今年もやってきましたね。
終戦から78年目の夏です。
広島市では「厳粛条例」が施行されて2年もたちますが、
式典時は「静かにしてください」と訴えているのですが、
相変わらずドンチャン騒ぎが散見されますね。
ま、自分はYoutube上でしか見ていませんがね。
長崎も同様です。
そして迎えた終戦記念日。
靖国神社の周辺では、
相変わらず右翼と左翼とマスメディアと、
ネトウヨとパヨクとマスゴミが夏の風物詩とばかりに、
三者三様でのバカ騒ぎが行われていました。
ヤマザキ春のパン祭りに続く、
靖国夏のバカ騒ぎ祭りといったところですね。
どうして「静粛」という行動ができないのでしょうか?
あの場所は決して騒ぐ場所ではないと思っております。
あくまで個人的感想ですが、
靖国神社へ参拝するのは、
このようなイベントがない日がおススメです。
自分は終戦記念日とかみたままつりといった、
靖国神社にとって特別な日は行ったことがありません。
元々人が多い場所は避けるようにしていますからね。
東京で働いていた20代(1990年代)の頃は休日になると、
東京メトロの東西線を利用した時や、
神保町へ本を探しに行った時とか、
ふらっと靖国神社へ立ち寄ったものです。
ま、自称軍事オタクですから、
遊就館を含めた定番コースといったところです。
ちなみにその頃は西武新宿線で通勤していましたので、
東西線を利用したら高田馬場で乗り換えたものです。
その当時はメトロではなく「営団地下鉄」ですね。
神保町は現在も「古書の街」ですから説明不要ですが、
インターネットやパソコンが普及していないあの頃は、
セッセと神保町へ通って地道に探し回っていましたね。
神保町から靖国神社までは歩いていける距離です。
今年は終戦78年目ですから、
終戦時に生まれた方は78才ですね。
ま、当たり前ですけど…
あの戦争を経験なさった方々は更に高齢なので、
靖国参拝どころか亡くなっているのが多いかもしれません。
でも自分が20代の頃、
終戦50年の頃は元兵士であろう元気なジ~さんが、
時には数人で時には集団で出会うことがありました。
右翼の街宣車が路駐しているところでね。
勿論、街宣車とジ~さんたちは全く関係ありませんが、
そのような光景を時々見ていたものでして、
いまでも印象に残っているわけです。
その中で一番印象に残っているのは、
セーラー服を着たジ~さんが3人して歩いてた時でした。
3人が3人して「ガハハハッ!」て大声で笑いながら、
セーラー服の「コスプレ」してるもんだから、
そりゃ~目立つでしょ~に…って感じです。
でもそれは単なるコスプレじゃなくて
海軍の「水兵」だったのですね。
特に声をかけたわけでもなく、
横目でチラチラ見てただけです。
でも今思うと、なんか楽しそうだったな…
沖縄でもセーラー服は着ていませんが、
同じように「楽しそうな」戦友会を見たことがあります。
一概には言えませんが、
慰霊を兼ねた観光だったのかもしれませんし、
久しぶりの「戦友」に会ったことが、
何より嬉しかったのかもしれません。
慰霊という「厳粛」な場所なのに、
当のジ~さん連中は大声出して騒いでいるような、
そんなギャップが今でも忘れられないのです。
勿論、そんなジ~さん連中を批判する気は、
全くもってございません。
むしろそれでいいと思っております。
ネトウヨとパヨクとマスゴミ以外はね。
でも、今となってはそのような微笑ましい光景が、
見られることがないほどに年月が経過してしまいましたね。
それでは、あの戦争で斃れた方々へ、
生き残ってそれぞれの人生を歩んだ方々すべてに、
合掌いたします。