Bordercollie マシャのゆるゆるアウトドア&シニアライフ

ボーダーコリーのマシャとアウトドア好き飼い主とのゆるい日々の数々。

闘病記録③ 3/1~3/4

2023-03-14 21:01:19 | 日記
急性期の1週間を何とか乗り越えたが、未だ腎臓系の数値は改善しない。

3月1日 
もう日課になった病院通い。
体は辛いはずなのに、車のキーを持つと「お出かけ♪」と期待する表情を見せるマシャが愛おしい。

皮下点滴、抗血栓薬注射をしてもらう。


夕方、1週間ぶりにうんちが出た。入院した日の朝の量が通常の半分だったからまだ腸に残っているような気はしていた。
お腹がすっきりしたせいか幾分、表情はいい。

マシャにはしんどい思いをさせるがお尻周りをシャワーする。
普段なら私が洗い、乾かし担当のマシャパパがタオルを持って待ち構える流れ作業方式を15年ずっとやってきたが・・。
パパがマシャを抱き椅子に腰かけ、私が手早くシャワーするという恰好。
支えているパパの腕はパンパン。マシャもパパも頑張ってくれた。

12:00~翌8:00
水分約350cc 水以外飲まなくなった。 便通あり(緩うんち)、尿量ふつう
降圧剤朝晩各1錠(夜の分はいつの間にか吐き出していた)

3月2日(休診日)
朝、少し下痢あり。水っぽいだけだったので濡れタオルで拭いて病院へ。
休診日だが予約診療で皮下点滴。
自宅でできるよう皮下点滴の練習をする。長期戦の覚悟だ。
慢性疾患のワンニャンが自宅で行うケースが多いそう。
猫の場合、2年近く頑張れる子もいるらしい。
点滴と共に止瀉薬、抗血栓注射をしてもらう。

痰を出す仕草が増える。口の周りが黒ずんできたのが気になって聞くと寝ている間に少しずつよだれが出ているせいらしい(元々よだれが多い犬種ほどではない)

12:00~翌8:00
水分約300cc 午後と夕方の2回下痢あり。尿量少なめ。
降圧剤朝晩各1錠(いつの間にか吐き出していた)

毎晩2時間毎に体勢を変えたり世話をしていたので睡眠不足になり、一晩寝番を交代してもらう。
1週間ぶりに私はベッドでぐっすり、寝不足解消。 
何度もマシャを抱きかかえるパパは腰と腕の筋肉痛。介護は体力勝負だ。
夜中から少しマシャの呼吸が荒くなり、朝まで寝られなかったパパである。

3月3日
再びマシャのおしっこが止まる。下痢もある。
朝からシャワー、そして病院へ。
皮下点滴、止瀉薬、抗血栓薬に加え、制嘔吐剤を注射。

12:00~翌8:00
食欲なし、水も拒否するようになった。
輸液が入っているので水分摂取量としては足りているのだろうが・・
薬の効果が切れてくるのか夜中になると呼吸が荒くなる。前夜より荒い。
「早く朝になって」と祈るばかりだった。

3月4日
状況を伝え、再検査するも数値は悪化。
利尿剤、抗血栓薬、制嘔吐剤を注射。

時おりピクピクと軽いけいれんが出てきた。尿毒症の兆候が表れだした。
マシャを苦しめるだけになるのでこれ以上の治療は止めることにした。

この後に起こりうる病変の説明を受け、激しいけいれんが出た時のために座薬を用意してもらう。但し、座薬を使うときは終わりを意味する。
「今日明日が山」と理解する。
私たちにできることは少しでも呼吸を楽にさせて穏やかな過ごさせてやりたいとお願いし、酸素ボンベをお借りした。

帰宅後、軽い下痢があったのでマシャにはしんどい思いをさせるが軽くシャワーをする。その時に下血があった。
予断を許さぬ厳しい状況であることを突き付けられた瞬間だった。
すぐに寝かせ酸素を与えると落ち着いた様子を取り戻した。
酸素をお願いしてよかった。



24時間可能な1500L
デルタ株コロナが蔓延していた時にインドで取り合いになっていた物と同じサイズだ。※慢性の呼吸不全のワンニャン用にレンタルの酸素ケージもあるそうですよ。

この時は「翌朝、新しいボンベと交換してもらおう。」と話すほど落ち着いた様子をみせてくれ、マシャパパはシャワーを浴びに行き、私は心配してくれているマシャ友さんたちにLINEで現状報告をする余裕さえあった。

その後2人揃って見守っていると急に体を伸ばして大きく息を吸い、1度は私たちの呼びかけにも反応してくれたが目が遠くを見つめた瞬間、尽きた。

急性腎不全からの尿毒症発症ということになります。
強いけいれんもなく座薬を使うことなく穏やかに旅立たせてあげられたことに安堵しました。
この文章を書いている今も涙があふれてくるけれど、マシャは犬生を懸命に生ききったと思います。

もっと早くに気づいていれば(最初の検査で少しずつ軽い貧血が出ていたかもと言われたので)もっと長生きできたのかなとか考えることはあります。

「動けず生きているだけがマシャにとって幸せかどうかも考えてマシャ家としての治療の方向性を教えて下さい。」と急性期直後に今後のリスク等の説明を受けた際、先生と十分に話し合いマシャも私たちも十分頑張った11日間だったと思うし、思いたいです。

マシャの経過を辿ることは辛いことでしたが、高齢犬を飼われている方の何か参考になるものがあれば幸いです。

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