夢にまで見た憧れのコバルトブルーが輝くエーゲ海…。
ギリシャの地図を広げると、エーゲ海に浮かぶ島はいくつも点在していて、実際、どの島に行ったらいいのか迷うところです。人が住んでいる島は39島あるそうです。
私は、ミコノス島かサントリーニ島かでぎりぎりまで悩みましたが、結果、「サントリーニ島」(正式名はティラ)に決めました。
私のガイドブックによるとサントリーニ島の説明は以下のとおり。
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サントリー二島の景観は、ほかの島に比べてずいぶんと違う印象を受ける。
船でこの島に行くと、まず赤茶けた断崖が壁のように立ちふさがる島の姿に驚かされる。船が近づくにつれ、断崖のてっぺんに白く雪がかぶさっているかのように、びっしりと立ち並ぶ白や水色の屋根の家々がみえてくる。その様子は、単に美しいとひとことでは言い表せない。(中略)
サントリーニ島に限っては、なるべく船で入りたい。
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勿論、そうします!
早朝まだ真っ暗いうちに、アテネ市内のホテルをチェックアウトし、バスで港に向かいました。
High Speedでアテネの港を7時頃出ると、お昼頃には着くことになります(所要時間約4時間)。
なぜだか"ボーダフォン".日本ではすっかり死語ですが。High speedの大型船です。ゆったりしています。
船と言えばいやな思い出が…。
何年か前に、オーストラリアに旅行した際、グレートバリアリーフへ船で行きましたが、その日は大荒れの天気だったせいで、船酔いで死にそうになり大変な思いをした経験があるのでちょっと乗るのが怖かったんです…
『しまった、乗り物酔いの薬を持ってくるべきだった!』…、一応、出港前サービスの人に酔い止めの薬はないか聞いてみたところ、ちょっと変な顔をされちゃいました
「この船は大きいから揺れない、大丈夫」というような答えが返ってきました。…How can you be so sure???…と言いたかったけど…。
そんなこんなで船が出港しました。船中にはカフェバーなんかもあり、飲み物を買って、予め船に乗る前屋台で買って置いた、「クルーリ」を朝食に食べました。
「クルーリ」とは、大きなドーナツ型のギリシャ伝統のパンで、白ごまがたくさんのっかていてさっぱり塩味で、ちょっとドイツパンのプレッツェルに似た味のパン。屋台で売っているのをよく見かけます。1個1ユーロ程度でボリュームもあり、これが意外においしくて、もっと早く試していれば良かった~。
今日もお天気に恵まれて、確かにこの大型船、ほとんど揺れを感じない。
サントリーニ島についたら何をしようかな~なんて、ルンルン気分で船でのひと時を楽しんでいました。
ところが…。ここでまさかのハプニング!
出港してだいたい2時間くらいたったかな…あと半分位かな~なんて呑気に過ごしていたところ…、船が突然スピードを落とし止まりました どうやらエンジンのトラブル
結局、そのあと船は最寄りの名も知らないような島へゆっくり移動、一時停船し点検とやら。
その都度、いちいち長い間待たされ、挙句、この船はもうここから再出港出来ないから代用船が到着するまでこの島で一旦解散
小さな島で、突然船から降ろされる羽目に「港の近くにいてください、準備が整ったら合図を出します」
なかなかきれいではあるけど…
7時に出港して既にもうお昼!予定通り行けはそろそろ「サントリーニ島」に到着している頃!
船からはいまだなんの連絡もなし…人伝えに、このレストランを無料開放しているとのことで行ってみた…
やっと船から合図が出たのはもう午後3時過ぎ!それから船に乗り込んでさらに1時間以上待たされる…
ここまでくるともうぐったり…。イライラしたって始まらない。
ギリシャの人って呑気なのか、誰も全く怒らない。この島に留まってからかれこれもう5時間以上は経過している…。
東京でよく電車が止まると怒って駅員さんに食ってかかっている人を見ることがあるが…ギリシャの人ってすごいなぁー。陽気に楽しんじゃってる
はぁ…どうにかなるものでもないし仕方がないと思ってはみても、悲しい…
朝暗いうちにアテネのホテルをチェックアウトして船に乗り、午後着いたら、たった1泊しか予定を取れなかった「サントリーニ島」を思う存分満喫するんだ!ってここまで来たのに…。
乗り組み員はろくに説明もしてくれなかった… 船内アナウンスはギリシャ語ばっかり。まぁ日本じゃあり得ないでしょうねぇ…。とほほっ…。
劃して…お昼には到着するはずだったのにすっかり夜。港は真っ暗で何も見えない。
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船が近づくにつれ、断崖のてっぺんに白く雪がかぶさっているかのように、びっしりと立ち並ぶ白や水色の屋根の家々がみえてくる。その様子は、単に美しいとひとことでは言い表せない。
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見たかったよー
真っ暗で本当に何も見えませんでした!!!港から街まで少し離れているし、既にお店なども閉まっていて、港の周辺は真っ暗。
ぐったりした気分で…港からタクシーに乗り市街のホテルへ。
ホテルに到着して、お腹も空いたので、気を取り直してレストランを探し歩いてみました。10分も歩かないうちにだんだん明りがちらほら見えてきて…タベルナやバーなどが並んでいました。
ぐったりで会話も弾まず…でも美味しかった、最初で最後のサントリーニ島でのディナー。
残念がっていても始まらないので気を取り直して、明日の出港までの時間を楽しもうと心に決めて、眠りにつきました。
(長くなったので次回へ続きます!また見てね!)