空と無と仮と

8月6日と9日と15日のバカ騒ぎ

今年もやってきましたね。
終戦から78年目の夏です。

広島市では「厳粛条例」が施行されて2年もたちますが、
式典時は「静かにしてください」と訴えているのですが、
相変わらずドンチャン騒ぎが散見されますね。
ま、自分はYoutube上でしか見ていませんがね。
長崎も同様です。

そして迎えた終戦記念日。

靖国神社の周辺では、
相変わらず右翼と左翼とマスメディアと、
ネトウヨとパヨクとマスゴミが夏の風物詩とばかりに、
三者三様でのバカ騒ぎが行われていました。

ヤマザキ春のパン祭りに続く、
靖国夏のバカ騒ぎ祭りといったところですね。

どうして「静粛」という行動ができないのでしょうか?
あの場所は決して騒ぐ場所ではないと思っております。

あくまで個人的感想ですが、
靖国神社へ参拝するのは、
このようなイベントがない日がおススメです。

自分は終戦記念日とかみたままつりといった、
靖国神社にとって特別な日は行ったことがありません。
元々人が多い場所は避けるようにしていますからね。

東京で働いていた20代(1990年代)の頃は休日になると、
東京メトロの東西線を利用した時や、
神保町へ本を探しに行った時とか、
ふらっと靖国神社へ立ち寄ったものです。

ま、自称軍事オタクですから、
遊就館を含めた定番コースといったところです。

ちなみにその頃は西武新宿線で通勤していましたので、
東西線を利用したら高田馬場で乗り換えたものです。
その当時はメトロではなく「営団地下鉄」ですね。

神保町は現在も「古書の街」ですから説明不要ですが、
インターネットやパソコンが普及していないあの頃は、
セッセと神保町へ通って地道に探し回っていましたね。
神保町から靖国神社までは歩いていける距離です。

今年は終戦78年目ですから、
終戦時に生まれた方は78才ですね。
ま、当たり前ですけど…

あの戦争を経験なさった方々は更に高齢なので、
靖国参拝どころか亡くなっているのが多いかもしれません。

でも自分が20代の頃、
終戦50年の頃は元兵士であろう元気なジ~さんが、
時には数人で時には集団で出会うことがありました。
右翼の街宣車が路駐しているところでね。

勿論、街宣車とジ~さんたちは全く関係ありませんが、
そのような光景を時々見ていたものでして、
いまでも印象に残っているわけです。

その中で一番印象に残っているのは、
セーラー服を着たジ~さんが3人して歩いてた時でした。

3人が3人して「ガハハハッ!」て大声で笑いながら、
セーラー服の「コスプレ」してるもんだから、
そりゃ~目立つでしょ~に…って感じです。

でもそれは単なるコスプレじゃなくて
海軍の「水兵」だったのですね。

特に声をかけたわけでもなく、
横目でチラチラ見てただけです。

でも今思うと、なんか楽しそうだったな…

沖縄でもセーラー服は着ていませんが、
同じように「楽しそうな」戦友会を見たことがあります。

一概には言えませんが、
慰霊を兼ねた観光だったのかもしれませんし、
久しぶりの「戦友」に会ったことが、
何より嬉しかったのかもしれません。

慰霊という「厳粛」な場所なのに、
当のジ~さん連中は大声出して騒いでいるような、
そんなギャップが今でも忘れられないのです。

勿論、そんなジ~さん連中を批判する気は、
全くもってございません。
むしろそれでいいと思っております。
ネトウヨとパヨクとマスゴミ以外はね。

でも、今となってはそのような微笑ましい光景が、
見られることがないほどに年月が経過してしまいましたね。


それでは、あの戦争で斃れた方々へ、
生き残ってそれぞれの人生を歩んだ方々すべてに、

合掌いたします。



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