日本酒
2014-01-21 | 日記
地方の山奥の村に小さな酒蔵がありました。
その酒蔵は地元の人たちだけが飲む日本酒を造って売っていました。
ある時、社長が亡くなり、34歳の長男が会社を継ぐことになりました。
人口は減って日本酒を飲む人がだんだん少なくなっていってお酒は売れなくなり経営は苦しくなりました。
そして、いろんなお酒を造って売ってみたのですが売れません。
「そんなに高いお金を出さなくても、会社員の人が買えるお酒を造りたい」、
そんな気持ちで、ある一つの日本酒を作ることに辿り着きました。
彼はそのお酒を持って上京し、酒屋さんや飲食店を何軒も回り、お酒を飲んでもらいました。
地方の小さな酒蔵が作ったお酒を簡単に置いてくれるお店はそう簡単には見つかりませんでした。
でも、そのお酒を飲んで美味しいと思ったお店が少しずつ増えて行き、口コミでお酒を買ってくれる人が増えました。
そうして、その地方の小さな酒蔵は倒産危機を乗り越えることができたのです。
録画していたカンブリア宮殿を観ました。
『獺祭』(だっさい)の会社旭酒造が取り上げられていました。
日本酒の売り上げってかなり落ちているんですね。
少子化だし人口が減ってるし日本酒離れが起きているのかな。
フランスにも進出するようですがうまくいくといいね。
世界中に日本酒ブームが起こるといいなあ。