かっとばせ！キヨハラくん

覚醒剤や大麻の所持または使用で逮捕された俳優・歌手・アイドル・芸人は数あれど、どれも『へー、そうなんだ』って軽く驚くだけで、怒りや失望や悲しみは感じたことはなかった。
それは逮捕者に強い思い入れがなかったから。

参ったよ、全く……
週刊文春のスクープ記事が現実のものになるだなんて。
いや、文春だからこそ信憑性が高いと悟った。
だから記事が出たときは愕然。
でも一向にそうならないから、さすがの文春もこの件だけは外したんだな、と。
しかし、スクープどおりに。

それにしても、文春おそるべし。
ASKAと清原和博の覚醒剤使用スクープ
ゲスの極み乙女とベッキーとの不倫スクープ
甘利明とその秘書の口利き疑惑スクープ
AKB48グループの恋愛スキャンダルスクープ
これらは文春の記事が発端。
そしてSMAPの解散騒動の火付け役は、メリー喜多川のロングインタビューを掲載した週刊文春。
怖いわ、週刊文春。

選抜高校野球と全国高校野球選手権で、清原和博少年に魅せられてファンに。
読売ジャイアンツにドラフトで袖にされる悲劇に襲われた清原和博少年を見て、ますます応援しなきゃと思い。
1987年の日本選手権シリーズ、あとアウト一つ取れば読売を倒して西武ライオンズが優勝という場面で、一塁ベースで涙した清原和博青年の姿には、こちらも胸が熱くなり。
毎年毎年、ホームラン王や打点王のタイトル争いで敗れれば、悔しくなり。

読売ジャイアンツにフリーエージェント制度を活用して移籍したときは、最初は理解できなかったなあ。
あんな目に遭わせた読売に恨み骨髄だと思っていたら、ホイホイ移籍だもん。
それに読売は、どんなに実績があっても外様には冷淡な文化を持つチームで有名。
でも移籍決断したんだから、そんなにジャイアンツのユニフォームを着たかったのか、と。

でも結果論だけど、読売移籍が野球人清原和博の人生を狂わせた気がする。
ライオンズ時代は確かにタイトルと無縁だったが、でも輝きはあった。
読売に行ってからは、風貌は悪人面になって、ケビン山崎に鍛えられて格闘家みたいなイカツイ肉体になって。
週刊誌には、無冠の帝王ならぬ夜の帝王として六本木界隈で飲み明かす不良ぶりが度々伝えられて。
それでいて成績は散々、あの渡辺恒雄にまで清原不要と放言される始末。
輝きはもう完全に消え失せたもんなあ。

痛々しくなった清原和博を見ていられなくなって、とっとと読売から脱走してよその球団に行けばいいのにと願ったけど、清原はジャイアンツにしがみついて益々泥沼。
清原が引退したときも思ったんだが、あんなボロボロになる前にオリックスなり阪神なりに移籍していたら……。

覚醒剤は常習性が高いから、清水健太郎みたく何度も捕まるヤツがたくさんいる。
清原和博容疑者が受刑者となり、刑期を終えて釈放されても、だからまた容疑者となる恐れがある。
なんとしてでも、そうならないように離脱に成功してもらいたいねえ。