個人山行のため当日の快晴を確認して昭島を4:30に出発。
【10/19:昭島-中央道-熊伏山往復、10/20:奥茶臼山往復-中央道-昭島】
中央道・松川インターから矢筈トンネルを抜けて秋葉街道に入り、熊伏山登山口に向かう。
しかし国道152号の伊那側終点の手前で全面通行止となりストップ。
登山口の4km手前ですが、やむなく路肩に駐車して登山準備。
9:20に通行止地点-600mを出発。
【10/19、林道通行止-青崩峠-熊伏山-青崩峠-林道通行止】
右側が開けた地点から熊伏山の山頂方面が見えました。
ここは木々からヒルが降ってくる山ですが、この季節は出ないでしょう。
第一の崩落箇所を通過。
路上にはアケビや栗が無数に落ちていました。
第二の崩落箇所を通過。
第三の崩落箇所を通過。
10:10に国道152号終点にある登山口-940mに到着。
ここから登山道になり、青崩峠に向かいます。
暗い樹林帯の苔むした塩の道を登っていきますが、
登山道は荒れています。最近は手入れされていないようです。
途中に青崩神社があり、登山と交通の安全を祈願。
10:20に青崩峠-1082mに到着。
青崩(あおくずれ)峠は静岡県浜松市天竜区と長野県飯田市の間にある標高1,082mの峠である。
東の深いV字の谷はかつて遠山郷と遠州秋葉神社を結んで往還が盛んだった秋葉街道が通っていた。
街道の最難関だったのが青崩峠で、峠名の由来となった斜長石、角閃石、黒雲母、輝石などを
含んだ閃緑岩の青白い顕著な大崩壊地を近くに見ることができる。
現在、国道152号の点線国道区間で未通区域となっており、静岡県側・長野県側ともに、
国道152号の端点から林道、遊歩道(かつての塩の道)を歩いて峠にたどり着くことができる。
塩の道の案内板や碑があり、静岡側からの登山道と合流点になっています。
どうやら静岡側からの登山道整備は維持されていますね。
ここから右側の熊伏山への稜線に向かって尾根を登ります。
途中、開けた地点で歩いた林道と明日の奥茶臼山方面が見える所を通過。
標高が上がると南アルプスの冠雪した聖岳も見えてきました。
ほぼ尾根道ですが、笹と樹木の急登が続きます。
開けた樹林帯に電波反射板の鉄塔がありました。
鉄塔の先にある展望所から天竜奥三河方面が見えます。
11:25に青崩れの頭-1433mを通過。
樹林帯の急登が前熊伏山まで続きます。
11:40に前熊伏山-1615mに到着。
この先からは数回の小さなアップダウンになります。
11:55に300名山・熊伏山-1653mに到着。
標高のわりにはボリュームのある堂々とした姿で、長野県最南端近くにでんとかまえている。
北の遠山郷や遠山川右岸の山並みから見ると、遠山川から熊伏山めがけてせりあがっていく尾根は
太くて急、しかも長くてまるで3000メートルの高山かと錯覚さえ抱かせる。
頂上からの景観は、北に秋葉街道、小嵐川沿いのV字谷、北東から東に南アルプス南部の山々、
東から南にかけて静岡県北西部山地をつくる2000メートル級の山並みが指呼の間だ。
山頂には三角点と紅葉した木が立っています。
こじんまりとした広場の東側が伐採され、南アルプス南部の稜線が展望できます。
山頂の小箱にあったらくがき帳にメモ書きしました。
快晴の山頂で昼食後、12:10に下山開始。
来た道を戻りながら林道から見えていた大崩壊地を撮影。
電波反射塔まで下ってきました。
急坂をゆっくりと下って、13:15に青崩峠に到着。
唯一遭遇した点検作業員のおじさんに撮影をお願いしました。
青崩峠の下にあった休憩所で一休み。
登山口から林道歩きになります。
塩の道・秋葉街道の整備はしばらくお休みのようです。
林道から見た熊伏山は右奥に隠れているようです。
帰路は林道に日が当たり、周辺に咲いていた植物を撮影。
大規模な工事箇所で、頻繁な崩落のメンテナンスが必要ですね。
14:30に通行止地点に帰着。
沢水で軽く体を拭いて着替えます。
今日は林道往復8kmが追加されましたが、高低差1100m、27,000歩、5時間、
他の登山者ゼロでしたが、快晴無風、ヒルのいない快適な300名山でした。
14:45に秋葉街道を走ってしらびそ峠に向かいます。
狭い林道のすれ違いに苦労しながら、16:00にしらびそ峠-1833mに到着。
近くのハイランドしらびそに立寄ってみました。
明日は手前の尾高山を経由して右の稜線の先にある奥茶臼山に登ります。
しらびそ峠の尾高山・奥茶臼山・登山口。
南アルプスの山並みに夕日が当たります。
快晴の日没に彩やかに染まりました。
御嶽山方面に沈む夕陽。
しらびそ峠駐車場には私一台で、今夜は車中泊です。
17:00に夕食、19:00にシェラフに入って就寝。
周囲に灯りが無いため、深夜に見た満天の星空は素晴らしいものでした。
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