小林秀雄さんと岡 潔さんの雑談を本にした
「人間の建設」の中に、岡さんのこんな言葉が
出てきたよ。
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時には未来というものがある。その未来には、
希望をもつこともできる。
しかし不安も感じざるを得ない。
まことに不思議なものである。
そういう未来が、突如として現在に変る。
現在に変り、さらに記憶に変って過去になる。
その記憶もだんだん遠ざかっていく。
これが時ですね。
時あるがゆえに生きているというだけでなく、
時というものがあるから、生きるという
言葉の内容を説明することできる。
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この言葉を読んで思ったけど、
1日24時間というのは仮の時間じゃないかなぁ。
時間が経つのを早く感じたり遅く感じたりする
ことがあるよね。この経つ速さが変化する時間の
方が人間にとって本質的じゃないのかなぁ。
仮の時間は実年齢、本質的な時間は精神年齢と
関係していると言ってもいいかも。
充実した人生を送っているかどうかは実年齢とは
関係ないよね。
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