場所は東京と関西(甲子園)の国内2か所あるが、東京はららぽーと豊洲の中にある。場所は広過ぎず狭過ぎず、ラーメン博物館のように、実際の街が凝縮されたスペースは実に良く出来ている。キッザニアには医者、消防士、警察官、キャビンアテンダント、パイロット、ファッションモデルなど80種類ものお仕事や習い事を体験出来るのだが、どれも本格的で、男の子も女の子も楽しめるお仕事が満載。
午前の部(9:00am-3:00pm)と、午後の部(3:00-9:00pm )の1日2回のコースがあり、事前予約制。人気なので、なかなか予約が取れない。つまり予約制なので当日キャパ以上に人が来て収拾がつかなくなる心配は無いのだが、どのお仕事をどの順番でやるかは予約出来ないので、早く行って効率良く回る必要がある。リピーターはこの辺りのこつを実に心得ているらしい。お仕事によっては人気で1時間以上並ぶことも多い。今回は結局6時間で4つのお仕事しか体験出来なかったが、うちの子供が体験したのは、ジュースパーラーでのジュース作り体験、コカコーラでのボトリング体験、ファッションモデル、そして医者(赤ちゃんのお世話体験)の4種類。
中でもこのキッザニアで注目したのは、そのお仕事には実際の会社がスャ塔Tーとしてついていること。架空の会社になっておらず、例えばキッザニア内のお店は三越(デパート)、モスバーガー、ピザーラ、クロネコヤマト(宅急便)、三菱モーターズ、オートバックス、ジョンソン&ジョンソン(病院)、石川播磨工業 (警察署)、JWave (ラジオ局)、フジテレビ (TV局)、DONQ(パン屋)、コカコーラ、ORBIS (ネイルサロン)、東京電力 (電気会社)、タカラ/りかちゃん(ファッションモデル)、ANA (パイロット/CA)など、各業種での大手企業が実際の社名にてキッザニア内でお仕事体験を提供。これは強力なブランディングである。子供ながらに、例えばピザと言えばピザーラだ、という印象を植え付けることに成功するわけである。よって、キッザニアとスャ塔Tー企業の間には見事なWin-Win関係にあるのである。
キッザニアには更に興味深い、面白い仕鰍ッが満載だ。キッザニア内には三井住友銀行があるのだが、子供たちはキッザニア内で銀行口座を開設。そしてお仕事によってキッゾという通貨のお金が貰える仕組みなのだが、このキッゾを口座に貯めたり、キッゾで実際の商品などをキッザニア内のお店やデパートで買うことが出来るのだ。基本的にはお仕事の内容によって5キッゾや8キッゾが貰えるので、仕事をするとお金が貰えるという喜びを子供が体験することが出来るのだが、例えば自動車免許書を取得するには、逆にキッゾを払う必要もあり、体験の種類によってはキッゾを使う局面もある。銀行もかなり本格的。ちゃんと本物そっくりのキッゾキャッシュカードも発行され、園内のATMでキッゾを引き出すことも出来るのだ。また体験したお仕事でカードを貰えるので、このカードを集めるという楽しみもある。
意外にもアメリカでは無く、メキシコから始まったキッザニアは、子供に夢のあるエンターテインメントを与える素晴らしい発想だが、参加スャ塔Tー企業に取って強力な「ブランディング・プラットフォーム」であることに驚かされる。またリピーターを呼ぶ仕鰍ッはディズニーランド同様に強力な「集客プラットフォーム」でもあり、事業としても実にうまい取り組みである。また、このテーマパークはその他アジアにも展開出来ると思う。実際に仕事をしてお金を貰うことを体験し、また自分が興味のあるお仕事を小さい頃から体験し学ぶことで、子供に夢を与えることが出来るし、社会勉強の場として大変に意義深い。また近いうちに子供と訪れてみたいと思う。
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