遥かな轍(日々雑感)

大根サラダを食いまくってカリカリな体になってみよう(笑。

VRM東海オフ~VRMユーザーの憂欝 その7

2011年11月27日 14時09分19秒 | VRM~VRMユーザー紳士録
 みなさんこんにちは、はやぶさです。ネットVRM界隈でご活躍されているエキスパートユーザーをお迎えしてお話を伺う「VRMユーザーの憂欝」、今日は、その7です。本日お迎えしているのは、I.MAGiC主催のレイアウトコンテスト2006で「現代ローカル風景」と題されたVRM3のレイアウトを出展され大賞の栄冠に輝いた、櫻隼さんです。櫻隼さんと言えば、彼独特の視点で非常に細かい作り込みが成されていて、VRMでここまで再現出来るものなのかと衝撃を受ける訳ですが、VRMが持つ特有の制約をモノともしない貫徹力と忍耐力に感服する処でもあります。と言うか、彼の場合、制約とか仕様という壁はないに等しいのかもしれませんw。また、おいちゃん自身のBlogでも櫻隼さんの作品を再三取り上げて紹介されていますし、最近では、USO800鉄道さん動画に纏めて紹介されていますのでご覧になってみて下さい。彼らしい拘りを垣間見る事が出来ます。

と言う事で、本日のお客様は「VRM界のダ・ヴィンチ」こと、櫻隼さんです。

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はやぶさ(以下は): どうも、ようこそおいで下さいましてありがとうございます。今日はよろしくお願いします。

櫻隼(以下さ): こんにちは。お招き頂きありがとうございます。よろしくお願いします。

は: いよいよのご登場と言う事ですが…。

さ: 「ダ・ヴィンチ」とはまた、奇想天外なネーミングですね(笑。どういう事なんでしょうか?。

は: まー、感覚的に似合ってるかなと言うか、「ダ・ヴィンチ」がそうであったように、VRM界隈に大きなインパクトを与えたという意味でも言い得て妙かと…。

さ: へぇー。感覚的にですか…。はやぶささんって、どうでも良い所で常人とは違った感覚をお持ちなんですねー(笑。

は: どうでも良い所!?

さ: …………

は: ……………

なんだ、この気まずい雰囲気はwww。

は: あー、先日はオフ会参加の為、名古屋まで来てもらってどうもありがとー(棒読み)。

さ: なんか怒ってる?。

は: さァね。

さ: 怒ってる怒ってるw。兄さんってなんか面白いなーwww。


1. 今回のオフ会に参加してみたいと思った動機をお聞かせ下さい。

は: さ、どんどん変な流れwになりそうなので、軌道修正して…今回は櫻隼君もバスで来てくれたんだよねー。

さ: そうです。山梨の某県庁所在地から高速バスで行きました。

は: 中央道を走って4時間ちょいだよね、名古屋まで。速いなー…。さ、それはそうと、今回のオフ会参加の動機ってのをお聞かせ下さい。

さ: えっと、いくつかあるんですけど、まずは、JAMでUSO800さん達のプチオフ御一行と遭遇したんですが、次に機会があればきちんとした形でオフ会に参加してみたいって考えてたんですよねー。

は: 今年のJAMはネットVRMユーザーも何人か行ってたみたいで、結構盛り上がったみたいですねー。TwitterでもJAMの様子がリアルタイムで書きこまれていて、その雰囲気がよく伝わってきました。

さ: 印象に残ってるのは、USO800さんがデモ用のVRMビュワーで子供達を押しのけて?遊んでた姿ですねー(笑。

は: あー、デカいモニターを使ってやるヤツだね。今回もあったんだねー。

さ: それと、これが一番大きい動機だったんですが、ネットVRMユーザーのみなさんのVRMとの「馴れ初め」を直接聞いてみたかったってのがあって、PCソフトとしては少々「アレ」な感じのVRMに、ネットVRM界のユーザー諸氏はどのように出会い、どのように失望し、どのようにお付き合いしているか聞く、良い機会だと感じたんですよ。それで、是非行ってみたいと。

