アルバムは全15曲で、下記ラインアップ。既にシングルとして発売されていた「鐘を鳴らして」(英語版の「Ring a Bell」もBonus Trackとして収録)と「Joy」はお馴染みの人もいると思うが、この２曲以外のどの曲も実に多彩で魅力的である。アルバム全体の統一感としては、アルバム「Even So」がやはりNo.1だと思うが、彼女の場合は多彩な曲風を織り交ぜても、結果的には全体的にBonnie Pink調としての統一感がはっきり出る。さすが一流アーティストとしてのオリジナリティーを持つ人は一味違うのだ。
01. Won't Let You Go
02. フューシャ フューシャ フューシャ
03. Princess Incognito [三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島 CMソング]
04. Joy
05. 妄想LOVER
06. 鐘を鳴らして [Xbox 360/PLAYSTATION(R)3 テイルズ オブ ヴェスペリア テーマソング]
07. One Last Time
08. Rock You Till the Dawn
09. Fed Up feat.Craig David
10. PLAY & PAUSE
11. 秘密
12. Try Me Out [アテニア化粧品 CMソング]
13. Happy Ending
14. Get on the Bus
15. (*Bonus Track) Ring A Bell [「テイルズ オブ ヴェスペリア」海外版テーマソング]
個人的には、シングル曲以外で、特に気に入った曲として、「Princess Incognito」、「妄想Lover」、「Rock You Till the Dawn」、「Fed Up」、「秘密」、「Try Me Out」の6曲。「Princess Incognito」は３曲の英語曲の一つ。キラキラした極上のャbプスで、最近の彼女が得意とする、シングルクオリティータイプのキャッチーな曲である。「妄想Lover」はミディアムテンモﾌ曲で、いかにもBonnie Pinkらしいサウンド。彼女の魅力的なボーカルが堪能出来るタイプの曲である。「Rock You Till the Dawn」はロック調ながら、こちらもBonnie Pinkらしい味付けとなっており、聴いているとかなりはまってしまう曲だ。「Fed Up」はかなりノリのいいキャッチーなラテン調の曲で、ちょっとタイプが違う雰囲気が味わえる。「秘密」はアルバム全曲の中でも、僕が一番好きな曲。"私だけにしか見せない弱い姿を「私だけの秘密」と歌っている歌詞も愛のある応援歌となっていて癒されるが、Bonnie Pinkらしい爽やかさでキャッチーなサウンドとの相性が実に気持ちいい。最近の彼女の勝ちパターンサウンドにはまった曲である。「Try Me Out」は「妄想Lover」同様、ミディアムテンモﾌ曲で、英語曲。軽い感じの爽やかャbプスで、初期のBonnie Pinkに近い曲風である。化粧品のCMに使われているが、まさにイメージぴったりな曲と言えるだろう。
このアルバムは、自分の中では上半期で恐らくNo.1アルバムとなりそうであり、Bonnie Pinkファンでは無い人にもぜひおすすめしたい一枚である。
