soraの日常

不定期ブログです。
のんびりと書いてます。
のんびりし過ぎかも。

『希望の糸』

2023-07-11 | 
東野圭吾さんの『希望の糸』を読了。

或るカフェの店主が店で亡くなっていた。

彼女には離婚歴があり、刑事は元夫に会いに行く。

彼女の店に客として通っていた男性にも話を聴きに行く。

そして、驚きの事実が判ってくる。

冒頭に一組の夫婦の話があって、それがどう関わってくるのかなと思ってたんだけど、読み進めていくとそれが少しずつ判ってきました。

加賀恭一郎シリーズのサイドストーリーのような作品で加賀恭一郎の従兄弟の松宮が中心になって話が進んでいき、松宮の出生にも触れていました。

殺人事件があって胸が痛むけど登場する女性たちの複雜な気持ちが切ないです。

でも、ラストは救いがあるように描かれていていました。

これもいつかドラマ化されるのかな。










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『病魔という悪の物語』

2021-01-25 | 
新型コロナ、なかなか収まりませんね。

県内市内でもクラスターが起こってまだまだ収まる気配はありません。


去年の話ですが、新型コロナが流行始めた頃の朝日新聞の天声人語に『病魔という悪の物語 チフスのメアリー』が紹介されていたので購入して読んでみました。


ニューヨークの或る家族がチフスになりました。

そして、また別の家族がチフスになりました。

二つの家族には接点がありませんでした。

しかし、一つだけ共通点がありました。

それがメアリーでした。

メアリーは二つの家族の料理人をしていました。

メアリーは症状の出ないチフスのキャリアだったのです。

メアリーは隔離病棟に隔離されるのですが・・・。


自分は症状がないのに感染してしまうという所は新型コロナと同じですね。

本人は何も症状がないのですから罪の意識はないのかもしれませんが、知らないうちに周囲の人に感染するとなると怖いです。

こういう人がいたということを知りませんでした。

海外では学校の授業で取り上げているそうです。

日本でも保健の授業で取り上げて、こういう人がいたのだと頭の片隅にでも残っていたらいいのではと思います。



















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葉室麟さん

2017-12-25 | 

葉室麟さんがお亡くなりになりました。

作品のファンでもありますが、

北九州市出身ということでトークショーでお話を聴かせて頂いたりしました。

『蜩ノ記』が映画化され、来年の『散り椿』の公開が待たれるという時でした。

11月くらいから体調を崩されていたようです。

もっともっと作品を沢山書きたかったでしょうね。

残念です。

寂しいですね。













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このミス

2017-12-20 | 

今年も後10日で終わりです。

大掃除をしたり年賀状を書いたりとやらなければいけないことがいっぱいあるのに

本を読んだりDVDを観たり買い物をしたり~。

こんなことで年は越せるのかな~。



『このミステリーがすごい2018』を購入。

国内と海外の2017年のミステリーのベスト10が載っていて、

今、『屍人荘の殺人』が話題の今村昌弘さんのインタビューや

綾辻行人さんや宮部みゆきさんの対談や

恩田陸さんと宮内悠介さんの対談が掲載されていて、

とても興味深いものでした。
















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『コンビニ人間』

2017-12-07 | 

芥川賞を受賞した村田紗耶香さんの『コンビニ人間』、読みました。

読みたい本がいっぱいあってなかなか読めなかったのですが、やっと読むことができました。

コンビニで働いている女性の話です。

村田さんがコンビニで働いているので、外からでは分からないコンビニの様々なことが書かれていました。

いきなり男性と一緒に暮らして生活力のないその人の為に働くとかちょっと納得いかない部分もあったのですが、彼女は寂しかったのかな。

普通って何なんだろうって思いました。

みんな違ってみんないい。

人に迷惑をかけなければそれぞれの生き方があっていいのでは。

村田さんの作品は初めてでした。

他の作品も読んでみようかな。









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