福岡から出発して3日目に稚内駅に到着。かなり寒い。駅前にラーメン屋を見つけここで昼食を取ることにした。食べたのは塩ラーメン。
食事の前に今回D-STARハンディー機アイコムID-52を持ってきたので、稚内430レピーター経由で福岡県の三郡山レピーターにゲート越えアクセスして友人のM君と交信。
前日の旭川レピーターが停波していたので、稚内レピーターも稼働しているか心配だったが、ひとつ前の南稚内駅に着いた時に奈良県のならやま自動応答にアクセスしたところフィードバックがあり、稚内レピーターが動いていることを確認してメールを入れておいた。
D-STARとは、アマチュア無線の交信システムの一種で、日本中、世界中にあるレピーターと呼ばれる中継装置とアンテナに、予めD-STAR機能とレピーター一覧がインストールされている無線機で任意のレピーターを選んで電波を出してアクセスし、そのレピーターを介して交信するシステムです。また最寄りのレピーターから遠く離れたレピーターにアクセスして交信することも可能。アクセスしているレピーターと他の地域のレピーター同志はデジタル回線で通信されており最寄りのD-STARレピーターに送信してアクセス出来ればおおかたどこにでも交信が可能になるというものです。どこからこへ繋ぐのか無線機内で選べるようになっています。ハンディータイプのトランシーバーにD-STAR機能があるものがいくつかあるので旅行に簡単に持っていけるという利点がある。
昔は、稚内港までレールが続いていてサハリンに渡る航路に接続していた。
そのなごりでレールは駅舎の外まで埋まっている。
稚内駅の2階は、国内最北の映画館のTジョイ稚内が営業している。駅舎は非常にきれいである。
駅前でラーメンを食べた後、宗谷岬に行ってみた。最初に来たのは1983年夏だったが
それから何度となくバイクや車で訪れた所である。
宗谷岬に公共交通機関で行くには、宗谷バス一択になる。ちょうど13:30発の浜頓別行きがあるので
これに乗ることにした。戻りは1時間後にちょうど良いバスがある。
しかし、ここで小さなミスをしてしまった。バスが出発直前に気が付いたのだが、
宗谷岬往復には割安な宗谷岬往復記念乗車券があったのだ。
すっかり気に留めていなくて普通運賃で行くことになった。
切符売り場にも案内無く気が付かなかった。
ちなみに記念乗車券で往復だと¥2560、普通運賃往復だと¥2840。
他の乗客は皆記念乗車券を持っていた。まぁどうでもよいことなのであるが。
サハリンがロシアと陸続きの半島ではなく島であることを発見した間宮林蔵。
大陸とサハリン島の間は間宮海峡と名付けられた。この発見により世界地図が改訂された。
久しぶりに宗谷岬の丘に上がってみた。シーズンオフで人影はまばらであった。
旧海軍のバルチック艦隊への監視塔もそのまま保存されていて最初に来た時を思い出した。
昔2度目にバイクで来た時にこの草地でキャンプをして一緒になった
ライダーと宴会をしたこともあった。懐かしい。
まぎれもなく日本最北の公衆トイレである。
稚内に戻り、ドーミーインに宿泊。ここは最上階に温泉があり外に露天風呂もある。何といっても部屋が広い。
もう1台ダブルベッドが入るスペースだ。ドアを開けたエントランスも旅館並みだ。
夕食は外の飲食店で取ったが、みそ汁に小さなホタテ貝が
いくつも入っていたのがさすが北海道という感じだった。
翌日は定番観光地の北防波堤に歩いて行ってみた。かつてのサハリンに渡る港の防波堤である。
このあたりまで昔はレールが伸びていたらしい。
ここもシーズンオフなので誰もいなかった。夏はバイク、人いっぱいだと思う。
再び稚内駅、10:28旭川行きに乗らなければならない。
車窓からは残雪と雲をまとった雄大な利尻山が見えていた。
稚内から旭川に戻り、青春18きっぷは完了、一旦改札口を出て入り直し、
特急ライラック34号に乗り換えて札幌まで一気に戻った。
札幌での宿泊は久しぶりにユースホステルである。公営なので誰でも泊まれる。
札幌国際YHは少し札幌駅から離れた所にあるが地下鉄に乗ればアクセス良く問題無い。
何といってもシーズンオフは数人しか泊まっていなく大浴場独占で素泊まり¥3800で個室なのが良い。
きれいなどこかの会社の寮みたいな建物であった。
札幌国際ユースホステル。札幌留学生交流センターの敷地内にある。地下鉄東豊線学園前下車2番出口。
翌日新千歳空港からスカイマークで福岡への帰途についた。
青春18きっぷの旅は1枚の切符で完了となった。
以上、青春18きっぷの旅の報告でした。
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