IVEに就いてブログを書いたばかりだが、僕の大好きなBlackpinkについても取り上げないわけにいかない。
ちょうど今月、Bkackpink待望のニューアルバム、『Born Pink』がリリースされた。世界中の注目を集めたファーストシングル、『Pink Venom』も大ヒットし、そしてついに満を持してアルバムのリリースである。世界でリリースされたファーストアルバムの前作『The Album』があまりにも傑作だったので、今回はかなりのプレッシャーであったと思う。
まずはアルバムのデザインもこれまでのコンセプトを踏襲した、シンプルでカッコいいデザイン。アルバムは今回も全8曲で、各曲もそんなに長くなく、この潔さがまさにグローバルスタンダード。
『Born Pink』収録曲
- Pink Venom
- Shut Down
- Typa Girl
- Yeah Yeah Yeah
- Hard to Love
- The Happiest Girl
- Tally
- Ready for Love
1曲目の『Pink Venom』はなんと言ってもミュージックビデオがカッコいいので一見の価値あり! やっぱりBlackpinkは映像で見るのが最高の楽しみ方なのだ。
メンバーであるリサ、ロゼ、ジェニー、ジスそれぞれの個性が見事に活かされているのは、いつも感心してしまう。まずはリードボーカルのジスとロゼ。二人とも声質が全然違うのですぐわかるが、ジスはちょっとハスキーで、水川あさみのような声(笑)。一方でロゼは何ともねちっこく、張りのあるボーカルが唯一無二で僕は大好きだ。聴いていて惚れ惚れしてしまう。そして『Pink Venom』はさすがシングルだけあって、後半の巻き舌のサビがBlackpinkらしくて、ワールドエスニック音楽のような音楽観が、すっかり彼女たちのトレードマークになってしまったし、グローバル市場を目指す中で、このエスニックなサウンドが、他のK-POPガールズグループと一線を画す大きな差別化要因になっていると感じる。
2曲目の『Shut Down』は、クラシックの『ラ・カンパネラ』をサンプリングしたユニークな曲。ここでは、リサとジェニーのキレのあるラップが、クラシックをバックに見事な調和を見せる。クラシックを使ったこのようなパターンは、今後一つのトレンドになるかもとすら思えるから、さすがBlackpinkである。
3曲目の『Typa Girl』はストリート感漂う感じの曲だが、サビ前の切ないメロディーも良いインパクトとなっている。4曲目の『Yeah Yeah Yeah』は、アルバムの中でも僕の最も好きな曲となった。王道のK-POP的なサウンドだが、それが返って聴いていて安心感を覚える。前アルバムで言うと、『Lovesick Girls』の位置付けにある曲と言えばわかりやすいかもしれない。MVには洋館をバックに、何とも美しいリサの姿が拝めるのが嬉しい。
僕の大好きなロゼの魅力的なボーカルから始まる5曲目の『Hard to Love』は、僕がアルバムで2番目に好きな曲。Blackpinkのアルバム曲ながら、まるでロゼのソロ曲のようになっており、ロゼだけが出てくるMVがまた神がかり的な美しさで最高に可愛い!見ていて思わずうっとりしてしまうので、ついつい何度も見返してしまう。
6曲目の『Happiest Girl』もMVが最高だ。メンバー4人全員のキュートな魅力が全開。彼女たちが恋人だったらという疑似体験が出来るような映像がまたファンには何とも嬉しい(笑)。曲はちょっと切ないバラード。7曲目の『Tally』もMVがなかなか魅力的に仕上がっている。
アルバムは8曲目の『Ready for Love』で締めくくられるが、この曲はまるでChris Brownの曲のような勢いのあるR&Bとなっている。
僕はBlackpinkメンバーの中で、特にリサとロゼが大好きなので、どうしても2人を中心に見てしまうが、アンジェリーナ・ジョリー似のジェニーも、水川あさみ似のジスもかなり可愛い。もちろん今回のセカンドフルアルバムをじっくり音楽として楽しむのもいいのだが、映像で見るとより一層彼女たちの美しさと魅力が味わえる。
ぜひニューアルバムを引き下げてまた来日を果たし、日本でのドームツアーを開催して欲しいが、何とかその時には観に行きたいものである。