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「1シーズンに1試合」アルビレックス新潟&アルビレックス新潟レディースの育成チームの試合を御覧になってみませんか 

セットプレーを跳ね除けてクラブ史最高順位で終えよう!アルビL

2009年10月30日 12時30分00秒 | アルビレックス新潟レディース
あ〃 11月1日の岡山県美作市地方は、「雨」という予報だって…
10月31日は「晴れ」で、11月2日は「晴れ」で、間に挟まれた11月1日だけ「雨」って、どういうこと(≧ヘ≦)

岡山湯郷Belleとアルビレックス新潟レディースが、リーグ戦で試合をするときは、どういうわけか悪天候になる割合が高い。

今季7月のホーム岡山戦は、とんでもない暴風雨の中での試合だった。
傘を差しても、風が強過ぎて直ぐに傘の骨が折れてしまうほど。
まるで台風に襲われているかのような中でのゲームだった。

今シーズンのアウェイ岡山戦は、風こそ強くなかったけど、試合開始と共に雨脚が強くなって、ビチャビチャになりながらの戦いに。
雨が降りそうじゃなかったので、新潟サポの多くは傘もポンチョも持参せず、濡れ濡れでの応援となった。

過去を遡っても、「雨の中での岡山戦」という印象が強い。
本降りにならなくても、試合前に小雨が降った昨季の胎内市で試合というケースも。
記録を調べたら、晴天下のゲームもあることはあったんだけどね。

ということで、今シーズンの対岡山湯郷Belle戦は、3試合とも雨天での戦いになってしまうのが決定的。
そこが憂鬱だなあ。

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2009年の岡山県サッカーは、非常に成績が悪い。
岡山県サッカー協会の幹部さんたちは、不機嫌な日々を送っているのではあるまいか。

ジャパンフットブールリーグJFLの岡山県のチームである三菱水島FCは、3勝21敗6引き分けという戦績で、JFLの断トツ最下位。

Jリーグ2部のファジアーノ岡山は、8勝28敗11引き分けという戦績で、今のところJ2の最下位。

昨シーズンのU-18高円宮杯では作陽高校サッカー部がベスト4になったのに、今シーズンのU-18高円宮杯には岡山県からの出場チームは無し。


そしてプレナスなでしこリーグの岡山湯郷Belleは……よもやの7位(10月31日現在)。
2008季は10勝8敗3引き分け 30得点29失点
2009季は4勝10敗6引き分け 26得点32失点
今季はまだ1試合残しているが、総得点と総失点とを見比べてみても、そう大差はない。
なのに、順位は7位。
勝ち星が半減、引き分け数が倍増、負け数が微増――ということは、<勝ち切れない>試合が多いという結果の裏返しなのだろう。
それと1点を争う攻防で、耐え切れずに負けたり、引き分けたり、というのが増えたということだ。

その最たる例が、プレナスなでしこリーグでぶっちぎりのビリであるスペランツァ高槻相手に、3試合中2試合ドローを演じたことだ。

大量得点は不要、セットプレーなどで1点ないし2点取って、敵の攻撃は無失点か1失点で抑えて逃げ切る!というのが岡山湯郷の基本戦略なんだけど、それが今季は上手くいかなかった、それゆえ今シーズンは苦しんでいる、そういうことなのだろう。

そんな岡山湯郷Belleだけども、“私たちの本当の力は、こんなものじゃない”とばかりに気を吐いて見せたのが、トキめき新潟国体での優勝だった。
『岡山県女子代表サッカーチーム』という名称で臨んだ国体で、岡山湯郷はチャンピオンになった。
逆に、決勝戦で悔し涙を流したのは、新潟県女子代表サッカーチーム=アルビレックス新潟レディース。

従って、11月1日の[岡山湯郷×新潟レディース]は、新潟国体決勝の復讐戦となる。
また今シーズンのリーグ戦での戦績は、アルビレディースの1引き分け1敗。
つまり、2009シーズンは一度も岡山湯郷に勝てていないのだ。
そういう意味でも、岡山湯郷Belleに絶対に勝利して、今季のプレナスなでしこリーグのフィナーレを飾りたい。

岡山湯郷の前線には、有町や中川千尋に松岡といった能力の高い選手たちが揃っている。
しかしながら、爆発的なゴール奪取力は有していない。
そこで、得点奪取力を補完しているのが、セットプレーだ。
いや、5月の対戦前にも弊ブログで言及したが、寧ろセットプレーは、湯郷ベルの強み!

中野がキッカーで、そこから有町らが押し込む、或いは中野自らが直接ネットを揺らす、というパターンでゴールをもぎ取るケースが少なくない。
そして実際問題、5月17日に戦ったとき、セットプレーから失点して敗れている。
それと新潟国体決勝戦でも、セットプレーによる攻撃を防ぎ切れずに、負けてしまった。

岡山湯郷Belleには9月から、なでしこジャパンののセットプレーキッカーたる宮間あやが復帰した。
米国のプロリーグが8月で終わり、9月から岡山湯郷に戻ったんだけど、早速チーム内でもキッカーを任されているようだ。
彼女の蹴ったボールから2ゴールが生まれている。
ただでさえ中野という希代のキッカーを擁しているというのに、そこに宮間も加わったのだ。

