中国当局は独占禁止法違反の疑いでネット大手「アリババ集団」の調査を始めたそうだ。政治を独占している共産党が、経済で独占禁止を言うというのは「お前が言うな」の世界だと思う。
中国は共産党に反対しなければ、比較的経済活動は自由であり、また、グーグルやFacebookなどの世界的IT企業が次々と中国から撤退していったので、アリババはほぼ寡占状態の中国を思いっきりエンジョイしていたと言える。
でもいつか政府が立ちはだかる、という懸念はあったようで、アリババ創業者の馬氏は昨年会長を辞任して、保身に向けた準備をしていた。今回その懸念が表に現れだしたようだ。
飛ぶ鳥を落としてきたアリババも今後はかなり苦戦するようになるだろう。