報道しない自由を行使するかのような日本に対して、
韓国内のメディアでは連日のように、
「従軍慰安婦」騒動について報じているみたいです。
ただ、
その取り上げられる内容というのは、
支援団体や元リーダーの私的な流用とか、
不適切な会計とかに集中しているようですね。
勿論、そういった疑惑があるのなら、
とことん追及されても仕方がないことですが、
事の発端には二つの問題があり、
一方である「不正会計の疑惑」しか、
騒がれていないのには違和感を感じてしまいます。
もう一方の問題というのは、
「従軍慰安婦が偽者ではないか?」というものです。
しかもまったくの第三者が指摘したのではなく、
支援団体の元リーダーが言い出したことなのです。
非常にショッキングなカミングアウトではないかと思いますね。
軍事オタク、歴史マニアの自分としてはね…
もっとも、その元リーダー…
現在は韓国の国会議員だそうですが、
「偽者だ!」と断言しているわけではありません。
第三者からすれば、
「それを匂わせるような」ことを指摘しています。
ま、非常にあいまいな表現だということしかいえません。
詐欺が犯罪だということは、
罪の軽重があるとはいっても、
万国共通だと思います。
しかし、もう一方の問題である「偽者」かどうかについては、
ほとんど取り上げていないような気がしますね。
もし本当に偽者だったら、
30年も騙していることになります。
しかも「従軍慰安婦」本人にとどまらず、
その支援団体までグルだったということになります。
その影響は計り知れないでしょう。
1990年代から始まった「従軍慰安婦問題」。
もう、かれこれ30年近くになると思いますが、
かつては日本でも「私が加害者だ!」とカミングアウトして、
「自分が強制連行したぞ!」と、
日本や韓国で講演やら謝罪やらを繰り返していたアホがおりました。
しかし簡単に嘘が見破られてしまい、
しかも自ら「嘘でした」と、
これまたカミングアウトしたのです。
ま、調べればすぐにわかってしまうようなレベルの嘘ですね。
また、そのことに対する謝罪はなかったようです…
ただし、本人が嘘だということを告白したのにもかかわらず、
その内容は特に韓国内では既成事実化され、
現在でも訂正はされていないようです。
年数にすると20年以上になりますね。
日本国内ではどうだったかというと、
最初は「強制連行された」と主張する人たちとっては、
それこそ決定的な証拠として取り上げられておりましたが、
自ら嘘だということを告白した90年代中頃からは、
まるでそれが最初からなかったように無視してから、
今度は別の証拠というものを主張してまいりました。
それが「広義の強制・強制性」というものです。
ま、これを極端にわかりやすくいえば、
直接的な「強制」がなくなったから、
間接的なものなら「強制になるだろう」という考え方です。
無視しているといっても、
なぜかはわかりませんが、
数年前に「朝日新聞」と「赤旗」が、
この件に関して突然のごとく訂正をしていたことは、
「従軍慰安婦問題」に関心がある人ならば、
記憶に新しいのではないでしょうか。
20年以上たってからようやくって感じです。
嘘をついても結局はバレてしまったというのが、
日本の場合なのですが、
問題視すらされていない韓国の、
「慰安婦は偽者かもしれない」というものについては、
今後どうなっていくでしょうか。
実のところ「偽者かもしれない」という疑惑は、
この騒動が起こる前からありました。
その理由として、
大きく分けて2つあると思います。
1つは証言に整合性がない、ということです。
記憶違いというのは万国共通、
誰にでもあるものなのですが、
「従軍慰安婦」の場合、
どういうわけか記憶違いのレベルを超えてしまったものが、
しょっちゅう出てくるのです。
同じ人物なのに、
一方の証言では一人娘と言いながら、
別のところでは兄が2人いて…ってな感じ。
2つめは時間軸を少しずらせば、
妙に整合性がとれるというものです。
もっと具体的にいえば1945年以前よりもあと、
1950年ぐらいにすれば説得力が増すというような証言です。
「ジープで連れていかれた」
「クリスマス休暇は忙しかった」
「ヘリコプター部隊が近くあった」
このような他の元慰安婦の証言として、
最近ではなされたそうで、
当ブログでも以前取り上げました。
これは1945年以前の日本軍よりも、
朝鮮戦争が始まった1950年頃のほうが、
より整合性があるのではないでしょうか。
つまり日本軍ではなく、
米軍か韓国軍ではないかという疑惑…
ちなみに日本軍には「クリスマス休暇」なんて存在しません。
そんなもの調べる必要がないほどの事実です。
1945年以前にヘリコプターは実用化されていません。
少なくとも日本軍は所有・運用しておりません。
アメリカではテスト飛行段階で、
唯一実用化したドイツも、
運用自体が実験段階でした。
なお「ジープで連れていかれた」については、
「鹵獲」といって、
敵の兵器や所有物を使う行為が古今東西あります。
だから日本軍が米軍のジープを使っていてもおかしくはないです。
このように「偽者ではないか」という疑惑に関しては、
それを裏付けることが可能なものが厳然として存在するのです。
ま、全く無視されていることも事実なのですがね…
さて、
本当に「偽者かどうか?」について、
軍事オタク・歴史マニアの自分としては、
今後の展開を注視したいものです。
多分、ロクに検証もされないで消えていくと思いますがね…
このブログも「右翼」「ネトウヨ」認定されるだけでしょう。