あまもりのなんやかんや

しがらみから離れてたまには身近な自然と親しみたい

マンテマの仲間2種

2007年05月17日 | 身近な自然
サクラマンテマ(サクラギソウorフクロナデシコ)◆
 〔ナデシコ科〕 学名:Silene pendula
大阪市東淀川区の安威川(あいがわ)にて 撮影日:5/13 昼過ぎ
(栽培されたものか、野生かは不明。花畑のそばで群生していた)



↑花のアップはピンボケですが、これしかないのでご容赦

シロバナマンテマ
 〔ナデシコ科〕 学名:Silene gallica
大阪市東淀川区の淀川堤防にて 撮影日:5/6 昼過ぎ
(コメツブツメグサのそばで咲いていた正真正銘(?)の野草)




シロバナマンテマは去年も見たので、私にとってはお馴染みの野草なのですが、今回サクラマンテマ(フクロナデシコ)を安威川で見つけたので、比較してみました。
サクラマンテマは「横浜のほほん」ブログで記事にされていたので、すぐにわかりました。
ブログで画像を見て、その実物を見つけた時ほど嬉しいものはありません。
サクラマンテマは桜の花びらのように先端が切れているのでサクラと名付けられたようで、シロバナマンテマに比べて花びらの幅が広いので大きく見えます。
一方シロバナマンテマは、同じ五弁でも花びらは細く花の全体の形も違います。
咲き始めは薄いピンク色で、次第にピンクが抜けて白色に変化します。
また、シロバナマンテマは蕾の時から同じ方向を向いているのですが、

サクラマンテマは統一性がなく好き勝手な方を向いているように見えましたが、これは群生しているために茎が入り乱れてそう見えたのかも。
二つの共通点は袋状になっているガクで、これはマンテマ属の特徴のようです。
それに毛深い。

淀川ではシロバナマンテマは野生化していますが、サクラマンテマの方はまだ見ません。
安威川で見たサクラマンテマは、育てているようにも見えましたが、あちらこちらで群生している様子は、半野生化しているようにも感じました。
多分野生化するのも時間の問題で、来年は神崎川や淀川でも見られるかも?
しかし、この「マンテマ」とはどういう意味なんでしょう。
検索してもわかりませんでした。
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28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
花は女性だな (酔歩)
2007-05-17 22:21:33
この花は2つとも良く似た形をしています。
なんとなく食虫植物のようなおどろおどろしい形です。
特に「サクラマンテマ」の方は色も鮮やかで思わずフラフラっと誘われてしまいそうだなぁ。
人間に例えると厚化粧をした女性、または熟女、あるいは水商売系のママさん。
こんな人なら私もついフラフラと・・・・