は: 「馴れ初め」かァ…。因みに私は、VRMについては1の頃からその存在は知ってたんだけど、その頃は全然興味なかったんですよね。でも、V3が出た頃、丁度4号がたまたま近所の大手家電量販店のソフトコーナーに並んでいて、パッケージのキハ181のCGに吸い込まれるような感じで買って帰って来たのが全ての始まりですねー。VRMの進化に感動したと言うか、ここまで来たかと。で、実際にインストールして遊んでみると、レイアウターがCADライクな感じでマニアックだなと。高架とかトンネルとかどうやって作ったらいいのかかなり悩んで、最初は失敗したかなって思ったけど、それからはどんどんハマって行って、今も相変わらずって感じかな。

さ: 確かにトンネルとか高架の作り方は最初に躓きますよね。でもそこを克服するとあとはどんどん…w。

は: そうそうw。

さ: あと、参加したかった動機として、ネットVRMユーザーのみなさんの、開発、運営側(所謂I.MAGiCの中の人)に対する不満とかを、本音で聞いてみたかったってのもあります。多かれ少なかれ、不満大会になると思ったのでw。

は: 不満ねー。一杯あるなw。ま、でもI.MAGiCのスタンスが昔から変ってないと言うか、多少の変化はあるけど、ユーザーに対するスタンスは一貫して変ってないから、もう「好きにせーや!」みたいに思ってるけどね、私はw。ただ、本家の掲示板では中の人が出て来てスレを立てたりするようにもなって来たから、この点では今までの一方通行なコミュニケーションが多少は変わりつつあるかなって思ってるけど…。


2. TrainzやRailsim等、鉄道(模型)シミュレーターソフトが数多くある中でVRMに拘る理由があればお聞かせ下さい。
また、今後もVRMを使って行こうと考えていますか?。


は: これについてはどうかな?。

さ: そうですねー、VRMに拘る理由…。うーん、一言で言って「腐れ縁」だからですよw。

は: 腐れ縁w。俺もそうやねー。完全に腐れ縁w。ま、慣れ親しんでるってのもあるけど…。

さ: で、今後もVRMは使って行くかって事ですが、もちろん使いますよ。他のソフトへの浮気心がない訳では無いですが、VRMはなかなか出会えない種類のソフトだと思ってるし。良くも悪くもw。

は: うーん、ネットVRMユーザーの人達の見解は大体一致してるようですねー。


3. VRMというツールを使ってやってみたい事はありますか?。

は: これを櫻隼君に聞くのも野暮な感じだけどw。何かある?。

さ: そうですねー、現状では自分がやりたい事はそれなりに出来てると思います。その中で、強いて挙げるならば、自分が苦手な要素…例えば、緻密なスクリプトやオリジナルサウンドを組み込んでみたいって考えています。自力か他力かは分りませんがw。そして、そのバケモノレイアウトでもう一度、レイコンの頂点を獲ってみるのも良いかもしれませんねー。何年後になるか分りませんけどww。

は: なるほどー。音源に関しては私にお任せ下さい…といっても非常に限定的でかなりコアな感じがするのであまり頼りにならないかもねw。スクリプトに関しては、これは私も中々理解が深まらないんだけど、ghostさんが以前、書き残してる記事があって、詳細はリンクから飛んで見てくれたらいいとして、そこで、彼は各ユーザーの得意分野を持ち寄ってお互いのウイークポイントを補い合うってのはどう?って事に関する考察を述べてるんだけど、私も、これに関して、ネットVRMユーザーがもっと積極的になっても良いかなって考えてるんだよねー。ただ、越えなければならない壁があるのは確かだけどね。これをどう解決して行くかが鍵だと思ってます。日本人の良い所でもあり悪い所でもあるんだけどね、何から何まで自前で用意して制作して、レイアウトにフィードバックするってのがあって、これは悪い事ではないんだけど、ヘタすると自滅するっていう危険性も孕んでいて、常に自分との戦いになるんだよね。「自分の最大にして最強の敵は自分である」みたいな。ちょっと宗教チックな話で申し訳ないけど、要は、もう少し楽できるように思考を切り変えて行っても良いんじゃないかなって、自分のモチベーションを長く、且つ、高いレベルで維持して行く為には、分業制って事も意識して良いんじゃないかなって考えてます。その方が今よりずっと幸せになれるんじゃないかなって。その過程でオフ会が持つ独特の力が上手く機能して行けば良いかなって。

4. ネットVRM界を活性化させたいと考えた事はありますか?

