Je pense donc je suis

フランス駐在中に始めた写真日記を中断していましたが再開します。金沢の写真がメインになると思います。

閑話休題:柔らかいこころと硬いこころ

2023-02-18 17:20:03 | 閑話休題

身体はこころにとっては服みたいなもので、いくら丁寧に
着ていても時間とともにしわがよったり綻びたりして
古びていく。

身体が古びていく程度を表すのが実年齢じゃないかなぁ。

一方、こころの中は子供時代、学生時代、社会人時代・・・と
いった各時代の体験や経験が記憶として溜まってだけで、
こころは古びていかない。

こころが若い人というのは、その時その時の状況に応じて、
自分が一番楽しめる記憶を瞬時に取り出して、その記憶が
できたこころに戻れる人と言えるような気がするけどね。

例えば、夏が近づいてくるとセミやトンボと会えるなぁと
ワクワクしてくるけど、子供時代のこころになっているん
だよね。

こころが若くない人というのは、
・記憶を瞬時に取り出すことができなくなった人
・記憶を取り出すことに抵抗感がある人
じゃないかなぁ。

例えば、「大人なのにセミやトンボに興味を持つのは
子供っぽい」と考える人とか(笑)

こころは「若い、若くない」というより、
「柔らかい、硬い」と言った方がいいかな。

ところで、「こころはどこにあるのか?」という議論も
あるよね。

「こころ」を漢字で書くと「心」なので「心臓」に
あると思うよね。「度胸がある」という時もこころは
心臓にあると思うよね。

でも、精神年齢という時は、心臓じゃなくて頭脳の
年齢だと思うよね。さらに、「頭脳=こころ」ではなくて、
「頭脳を使って考えること=こころ」じゃないかという
気もするでしょ。

こうやってあれこれ考えても、「これが正解!」という答えは
出てこないよね(笑)

だから、Je pense donc je suis.かも。

 



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