百合子嬢によると、夜の街で新型コロナウイルスの感染が広がっているそうです。
特にホストクラブ。
マスクをしていたら仕事にならない接客業。
客はいわゆる『お嬢』やキャバ嬢。
密接密着密閉密会です。
蟷螂は提言します。
都庁の目と鼻の先なのだから百合子嬢が夜の新宿へ出向き、抗体検査キットをその手のお店に配布して感染状況を調査するべきです。
もっとも筋者たちが配布された抗体検査キットをかき集め、横流しして小遣い稼ぎをするかもしれませんが、深く潜り込んでいる夜の新宿の感染者をあぶりださなければ、この忌まわしき新型コロナウイルスを制御できません。
新宿・・・
蟷螂が高校生!時、新任の美術部顧問の教師の下宿先へ、一升瓶(大関一級酒)を2本ぶら下げて学友と共に赴任の挨拶に行ったら、真っ昼間からいきなり酒盛りになりました。
相手はバリバリの、赴任したての芸大日本画科卒。
つまみなしで 茶碗酒です。
酒を飲んだあと、近くの河原までランニング。
『飲んだ後に走るとよく酒が回るぞ』
とんでもない教師がいたものです。
河原から教師の部屋へ戻ると蟷螂は一時意識不明。
『死んじゃうんじゃないかと思ったよ』
一緒に行ったクラスメートが心配したそうですが、無事に目覚めました。
その夜、教師の下宿先からの帰途、踏切で交番の巡査に悪たれをつき、乗り換えの新宿でにわかに空腹を覚えて駅近くの地下のラーメン屋へイン。
ただ、階段を踏み外して転がり落ちた先が、サングラスをかけた強面のヤッチャンの上。
『イテッ』
『すみません』
『ガキのくせに酔っぱらいやがって』
一発顔面に食らって外へ出るとタクシーを捕まえ、ほうほうのていで浅草へ帰ってきましたが、運ちゃんに『浅草は怖いところだよね』と言われ、『新宿ほどじゃない』と話したことを今でも覚えています。
その教師とは先年50年ぶりに再会しました。
個展を開いた画廊で相変わらず真っ昼間から日本酒。
その日の夜は深酒になりました。
今日も救急車のサイレンが鳴り響いています。
今日の東京は14人。
どこの区で出たか全く不明。
せめて感染者が出た店名くらいは公表するべきでしょう。
大阪はライブハウス名を曝したので抑え込みに成功したのです。
東京は個人情報ファースト。
ホストクラブの客だって東京人だけとは限らない。
東京のホストクラブから全国へ飛び火して地方でクラスターが発生したらどうします。
せっかく抑え込みに成功したかに見える大阪へ、東京からウイルスが飛び火する可能性だってあります。
いずれにしても東京の場合は感染者数に意味はなく、高齢者は淡々と自粛と巣ごもり生活を続けるのみです。
ただし今月半ばにキャンセルできない通院があり、プレッシャーを感じています。