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まず第一回の今回は、あまり芦川いづみをご存知ない人の為に基本情報を。
芦川いづみが活躍したのは、日本映画黄金期の1950-60年代。まさに毎年何百本もの映画が映画館で公開され、映画を観に行くことが最大級の娯楽だった時代だ。当時の日活スターと言えば、なんと言っても石原裕次郎。石原裕次郎とも数多く共演し、吉永小百合と共に、日活の黄金時代を支えた女優が、まさに芦川いづみなのだ。日活時代に主演した映画は約40本だが、ピーク時で年間5本程度の作品に主演していたことになる。現在は数年に1本くらいの映画が公開される今の俳優に比べると、当時如何にハイペースで撮影、公開していたかがわかる。
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しかし、そんな芦川いづみは人気絶頂の1968年に藤竜也と電撃結婚し、何とも潔くキッパリと券\界を引退してしまい、その後二度とマスコミの前に現れることは無かった(山口百恵が後にそうしたように)。既に僕が産まれた1969年は、芦川いづみが引退した後だったので、リアルタイムで芦川いづみ人気を体感することは出来なかった。その意味では、僕にとっては”幻の大女優”でもあるし、ファンの皆さんにとって、”伝説”、”神話”と化してしまった感もある。
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それにしても、芦川いづみは美しい!その清楚な美しさは圧涛Iだし、今見てもため息が出るほど可愛い。スクリーンで見せた彼女の清楚な美しさはいつの時代にも色褪せないのだ。83歳になった今でも、きっと変わらず清楚で美しいおばあさまになっていることだろう。吉永小百合のファンのことを”サユリスト”と言うが、芦川いづみファンのことは、”イズミスト”と言うらしい。僕は吉永小百合も好きだが、やっぱり芦川いづみが不動の一番なのだ。
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こんなに美しい芦川いづみだが、写真集すら存在していないのが本当に悲しい。当時の写真やブロマイドを集めて写真集を勝手に作ってしまいたいくらいだが、65周年を記念して、どこかの出版社にぜひ写真集を出して欲しいものである。観ているだけで美しい芦川いづみの写真集は、一家に一冊揃えたい、癒しグッズになるのだ。
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彼女は、当時の作品の中で生き続ける、美しいままの自分のイメージをファンに焼き付けたい、留めておきたいから、その後全くメディアに出ないのだろう。確かに憧れは憧れのまま、当時の最も美しかった芦川いづみを大切に守ると言うのも大事かもしれない。しかし、一方で今、83歳になった芦川いづみにひと目会いたい!というのも複雑なファンの心理だろう。僕も彼女の作品を観るたびに、全く同じ気持ちをいつも抱いてしまう。
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芦川いづみは、そんな憧れや妄想を抱かせてくれる女優なのである。