確かに栽培されているのかも知れない。ホ-ムセンタ-の花売場で見かけたような気もします。
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酔歩さんこんばんは(あまもり) (酔歩さんへ)
2007-05-17 22:45:51
酔歩若が一番乗りとは、びっくりしたなも~
花に関しては苦手なのに早々のコメントおおきにぃ。
食虫植物・・・・いえてるかも~
花の下の膨らんだガクが尚更そう見せている。
でも花じたいは小さい。サクラマンテマのほうは直径1~2センチ、シロバナマンテマは1センチぐらいかなぁ。
サクラは熟女で厚化粧のママさん。
酔歩若はボリュームのあるサクラさんがお好みなのね。
酒は飲んでも女の色香に呑まれないように(笑)
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マンテマの仲間 (横浜のおーちゃん)
2007-05-18 07:33:04
興味深いですね。
ムシトリナデシコというのもありますが、これも実際は食虫植物ではないそうです。
シロバナマンテマは、こちらでは見たことがありませんがカキネガラシなどの例もあるので、ふっと見つかるかもしれません。
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白花マンテマ (おみや)
2007-05-18 09:33:17
お早うございます。白花マンテマ、こちらでは見かけません。
サクラマンテマも見かけないのですが、その内こちらへも
進入してくるかも知れません。
このはなもやはり、毛深い花ですね。自然の植物が、何かの目的で防衛手段としてはえてきたのでしょうか?
一番下の白い花、産毛までが良く写っています。
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マンテマ (ポージィ)
2007-05-18 10:53:02
わぁぃ、早速記事にしてくださいましたね。無理されたのでないと
いいのですが。
シロバナマンテマはサクラマンテマに比べて野性味が濃い感じ
なんですね。サクラマンテマは園芸種としての改良の香りがする
ような気が…。(適当なこと言っていますから信じないでね)
そのサクラマンテマもだんだん人の手の内を飛び出して野生化
しつつあるようなのですね。
シロバナマンテマのガクの毛深さを見て、違う仲間なのに、
やっぱりヒメフウロとそっくり~とひとり笑いをしております
私の愛知の実家には、ムシトリナデシコがあったのですが、
そのムシトリナデシコはマンテマさんのお仲間だったのですね。
「マンテマ」の意味について、こんなページを見つけました。
http://www2.tky.3web.ne.jp/~hidamari/genus037.html
属名の由来の項目が参考になるやもしれません。
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おーちゃんこんにちは(あまもり) (横浜のおーちゃんへ)
2007-05-18 13:35:14
去年初めて淀川で出会ったシロバナマンテマの膨らんだ萼筒の面白さに興味を持ちました。
マンテマの仲間は茎もガクも毛深くてべとべとした感じですね。
地上から這い登る代表のアリや虫たちに蜜を取られないようにしているのかもしれないと書いてたサイトもありました。触覚の長い蝶々だけがこのマンテマの仲間の蜜を吸えるとも。
植物には汲めども尽きぬ面白さがありますね。
シロバナマンテマは背丈が低く花も地味なのであまり目立たないですが、横浜の道端にもあると思います。
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おみやさんこんにちは(あまもり) (おみやさんへ)
2007-05-18 13:35:40
サクラマンテマの園芸種は花屋さんでも売られていますが、シロバナマンテマは今や完璧に野草化していますね。
育てやすいというサクラマンテマもそのうち野草化しそうな気もします。
マンテマの仲間の茎やガクは産毛というより、長く伸びた白髪の無精髭ですね。
茎もべとついた感じで土の上から這い上がる小さな虫、特にアリに蜜を取られないように防御しているのだろうと書いていた植物サイトもありました。上から飛んでくる昆虫、特に触覚の長い蝶々にだけ蜜を提供しているのかもしれないとも書いていました。
野草のシロバナマンテマは、腰をかがめて注意をしないと見つかりにくい花です。
すぐに引き抜いてしまう人間への防御もしているのでしょうか(笑)
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ポージィさんこんにちは(あまもり) (ポージィさんへ)
2007-05-18 13:36:16
もう一週間以上も更新していませんでしたから、そろそろと更新しなければ、そのうち誰も覗きに来てくれないとそう思ったからです。
他にも沢山の旬の花の写真を撮っているので、記事にしたいのですが、私のペースではなかなか・・・。
で、このマンテマの仲間は取り敢えずといった内容でかなり手抜きです。
シロバナマンテマは、背丈のある草の中に埋もれていることも多いので見つけにくいですね。
草丈はせいぜい10センチほどで、花の直径も1センチあるかなし。おまけに茎がべとついているので触りたくない花です(・・;
上のおーちゃんやおみやさんのコメントにも書きましたが、地上から這い上がるアリなどの虫から蜜を守るためのべとつきや長い毛のようです。深いガクの中の蜜は、触覚の長い蝶々のためにだけあるのかもしれないと書いていたサイトもありました。

サクラマンテマは検索して、園芸種の多さにびっくり。
写真に撮ったこのサクラマンテマもポージィさんの言わはる通り園芸種かもしれません。
育てやすい花のようで、野生化するのは時間の問題に違いないと。

紹介していただいたサイト、かなり学術的ですね。ちょっとクラクラ(^^ゞ
でも哺乳類と同じXとYの染色体を持っているので進化を調べるモデルになっているとは驚きです。
「Agrostemma」が転訛して「マンテマン」で「マンテマ」ですか。
「ABCD」を「あべせで」と聞いた日本人。さもありなん?
学名の「Silene」は名前が付いた後で知ったということか・・・
最初に学名を知っていればシレネなんとかと名付けたような気もするので。
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探そう! (ヤマト)
2007-05-18 16:36:36
サクラマンテマ・シロバナマンテマ「マンテマ」という名前に引かれて、グーグル検索かけたら「あまもりのなんやかんや」「横浜のほほん」と2人とも出てきて嬉しくなってしまいました。
明日の朝が楽しみ、ガクが袋状になったピンクか白い花を探しましょう(ヤマトと主人に置いていかれない様にネ)
あまもりさんの言っていた「実物を見つけたときの嬉しさ」を味わって見たいわ
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あまもりさん、こんにちは (polo181)
2007-05-18 17:09:12
これらの植物は、こちらでは見かけたことがありません。全体としての形は、シロバナマンテマもサクラマンテマもよく似ています。でも、良く綺麗に撮影できましたね。おそらくシロバナのほうは1㎝たらずの大きさでしょう。ピントも甘くありませんよ。
マンテマについては、私も検索しましたが、江戸時代に渡来したときの名前が「マンテマン」で、それがマンテマになってしまったとあった。でも、そのマンテマンっていったい何だ?となると、さっぱり分かりません。夕食前の短い時間で書いているので、皆さんのコメントを読んでいません。ピンボケの内容であったらごめんね。全体的な感想は、編集方法が随分とすっきり整理されているな、と思いました。そうそう、質が上がったと言った方が良いと思います。
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