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6日土曜日撮影で使用した備品の大剣の修復始めました。
関心のある方がチェック入れてくれてますので構造の補足を記載しておきます。
大剣制作開始は7月中旬より開始で予定期間2週間貰いました。中央主軸本体部分ライオンボード10tで形状切取より外周刃は合板10tにての張合わせ後に刃砥ぎの手順、握り部分は水道管を流用、こちらが当初予定使用部品です。
製作段階での補修として合板での刃砥ぎは刃毀れと刃先部分の極端な強度不足が発生し通常の木材に素材変更、寸法上サイズが足らず一体化での制作も技術的にも難しいと判断して左右2枚の刃を3分割して6枚の板からの生成し張合わせの手順で進めてみました。結果刃の結合部分の撓りの問題が発生しましたが大きな障害は無いと判断して握り部分と全体塗装を完成させ撮影に臨みました。制作日程1ヶ月ですが握り部分の飾りの形状制作にもかなりの時間が掛かってしまったのが原因です。
撮影中に思った事ですが実際甲冑を装備しての作業ですので剣への気配りは不要にするのが理想でした。それと10tだと正直薄いので重量感と迫力に欠けてしまいます。その部分の修復を塩ビ板表裏2枚合わせで貼付け作業を行った所、全問題が解消となりました。大凡ですが剣の制作費に掛かる費用は4000円程度、ボード+木材+取っ手+塗料+接着剤辺りです。
最終報告でコスチューム館にて装備品展示となりますが、別途細かな部分修正やアレンジを追加し次回に備えます。服やアレンジが加わるのも良いですが、そろそろ通常ポートレートの企画も恋しくなって参りました。芸術の秋の予定立てて参りますので重ねてご検討下さいませ。