ひめゆりの塔でのちょっとした休憩を終えて、
再び摩文仁方面に向かいます。
少し走っただけで米須の信号があり、
そこを右折して県道223号線に入ります。
道なりに進めば間違いなく荒崎海岸へ行けます。
そのまま先に進んでいくと県道が大きく右にカーブしますが、
直進していく道もあります。
ま、荒崎海岸に沿った道ですね。
ただし、県道のように舗装はされていません。
自動車一台が通れるくらいの、
赤茶色い轍がむき出しだった農道のようなものですかね。
当時はそんな感じでしたが、
Youtubeでどなたかがアップした動画を見ると、
現在でもあまり変わっていないと思います。
その赤茶けた道を覆うような植物が茂っていましたが、
それがまるでトンネルになっているぐらいの高さなんです。
いやはや、人の背丈より高いんですよ。
それが両側にびっしりとね。
最初はサトウキビかなと思いましたが、
植物に詳しくも興味もありませんから、
今もってそいつらの名前がわかりません。
とにかく進みました。
100~200メートルくらいかな?
万が一対向車が来てしまえば、
たとえ軽トラックでもすれ違えないような狭さですが、
自分はマウンテンバイクなのでその点は問題ありません。
そうこうするうちにポッカリと視界が開けて、
車なら数台駐車できるような空き地に辿りつきました。
未舗装の赤茶けた道はそのまま、
まっすぐ続いています。
あとからわかったのですが、
その道は畑を突っ切って喜屋武岬まで続く道だったのですね。
本日最初に出向いた喜屋武岬だけど、
ひめゆりの塔を経由した今回のルートは、
どうやらかなりの遠回りだったようです。
ま、別にいいか…
その空き地からは海岸に向かって伸びている、
まさに人しか通れないような細い道がありました。
方角からして確実に荒崎海岸まで行けそうです。
現在はわかりやすい案内版が所々あるみたいですが、
当時そんな親切なものなんてひとつもありません。
前回「ひめゆり散華の跡」の場所がわからず、
今回はだいたいの目星をつけてきたと書きましたが、
「荒崎海岸まで行けば何とかなるんじゃないかなぁ」
という程度の目星だったので、
どこに出るのかさっぱりわかりませんが、
とにもかくにもその細い道を進みます。
案の定、荒崎海岸に辿りつきました。
海岸といっても砂浜ではなく、
ゴツゴツした岩ばかりですね。
いや、ゴツゴツというよりもトゲトゲしいです。
地質学には詳しくありませんが、
元々はサンゴ礁だったのではないでしょうか?
沖縄自体も隆起サンゴ礁ですからね。
ビーチサンダルやクロックスみたいなやつで歩こうとすれば、
必ずケガするような、
ちょっと危ない場所ですね。
よ~くあたりを見回すと左手のほうに何かがあります。
その何かをもっとよく見てみると、
そこまでの道がうっすら見えるんですよね。
しかも途中には石段というか、
階段のようなものまであります。
足場が悪いので気をつけながら、
とにかく歩いていきました。
ありました!ありましたよ!
これが「ひめゆり散華の跡」です。
もう一度言いますが、
この当時は「ひめゆり最後の地」です。
ただし、上記の画像は今回の旅よりもすこし後で、
レンタカーで再び訪れた時の画像です。
状況がほぼ同じでしたから、
参考までに掲載しときます。
ちなみにアホな顔でアホなグラサンしているのは、
若い時分のわたくしめでございます。
なんでジーンズにTシャツ入れ込んでいるのか?
オシャレモンスターじゃないから自分にもわかりません…