Duran Duranは1978年にUKでデビュー以来、第2期ブリティッシュ・インベージョンとしてMTVに代表される80’sのミュージックシーンを一世風靡したバンドである。80年代前半の米国ャbプ音楽シーンは、マイケルジャクソン、マドンナ、プリンス、シンディーローパーなどの米国勢、そしてカルチャークラブ、Duran Duran、Wham!、U2, Thomson Twinsなどの英国勢がヒットチャートを賑わせていた、まさにャbプの黄金時代であったわけだが、その中でもDuran Duranの人気ぶりは凄いものがあった。ボーカルのSimon Le Bon, キーボードのNick Rhodes, ギターのAndy Taylor, ベースのJohn Taylor, ドラムのRoger Taylorの5名で構成されていたが、この中でも日本では特にJohn Taylorがそのイケメンなルックスで女性に一番人気であった。
1981年に発売されたファーストアルバムの「Duran Duran」は、彼ら初期のヒット曲「Planet Earth」、「Girl On Film」が含まれており、実にインパクトのあるレベルの高いアルバムだ。特に「Girls On Film」は傑作で、Music Videoと共にDuran Duranの強い印象を植え付けた。インストルメンタルの「Tel Aviv」も良い。
同じく1981年に発売されたセカンドアルバム「Rio」は、僕の最も好きなアルバムの1つだ。ライブでも定番となったシングル「New Religion」と「Save a Prayer」や大ヒットシングル「Hungry Like a Wolf」を収録し、シングルでアルバムタイトル曲でもある「Rio」が特に好きで、今でも時々聞いている曲だ。
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そして、1983年にアメリカでの人気を決定付けたのが、サードアルバムで売上的にもバンドのNo.1アルバムである「Seven and the Ragged Tiger」である。「The Reflex」、「Union of the Snake」、「New Moon on Monday」の大ヒットシングル3曲を収録している。
翌年84年には彼らのライブ音源をアルバムにした「Arena」も大ヒット。これは3枚のアルバムからのヒット曲などを集めたもので、このアルバムのみに収録した新曲「Wild Boys」は凝ったMusic Videoも話題になり大ヒット。ファースト、また、この頃ボンド映画「007 美しき獲物たち」のテーマとして制作した「A View to a Kill」が全米で大ヒット。まさにDuran Duranは人気の絶頂にあったのである。
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しかしその直後からバンドメンバーの別活動が目立ち始める。まずはAndyとJohnがロバート・パーマーと組んで「The Power Station」を結成。これは心臓に響くような重低音のドラムサウンドが最高な「Some Like it Hot」, T. Rexのリメイクでシンプルなギターサウンドが心地良い「Bang a Gong (Get it On)」の2曲が大ヒットした。一方Simon, Nick, Rogerの3名は「Arcadia」というバンド名でアルバム「So Red the Rose」を出した。このアルバムは実にDuran Duran的なサウンドで、個人的にはかなり気に入っている作品だ。最近このアルバムがむしょうに聴いてみたく懐かしくなり思わずまた購入してしまったが、シングルカットされたミステリアスな雰囲気が魅力の「Election Day」、その他「Goodbye is Forever」,「The Flame」等どの曲が素晴らしい出来栄えになっているし、Stingが参加した「The Promise」もなかなかの傑作である。
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(後編に続く)