何とか鉄工の業務、一時一段落した感じで暫らくチャッチャと仕事を切り上げて帰宅しまくるように最近心掛けております。mixiの更新もログインだけはするものの放置状態という事で、やれる時はやれる事を少し徹底する動きにはしたいと思ってます。
今回は久々に鉄道ネタ、東海道浜松には昔、荷物列車なるものが頻繁に走っておりました。荷物列車に関しては全国各地なので東海道に限定した物では無いのですが東海道の急行荷物列車に関してはEF58が担当だったのでそれなりのドラマは若干あったのも事実です。EF58の老朽化による大量休車廃車が決定した時期、運行の牽引機関車を何にするのか・・・一時そんな話で持ち切りでした。浜松でもEF58は旅客担当の牽引機として多くの所属機を抱えておりました。中でも浜松は後期型が多く150番より後ろの番号が多い、つまり比較的新しく状態が良好な車輌も多いという事でしたが日頃の過酷な業務により1台1台リタイアしていく感じでした。
東海道で3輌残し東北で3輌残しの条件で計6輌以外のEF58全廃が決定し(竜華を除く)東海道の荷物列車の後継牽引機が検討されます。EF61は同時期に全廃が決定しておりEF60やEF65は暖房装置の流用が利かない。残りは大量休車状態の交流のEF70の直流改造まで検討されたようでしたが担当業務は信越本線貨物撤廃より余剰のあったEF62が業務に当る事になりました。
東海道にEF62が走る・・・、反対70%賛成30%・・・、私は複雑ながら賛成派ではありました。縁薄いEF62を間近で見られる事は素直に嬉しさを感じましたが、EF58の面影を引き摺る者からすれば余所者的な扱いは確実にありました。一緒に荷物列車を撮影する人間はEF62を理由にカメラを向けなくなりました。
ですが所詮碓氷峠仕様で開発された当機。場当り的に東海道の長距離牽引を余儀無くされ本来の得意とする峠越えは叶わぬまま車輌は傷んでいきました。同時期にEF58引退によりEF65-500が団体列車等の旅客車輌牽引のダイヤも組まれ東海道も変則的に変わっていきました。
EF62は私にとって妙高。出来れば東海道での業務は見たくなかったのが正直な感想です。何故かEF62に関して思えば胸が少し痛む。出来る事ならもっと向き合ってあげるべき機関車だったのかもしれません。