おまけにアルビレディースは、前節のマリーゼ戦で、後半44分にコーナーキックから失点してしまい敗れてしまった。
精神的にきつい失点である。

ということで、ゴール前での不用意なファールは、厳に慎みたい。
といっても、岡山もファール欲しさに〝強引なプレー〟を仕掛けて来るはず。
アルビレディースは、リーグ8チームの中でファールが最も多いチーム。
なんとかファールを貰わない守備をして、FKをなるべく相手に与えないようにしなくては。

セットプレー抜きにして警戒を怠っていけないのは、やはり宮間。
復帰してからというのもの、毎試合、岡山湯郷全選手の中で最多のシュートを放っている。
少しでも隙を見せたらシュートを放ってくるはずであり、タイトな―でもファールをしない―守備が肝要。

それに、売り出し中の松岡も怖い。
7月の対戦時、彼女に結構手こずってしまった。
また最近、ゴールを積み重ねている。


一方、アルビレディースの攻撃のポイントは右サイドだと思う。

左サイドには、小原由梨愛がいて、山本亜里奈がいて、またレフティの上尾野辺めぐみが左に流れてプレーすることが多いものだから、どうしても攻撃の比重が左側に傾いてしまう。
最近特にそう思える。
そうなると、相手チームは新潟にとっての左サイド=自分たちにとっては右サイドを意識的に堅牢にしてくる。
おかげで、アルビの左サイドが機能不全とまでは言わないまでも、攻撃が滞ってしまいがちに。

反対に右サイドは、そうでもない。
法師人美佳、井上光保or波佐谷灯子という右サイドは、左に比べたら敵の警戒レベルが低い。
でも、それが逆に幸いして、防御の薄い右サイドを突いてビッグチャンスを迎えることがある。
アルビレディースとしては、そういうチャンスが来たら、確実に得点に結び付けたい。

個人的な願望なんだけど、右サイドハーフには落合恵を抜擢して欲しい。
或いは山崎円美。
法師人には悪いけど、「推進力」で判断すれば、落合と山崎の方が上。
山崎か落合を右サイドに配置して、そこから突破をたくさん図っていけば、かなりチャンスを量産できるのではないか。
事実、5月のベレーザ戦や新潟国体の大阪府戦では、右サイドの落合がアクセントになって、いい攻撃が表現できていた。

それと相手にしたら、アルビの右サイドをケアする必要性が高まるので、結果、新潟の左サイドへの対処が〝緩くなる〟という効果も。
でも、奥山監督は法師人の方を評価しているからなあ。

となると、岡山湯郷戦では、法師人の獅子奮迅の働きが鍵を握るだろう。
左サイドを活かすためにも、いつも以上のハードワークとチャンスメイクを期待したい。
対面するのは、アルビレディースの天敵でもある津波古だ。
頼むぞ 法師人!

それと菅澤優衣香が、最近好調だ。
国体を経て、進化したようだ。
ガンガンとゴールを狙っていってほしい。


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なでしこリーグ1部の5位争いは―
5位 勝ち点22 ジェフレディース
6位 勝ち点20 アルビレディース
7位 勝ち点18 岡山湯郷
という状況。

ジェフLは11月1日にレッズレディースと対戦する。
もう浦和レディースはリーグ制覇を成し遂げたので、モチベーションはMAXに高くは無いだろうけど、でもホーム最終戦であり、有終の美を飾りたいのは必定。
しかも会場は埼玉スタジアム2002。
プラスして、浦和レッズが松本山雅に負けたため、天皇杯3回戦を応援できずに手持ちぶたさのサポーターが、埼スタに詰めかかるのではないか。

そういう要素を考えると、浦和の勝利確率が高い。

となれば、アルビレディースが岡山湯郷ベルに勝利すれば、5位浮上となる!
まあ取らぬ狸の皮算用ではあるけど、岡山に勝てば実際問題、5位になれる可能性が濃い。

しかし引き分けたら、ジェフが負けようが、6位のまま。
もしも敗れたら、7位転落だ。

せっかく今シーズンは、一昨シーズンと昨シーズンの2倍の勝ち星を得て、勝ち点自体もほぼ倍加したのに、最終順位が「7位」というのでは、印象が悪い。
アルビレディースの試合観戦しない人は、単に記録表だけで判断して“ふーん、相変わらず弱いねえ、国体準優勝はフロックだね”と思ってしまうことだろう。

アルビレディースが〝進化・成長〟したことを、少なくとも新潟県民に知らしめすためにも、岡山に勝って5位をもぎ取ろう!

ということで、レッズレディースさん、ジェフUレディースを倒してくださいませ
m(-_-)m

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2 コメント

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こんばんは! (choo)
2009-10-31 01:01:48
いつも詳細なレポート拝見しております。
いろいろと知ることが多く参考にさせていただいています、ありがとうございます!

自分らの仲間うちでは、前節INACの高瀬にゴールランキングで安藤と北本が抜かれたため、最終戦はゴールラッシュを期待するサポートの機運がひじょうに高まっておりますよ。

雪辱戦、実りますようにお祈りしています!

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chooさん (bartret555)
2009-11-03 00:59:05
chooさん、こんにちは。

安藤は、チームメイトの協力もあって、見事に得点女王に輝きましたね。
それもハットトリックとは!
さすが、〝持っています〟
この分だと、リーグMVPも彼女なのではないでしょうか。

新人女王候補も2人いますしね!

そして当方は、せっかく応援をいただきながら、そしてレッズレディースさんが勝ったのに、雪辱戦をモノにできませんでした。
VS岡山湯郷戦史上、最高の闘いをアルビレディースは出来たんですが、詰めを欠き、そして運にも見放されて、敗れてしまいました。

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