角松敏生の『SEA IS A LADY』。
これは全曲インストルメンタルのフュージョンアルバムで、
恐らく僕の聴いた中では最高のフュージョンアルバムだろう。
80年代当時はフュージョン系音楽も大人の間で流行っており、
そのとても洗練されたオシャレなサウンドに魅了されたものだ。
このアルバムは全曲に女性の名前がサブタイトルとして付いている。
本当に実在する角松敏生の過去の女性なのか、
或いは単にイメージで付けているだけなのかはわからないが、
このアルバムでは、女性=海=夏の思い出という形で
それぞれ眩しいくらい、夏全開の楽曲が並んでいる。
中でも2曲目の『SEA LINE “RIE”』は昔マイルドセブンのCMでも
使われていたので、耳にした人も多いかもしれない。
収録されているのは下記全12曲。
1. WHY TO THE SHORE“ERI”
2. SEA LINE“RIE”
3. NIGHT SIGHT OF PORT ISLAND“MIDORI”(NIGHT FLIGHT OF DC-10)
4. SEA SONG“NAOMI”
5. SUNSET OF MICRO BEACH“SATOKO”
6. OSHI-TAO-SHITAI“KAORI ASO”(MEMORIES OF DUSSELDORF?)
7. 52ND STREET“AKIKO”
8. THE BASS BATTLE“CHAKO”
9. MID SUMMER DRIVIN“REIKO”'
10. LOVIN' YOU“SAWAKO”
11. SEA SONG(REPRISE)
12. JUNE BRIDE(Instrumental)
今聴いても古さが無く、時間が経っても全く色あせない
完璧なフュージョンサウンドが展開される。
そして、全12曲が一つの物語を形成しているようで、バランスが絶妙。
無駄な曲が全く無いのだ。
僕はペースの速い2曲目や9曲目が特に好きだし、
ベースバトルが繰り広げられる8曲目も技術レベルに脱帽。
一方4曲目、5曲目のように、夏の終わりや夕暮れ時を
表現するバラードも実に美しい。
夏というシーズンの素敵さがこの1枚のアルバムに
凝縮されているのだ。
このアルバムは、聴くと楽しかった大学時代の夏休みが
今でも思い出される、大切な思い出の1枚である。
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