3日目、重慶のホテルをバスで出発して大足に向かう。
・ホテル前の親子と重慶市街のモヤ霞み
整備の遅れた地方道路を2.5時間走って大足に到着。
グリーンバスで重慶大足石刻の「宝頂山」入り口に移動。
今日は平坦な地形をあるいての仏像めぐりです。
中国通常の三大石窟「雲崗石窟」、「龍門石窟」、「莫高窟」と同じくらい有名とのことですが、
重慶大足石刻は浮き彫りが多く洞窟が少ないため、石窟という言い方はしないそうです。
649年に最初に切り開かれ、唐代末期、五代、宋代に次々と作られ、明清代(14~19世紀)まで、
石刻の数は増加を続け、最終的には、5万台の巨大な規模になりました。
中国の石刻芸術の精華と末期の中国石窟芸術の代表として、
大足石刻も芸術的価値や規模では中国三大石窟と比べても劣らないそうです。
合計5万体の彫刻は28カ所に点在し、その大部分は主に宝頂山、北山、
南山、石篆山、石門山5か所に集中しています。
・大足の語源となった足型が残るとされる池と塔
代表的な観光場所はこの「宝頂山」と午後に見学する「北山」の2カ所です。
★昼食は、大足郷土料理
午後は「北山」に移動して見学。
ここの多くの仏像は顔が失われています。
宗教的か、子供のイタズラか、石が柔らかいための風化か・・・
カッパドキアで見た顔が削られた宗教壁画のようです。
周辺では石彫りの土産屋さんが沢山並んでいます。
天秤棒の果物屋さんがビワなどを売り歩いていますが、一個単位では買えません。
ガイドさんの案内で果物店に寄って小粒の桃とビワを目方売りで一掴み買いました。
皮を剥いて食べる果物なら安全だそうです。
ホテルで食べてみましたが味はそれなりでしょうか。
再びバスに乗り、次の目的地「赤水」へ移動します。
・夕方で一斉に下校する子供達と段々畑
赤水は高速道路が未整備で通行止めで迷ったり、段々畑の細い道路を
うねる様に盛大にクラクションを鳴らし続けて走りました。
5時間もの赤水バス旅は車酔いする程つらくて二度とごめんですね。
・どんよりした赤水市街と河川
予定のホテルはエアコン故障のため、急遽政府専用ホテルに変更して宿泊。
しかし浴室はシャワールームだけで、赤水はまだまだ未開発地域のようです。
★夕食は、赤水料理
赤水丹霞地形が世界遺産に登録されたことで急速に観光整備が進みますので
数年後には高速道路で楽に訪れるようになるでしょう。
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