さ: あるにはあります。

は: お、ありますか!。では詳しい話を伺ってみましょう。


5. 4.に関して考えた事がある方は、これに対して、何か妙案や持論等はありますか?。また、長短期、双方において、何か計画的なプロジェクトを考えた事はありますか?

は: 具体的にはどんな感じでしょう?。

さ: 活性化案について、沖ノ鳥島氏の意見に賛同するカタチになりますが、「各自がそのビョーキっぷりを遺憾なく発揮する」と言う感じが良いと思ってます。語弊を恐れずに言うと、私自身VRMユーザーの絶対数増加にはあまり興味がないです。もちろん、外向きベクトルの活動で周囲を刺激することも一つの解ですし、その意義を否定する気はありません。しかし、内向きベクトルの活動でも、そのベクトルを病的なまでに長くし、一種のブラックホール?のようになれば、通りすがりの人が(不幸にも)何人か吸い込まれるかも知れませんw。

は: そうですね。私も概ね、沖ノ鳥島さんの意見に賛同しています。ユーザーが増えるのは良い事でもあるけれど、果たして、その中からどれくらいのユーザーが、ネットVRM界隈に大きな影響力をもたらす事が出来るかって事を考えると、そこは未知数なので、ユーザーを増やす事にのみ注力するのは、非ではないにしても最適解ではないよね。まー、マーケティングに関してはI.MAGiCに任せるしかないかなと。案外、愛魔もシェアが伸びる事自体にはあまり興味がないのかもしれないよね。良い事もあるけど、ネットの影響力が大きくかかわってるVRM界隈では、良い結果にならない事も一杯出てくるだろうし、そこを一番警戒してる節もあるし。現状では、活動が活発なユーザーが無理のない範囲で、界隈を活気づける燃料を投下し続ければ、付いてくるものもあると…。

さ: そうですね。それから、計画的なプロジェクトについては、レイアウト作成論のようなものの連載計画はありました('06レイコン大賞獲って天狗になっていた時期に)。しかし、上手く文章が作れず、根気が続かず、無かった事になりましたw。でも、今になって考えてみたら、一般的に書こうとし過ぎていたのだと思います。単に「レイアウトの一例」としてレイコン作品の解説だけでも十分だった気がします。沖ノ鳥島氏の連載「ただいま研究中のレイアウト」のような形態も良いと思います。

は: 沖君の連載記事は私も見てました。VRMでのレイアウト制作記事を書くって結構大変な印象があるようで、これまで、自分も含めて何人かのユーザーがチャレンジしてきたけども、結局続かなかったって事が多かった中で、精力的に最後までやり切った事はもっと評価されて良いと考えてます。彼のBlogからピックアップすると、この記事から始まる連載と、この記事から始まる連載、それから、レイコンに出展されたレイアウトを紹介するこの連載。この三つはお勧めですね。それぞれの連載は各リンクから入ってもらって、改めて読んでもらうと、また新鮮な気持ちが起きて来て、レイアウト製作やBlogの記事を書く時のモチベーションUPに繋がるんじゃないかな。
Blogの記事を書く作業って、自分が楽しめていないと、良い記事って書けないってのが私の中に一つの考えとしてあって、その為には、あまり自分で自分を抱え込みすぎないようにした方が良いんじゃないかなって思ってます、自戒も込めてw。最近、本当に描かなくなってしまって、ちょっと心が痛んでるんだけど、私は本気で画家の道を目指していた事があって…、話がちょっと脱線するけど、一時期、バンドと油絵を天秤にかけて、どっちがより自分を表現するのに向いてるか考えた事があったんです。でも、一方で、そういう自分に嫌気がさしてしまった事もあったけど、結局、その答えが出ないまま、今まで生きてきた。でもこれだけは言えるってのがあってね、音楽にしろ油絵にしろ、どっちも気力が充実してなきゃ良い結果は出せないって事なんですよ。そこで、自分は足元が定まらないものだから良い結果が出ないまま来てしまったのかなって。絵は筆に気持ちがはっきり乗るし、ドラムは音にはっきり出てくる。それがわかってるから、ダメな時はとことんダメになって自分が嫌になってしまう。そこでも、何とかしたいものだから無理をする。そうするとドンドン悪くなって周りが見えなくなってくる。こうなるともう何やってもダメなんだよね。だから、そんな時は思い切って全部やめてしまう。その内、またやりたくなってくるはずだからって事で。物事って、どんな分野でも多かれ少なかれ、そういった要素はある筈なんだよね。だから、気分が乗って来た時が大きなチャンスなんじゃないかなって。そこからどこまで自分を盛り上げて行く事が出来るかで、その後の行動や結果が決まってくると思います。ちょっとヘビーな話になってしまったけど、そんな印象を持って、日々過ごしてますよ、私はね。


