大原学園JaSRA女子サッカークラブ、改め、長野パルセイロレディースと改称したチームから、笠井香織選手がアルビレディースに移籍します。
アルビに来てくれて、どうもありがとう。
彼女は、2004~2008シーズン、浦和レッドダイヤモンズレディースに在籍。
法師人美佳選手もまた、2005~2008シーズンにレッズLに所属していたし、それに伊藤知沙選手ともチームメートだったので、勘繰れば法師人・伊藤ラインで、アルビレックスに移籍することになったのでしょうかねぇ。
笠井の印象は<背が高い>、この一言です。
レッズレディースの控え選手に、対照的な2人が在籍していて。
一人は、150センチに満たない法師人。
もう一人は、170センチ以上の笠井。
試合には出ていなかったけど、どうしても、彼女たちに目が行っていましたね。
勉強不足で、笠井が大原学園(現パルセイロレディース)に移籍していたことを、今月初めて知りました。
レッズのメンバーリストに名前が無かったし、姿も見えなかったので、引退していたと思っていましたよ。
浦和では出場機会に恵まれず、でしたから、試合に飢えて長野県に引っ越したのでしょうか。
彼女の魅力は、173cmという高さ。
ここ最近の女子サッカーは、いや国内スポーツ全般のトレンドでもありますが、アスリートの大型化。
とはいえ、170cm超は、まだまだ珍しい存在。
だからこそ、そこにレゾンデートルがあります。
でも、体格が良ければ即OKじゃないのも真理。
戦術眼、テクニックなどを磨かないと、浦和時代同様に控えに甘んじてしまいますからね。
勝手な推測だけど、奥山達之監督は、彼女と詫間美樹をセンターバックに固定して、ヒガシを右サイドバックに廻したいのじゃないだろうか。
新潟の4バックにあって、右サイドバックは泣き所。
サイドバックとしても高い能力を発揮できる東山をコンバートできれば、最終ラインはかなり安定するもんね。
まあ、笠井がどれだけ出来るか次第なんだけど。
いずれにせよ、新潟レディースの不動のセンターバック詫間と東山のどちらかが欠けた場合、守備力が著しく低下するわけで、それを考慮したら笠井の戦力化は必要不可欠。
〝大化け〟を心より期待しています。
笠井ですが、昨年プレシーズンマッチでレッズランドに大原学園が練習試合に来た時と、暮れに全日本女子選手権4回戦(宮城スタジアム)で対戦した時にプレーぶりを見る機会がありました。浦和にいた時はベンチ入りすら出来ない時が多かったので、むしろ昨年移籍後に中心選手としての活躍ぶりの姿が印象に残っています。
やはり対人に強いです。さすがのフィジカルを感じました。
古巣相手もあるからでしょうけど読みが良く(法師人にもいえると思いますが)、ラストパスやドリブル侵入をカットする場面も何回か見ました。
暮れに見た時のほうがパフォーマンスが良く、DFリーダーとして指示等、統率していましたし。実際浦和は苦戦しました。
他サポにとっては、手強い選手が新潟にまたひとり加わったと感じます。阪口・中村楓・菅澤・円美・小原…と最近の新潟の選手獲得の良質ぶりには、卓越したセンスを感じております。
また笠井には、浦和で活躍機会に恵まれなかったぶん(試合前のチケットもぎり場でいつもマッチデーを配布していた笠井でしたから)新潟でのなでしこリーグに復帰してでの活躍を願ってやみません。
ちなみに笠井は、宇都宮女子高出で同出身の安藤梢と同郷、後輩になるんです。たしか栃木地元の高校に上がる前に所属していたクラブチームも、安藤と同じだったとはずです。
また大学は埼玉大学卒業、在学中に浦和に所属しておりました。なかなかの才女でございます。
ひじょうに長々とコメントになり恐縮ですが、知りうるかぎりをお伝え申しておきます。