦めはすぐについた。

 

今でこそネットのおかげで、邦楽もそれなりに外国人にも聴かれているが、私がアメリカに旅した時は、まだまだネットなど一般的ではなかった時代。

なので山下達郎さんの音楽は、外国の方にはほとんど聴かれてもいなければ、知られてもいなかっただろう。

そんな時代にアメリカの宿に置き忘れてきた山下さんのカセットテープは、その後どうなったのだろう。

聴かれもしないまま、ホテルの清掃スタッフなとにあっさり捨てられてしまったのだろうか。

だが、もし、中身確認のために、そのカセットテープが宿の人にはもしも聴かれてたとしたら?

 

まあ、普通に考えたら、忘れた日から一定の期間は保管されてたのではないかとは思う。

そのカセットテープが聴かれたかどうかは微妙かな。

 

もしかして、清掃スタッフが、「先日仕事してたら、客の忘れ物で、部屋でこんなデーブがあったんだが、試しに聴いてみたら、これか中々いいんだよ。聴いてみ。」とか言って、周りの人に聴かせたら、周りの人にも好評だったりして。

それが密かに口コミで広がり、それがやかてくる日本のシティポップ人気の下地にもなった……なんてことになってたら、私がアメリカにそのデーブを忘れたことは無駄にはなってない……なんてね(笑)。

まあ、ありえないだろうけど、そう妄想してみるのはちょっと楽しい。

 

ともあれ、時節柄、旅行に行く人は多いと思う。旅に出たら、旅先に忘れ物などしないよう、皆さんお気をつけて。

特に携帯、充電器、カードの入った定期入れ、財布、カメラ、切符など。

さすがに使用済みの下着など忘れたら、洒落にならない(笑)し、もうその宿には行けなくなるし、だいいち連絡するのも恥ずかしい。

宿のスタッフが客の忘れていった使用済みの下着を処分する光景を想像すると、もうそれだけで、なにやら恐怖だ‥‥。

 

特に忘れ物をした場所が外国だったりしたら、絶望的かもしれないので。

 


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