さ: へぇー、見た目とは似つかわしくない哲学的な考えを持ってるんですねー!w。

は: 哲学的かどうかはわからないけどw。結構真剣に悩んでしまう事が多々あるねー。

さ: 何にも考えず、楽天的に生きてる感じがするのに意外だなーwww。

は: 好きなように言ってくれるねw。

さ: わっはっはっはっは

は: へっ、へへへへ…。

最近、このオチになってないオチが多いなwww


6. VRMに関するネット活動に於いて、不満や不足に感じた事はありますか?。

は: 最後にこれに関してはどうですか?。

さ: 大きな不満、不足は感じません。が、ユーザー各自の活動状況について、情報参照のし辛さを感じる事はあります。

は: なるほどねー。88638さんも仰ってましたけど、「とれたてVRM」に代わるネットVRM界隈の情報サイトが復活して欲しい処ではありますね。

さ: 私自身、最近のネットVRM活動は専らTwitterです。手軽な反面、その情報の揮発性の高さが少し気になります。よく良く考えたら、写真をアップロードしてコメントを書く…って、Blogの記事作成と同じ手順じゃないか!!。

は: Twitterの揮発性の高さって、ゆきもよさんもオフの時に言っていたけど、要は過去ログが流れるのが早いって事だよねー。Twitterの良い面でもあるし、悪い面とは思わないけど、過去ログを追っかけるのは結構大変だよね。そういった点ではTwilogを使うって方法もあるけどね。多少は過去ログを追いやすくなるよ。でもBlogの方が、確定的な記事に収める事が出来るので、他のユーザーからは参照し易くなるよね。上手く適材適所で使い分けて行くしかないかな…。


は: さ、と言う事で、今日は長々とありがとうございました。また機会があったらオフ会の企画するんで是非参加して下さいね。


さ: いえいえ、こちらこそ、色々とありがとうございました。本当に楽しかったです。

は: そうですか。年に1~2回くらい定期的に出来たら良いかもねー。まー、仕事とか絡んでくるから、制約も出てくるだろうけど、みんなの気持ちがVRMに向いてる間は、続くんじゃないかなー。それと、全然話は変わるけど、ネットVRM界隈は結構バイク好きも居るから、みんなでツーリングに行ってみるのも良いねー。程良く鉄を絡めながらw。

さ: 良いですねー。撮り鉄しながらツーリングとかできたら最高だなー。

は: うんうん、良いねー。と、言うか、俺の場合、まずはバイクを買わないとねーw。今はカブしかないしw。

さ: カブも良いじゃないですか。良かったら山梨まで来ますか?。カブでwww。

は: いや、昔ね、モンキーで琵琶湖一周した事があるんだけどね、それだけでも死にかけたしねw。カブで19号や20号走って山越えするのは自殺行為ですからw。それに最近腰が悪くてねー。やっぱ排気量の大きな車じゃないと厳しいわw。

さ: 腰を悪くしたって、やっぱあれですか?。夜に頑張りすぎたとかw。

は: 夜ってなんやねんw。

さ: ひひひひ…。

は: へへっ、おぬしも悪よのぅww

さ: はっはっはっはっは。

は: はっはっはっはっは。

文責 はやぶさ


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