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「1シーズンに1試合」アルビレックス新潟&アルビレックス新潟レディースの育成チームの試合を御覧になってみませんか 

2004季のアルビレックス新潟

2020年06月14日 18時00分00秒 | アルビレックス新潟
サッカー専門新聞「エルゴラッソ」の回顧特集に倣って。

後半追加時間に立て続けに2得点して、1回目のJ1リーグ昇格初勝利を挙げた対柏レイソル戦。
中越地震後、最初に迎えた試合である対ジュビロ磐田戦。
震災後、ようやく白星をもぎ取った対FC東京戦。

2004季のアルビレックス新潟トップチームの公式戦で、真っ先に浮かぶゲームはどれか?と、当時から新潟を応援した人に尋ねて集計すれば、上記3試合は間違いなく上位に入るでしょう。
第1ステージ第1節の対F東京戦も加わるはずです。

2004季は、新潟が1回目のJ1昇格を成就して迎えたシーズンであり、中越地震に見舞われたシーズンでもあり、必然的にこれらに因んだ試合が、思い出に結びつきます。
筆者もそうですが、しかし深く記憶を検索したら、第2ステージ第9節の対鹿島アントラーズ戦が一番印象に残っているゲームでした。
欲張りで書けば、同第6節の対サンフレッチェ広島FC戦から、件の対鹿島戦までの4連戦がそうです。

2004Jリーグディビジョン1の第1ステージ、新潟の戦績は3勝7敗5引き分け、16チーム中14位。
第1ステージ第13節の対清水エスパルス戦では試合終了直前に失点して引き分け、同第15節の対ガンバ大阪戦は1対4。
J1に慣れてきたかな、慣れたに違いないと都合の良い願望を抱えてデンカビッグスワンスタジアムで応援したら、先述のあり様。
第2ステージには、はっきり書いて、希望がありませんでした。

第2ステージ第1節は、第1ステージ第1節と同じく味の素スタジアムで迎えます。
第1ステージではF東京に0対1でしたが、東京ヴェルディには0対2。
ますます暗い気分に。

第1ステージの新潟は、第3節までを●△〇。
第2ステージも、●△〇と同一。
嗚呼これは、第1ステージと変わらぬ成績で終わるんだろう、J2リーグに逆戻りか、とまで覚悟しました。

ところが、です。
第2ステージ第6節から第9節まで4連勝!!
4連勝のうち3勝はデンカビッグスワンスタジアムで掴んだものでしたが、ホーム試合でも勝てなくなった2004季の新潟です。
主管試合でも勝利できるようになり、それも4試合連続勝利。

しかも4連勝目の相手は、あの鹿島アントラーズ。
2000-2001シーズンのリーグ戦を連破し、2002シーズンにはJリーグヤマザキナビスコカップを制覇。
2003シーズンこそ無冠も、〝強い〟と定評の鹿島を倒して4連勝達成です。
おまけに順位は3位!!
首位の浦和レッドダイヤモンズとは勝点5差で、6試合も残しているので、ステージ王者になれる可能性が見えてきたんです!

K君と“どうする?どうする?優勝したらどうする?” “昇格1年目で優勝しちゃうかも”と有頂天。
スタジアムから駅までの途中でも、同じようにステージチャンピオンの皮算用を弾く新潟サポーターばかり。

あの鹿島に制勝した日が、2004季で一番幸せを覚えた日でした、今となっては。
一年に一遍は妄想するんだけど、もし中越地震が起こらなかったら、新潟は2004季第2ステージを制することができたのかな、と。
横浜F・マリノスとチャンピオンシップを戦えたのか、と。
それとも地震がなくても新潟は失速して、優勝を逸したのかな。と。

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