昨日、今日と気にいらないことが多々あってイライラしていた。
仕事を終えて帰宅しても胸がモヤモヤ。
イライラを家庭に持ち込みそうな危険な状況。
頭の隅にはイライラの原因が、ずっと貼りついている。
愛娘と2人でTVのバラエティ番組を見ていても心の底から笑えない。
あ~いかん。
人間としての器が小さくなっている。
もっと、ドンと構えなければ(反省)
9時過ぎから夜ランに出る。
こんな時は、何も考えられないくらいに息を切らして走るのがいい。
自分の呼吸、足の運び、腕の振り、着地地点の状況、、、
頭の中を走ることだけで一杯にし、
息を切らして、滝汗!!
ちょっとスッキリする。
「弁天ジョガーさ~ん。」
目に入った滝汗を気にしながら軽く流していたら
阿蘇ラウンドトレイルを28時間で完走したウルトラランナーはっしーさんが
走りながら声をかけてきた。
しばし並走しながらレースの様子を聞く。
109km累積標高約5000m。
ピーカンで気温がグングン上がった日中、
雨が降り始め気温が急激に下がった夜の南外輪山尾根、
多くのランナーが熱中症や疲労、低体温症・・・でリタイアする中、
一睡もせず28時間でゴールを駆け抜けた激走記。
野焼き後の新緑の草原が広がる雄大な阿蘇の景観、
普段は入れない牧野の中を走る感動。
少しの時間だったけど、いい話を聞くことができた。
100km超のレースを走るウルトラランナーは独特のオーラがある。
人間の大きさというか、器の大きさというか、大らかさというか、
適当な言葉が分からないが、
100km超を走り終えることができたという自信に満ち溢れ、
この先どんなことがあっても乗り越えるであろう安心感が漂っている。
はっしーさんと並走して、
昨日、今日と小さなことでイライラしていた自分がちっぽけに感じた。
よっし、俺もドンといこう。
5/23(水) B-up 58min 10.4km